仏壇の掃除をしよう!
年末になりました。大掃除の季節です。仏壇もきれいに掃除しましょう。
①お磨き(おみがき)
仏壇の前には、鏧(きん)や鉦(しょう)といった、金属製の鳴り物があります。
金属製の仏具は、使っているうちに、だんだん輝きがなくなってきますので、時々、「お磨き(おみがき)」をしましょう。
ホームセンターなどでも手に入る、液体の金属磨きを布に付けて、仏具の表面に塗り広げます。その後、新聞紙などを使って、磨き上げると、見違えるほどきれいに輝きを取り戻します。液体が残らないように、すみずみまで拭きあげてください。
②灰ふるい
線香を立てる「香炉(こうろ)」が、触れないほど熱くなっていたことがありました。線香の燃え残りが、灰の中にたまって、熱を持っていたのです。香炉の掃除をしないと、不測の事態が起こりかねません。
香炉の灰は、「灰ふるい」を使って掃除します。
香炉の灰をすくって、ふるいを揺らせて、灰を落とすと、線香のかけらが網の上に残ります。
ふるいを通った灰は、きめ細かくなり、驚くほど、線香が立てやすくなります。
「灰ふるい」は、100円ショップでも買えますので、探してみてください。
香炉がたくさんある場合は、大きな砂時計のような「灰ふるい」を使うと、短時間で灰をきれいにすることができます。
写真の左に移っている香炉の灰の量なら、一瞬できれいにできます。
③仏壇の中のほこりとり
仏壇の中のものを取り出すことは、ほとんどないと思いますが、たまには、全部出して、ほこりをぬぐってあげるとよいでしょう。
とはいっても、最上段の仏様や天井から下がっている飾りなどは、むやみに触らないようにしてください。
金箔は強くこするとはがれてしまうことがあるので、柔らかい布を使って、優しく拭いてあげましょう。
引き出しも忘れないようにしましょう。仏壇には、たくさん引き出しがついています。普段開けない引き出しを開けてみると、思いがけない発見があるかもしれません。
☆まとめ
仏壇には、その家の歴史があります。一つ一つ手に取ってみると、新しい発見があるかもしれません。懐かしい人に出会えたり、思い出がよみがえることもあるでしょう。
仏壇は、亡くなった人にとっては、家のようなものです。自宅の大掃除をするのに合わせて、お仏壇もきれいにして、新しい年を迎えましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?