なむなむポッケ18
聞けば何でも教えてくれる
なむなむポッケが始まるよ
江戸時代に作られた
「算法少女」という
和算書があります。
算法とは、数学のことで
鎖国をしていた江戸時代には
西洋の影響を受けない
独自の数学が
発展しました。
この、算法少女を題材に
物語が作られ、
アニメ化されました。
算法少女は、
当時にしては珍しい
女性の名で著された
書物です。
江戸時代の算法には
いくつかの流派があったようですが、
ほかのことと違い、
どんな手法で解を求めても、
同じ結果に
帰結するので
難しい問題を
誰が一番早く解くかが
大事だったようで、
難問を解くと、
大きな絵馬のような
「算額」を
神社やお寺に奉納したそうです。
アニメでは、
主人公の少女が
奉納された算額の
間違いを指摘するところから
始まりますが、
正しい答えが一つである
算法では、
侍といえども、
切り捨て御免とはいかず、
算額を取り外すことに
なってしまいます。
正解と間違いが
はっきりしている
算法のような例は
現実の社会では
稀なことで、
たいていは、
答えが曖昧なまま、
外部の力が働いて、
思いがけない結論に
落ち着くことも
多いのです。
なむなむポッケでした。
ここから先は
233字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?