なんだ、可愛いじゃないか
夫への不満をタラタラ綴ったその日に、真反対のことを書こうとしています。
感情的にもなるし、自分の意見はハッキリ言うけれど、根に持たないタイプ。
私の自己分析です。
結局昨日謝ることのなかった娘を許す気になれていないことを察知していたのでしょう。
娘は、朝は挨拶もせずに出かけ、帰って来たときには友達と遊びに行くことだけササっと伝え逃げるように玄関を飛び出して行きました。
戻って来ると、玄関からただいまの挨拶だけして、パタンと自分の部屋の扉を閉める娘。
まだ在宅勤務中の時間でしたが、この重い空気をふたりっきりの夕食に持ち込みたくなかったので、こちらから和解しに行くことにしました。
もうたぶん、私たちの間には私たちにしかわからない信頼関係ができているのではないかと思っています。
私から先に声をかけてもらった娘は、仲直りのきっかけができたとモジモジ喜んでいました。
さっきは顔も見せにこなかったのに、今度は仕事部屋に自ら出向いて、作りかけの炭治郎の羽織を見せてくれるのでした。
ーねぇ、作り方のコツとかあるぅ?
なんだ、可愛いじゃないか。
ああ、よかった。
またこの気持ちに戻れた。
まだ私はこの子のことを大切にできる。
継子と継母の関係は本当に脆く危うい。
けれどもこうして、傷つけたり傷つけられたりしながらも地道に築き上げていくしか方法はないと思っています。
最初から素直になれるのが一番だけれど、得体の知れない関係性をお互いにとって心地よくしていくには、体当たりして確かめていくことも必要なのではないかと思います。
怖くて意地悪で大っ嫌い!
でも、怒っても必ずまた笑ってくれるんだ。
今はそう感じてもらえれば合格とします。