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なむなむポッケ38~数珠はいりますか?

聞けば何でも教えてくれる
なむなむポッケが始まるよ


焼香しょうこうをするときに
数珠じゅずを忘れて
借りている人を
見かけます。

焼香のとき
数珠はいりますか?

数珠というのは、
丸い球に穴をあけて、
糸を通して輪にしたものです。

輪のサイズは、
手首にかけるのに
ちょうどよい大きさに
なっています。

昔は、玉の数が
108個でしたので、

手首にかけるには
ちょっと長すぎます。

法然上人の肖像画でも
数珠を垂らして
両手で持っているように
描かれています。

数珠を繰る法然上人

108という数は、
煩悩ぼんのうの数です。

数珠をりながら
念仏をとなえ、
煩悩を一つずつ
消していくのです。

法然上人の弟子の阿波介あわのすけは、
もっとたくさん念仏したいと、

数珠を両手に持って
念仏の数を数えました。

やがて、二本の数珠を
片手でも扱える二連数珠が、

浄土宗では、
使われるように
なりました。

数珠は、焼香の時の道具ではなく、
称えた念仏の数を数えるものです。

焼香の時に数珠を忘れても、
堂々と手を合わせれば
よいのです。

なむなむポッケでした。

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