「羊の木」

2017年公開。予告編に惹かれたのを記憶している。確かファンタスティックビーストを見に行った時だったっけなあ。松田龍平が好きなもので。あぁ、松田龍平が出てる!って。それだけで観るのを決めて公開期間逃して って

えw?????

まあ、漫談(笑)はこれくらいにしておいて。

6人の元受刑者が更生のために地方に移住し、そこで繰り広げるストーリを受刑者ごとに見ていくようなストーリー。

6人の受刑者がそれぞれ引き立たなきゃいけないからか、個性強いの揃っていた印象。北村一輝さんとか主役より印象残っちまうよ~。個人的にMVPだなって思うのは田中泯さん。田中さんは元ヤクザ役なんだけど、ガチヤクザ。世界的な舞踊家のはずなのに、あなた893でしたっけ??って。

恥ずかしながら、山上たつひこさんが書いている原作は読んだことはない。許してほしいな。

案外刑務所帰りの人って自分たちの生活に溶け込んでいるんじゃないのかなって。たぶんその人に踏み込まなきゃわからない。世の日常に擬態して、再犯を目論む人間も、罪をなかったかのように過ごしたりしている。この映画を見る限り、(おおげさに書かれているし、フィクションではあるけれど)前科者とそうでない者ははっきり違うし、それは「前科者」っていうレッテルだけではなくて、内面的で皮を破らなきゃ見えない違いが潜んでいる。

でも、前述したように誰が前科者かなんてわからないんだよねぇ。

そういう事実を第三者支店で見れるのがこの映画だと思う。劇的な展開っていうよりは、ああやっぱりなって感じの展開だったけど面白かったと思う。ぜひ、見てみてはいかがでしょうか。

P.S 市川実日子さんがいい味出してます。

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