副反応に見た思いやりの心
ワクチン2回目を接種してきました。
ワクチン接種に関しては不安があり、申込時点ではかなり迷っていたのですが、接種日が近づくにつれて、なんとなく自分は大丈夫だろうと考えが変わっていきました。
現に、1回目の接種はなんなくクリア。
アルコールは控えめに。と言われて、控えて飲んだのがよかったのか、腕はそれなりに痛んだものの、あげられないほどではありませんでした。
朝、出かける前に、娘に話をしておきました。
今日、ワクチン2回目を接種するから、熱が出るかもしれないよ。
午前中の接種が終わり、少し仕事をしてから家に戻ると、午前授業で帰って来ていた娘は、いつものようにテレビにかじりついていました。
ただいま。
ーおかえり。
最近の娘は、テレビの途中に話しかけても上の空なので、それ以上話しかける気にもなれず、隣の部屋で仕事の続きをしていました。
どうしてもその日中にやっておきたい仕事があったので、まだ熱もあがる気配がなかった私は、もう一度出かけることにしました。
出かけてくるね。
ーいってらっしゃい。
以前なら、玄関まで走って見送りに来て、どこに行くの?何時に帰ってくるの?と仕事に出かける私を困らせたのに、人生が凝縮されたかのように、一緒に住み始めて半年足らずで中学生の反抗期のような態度を取るようになってしまっていました。
中学生なら、放っておいてもいいかな。と思うのですが、相手は小学四年生。
余計なお世話かもしれないなーと思いつつ、やっぱり伝えることにしました。
今日はちょっと悲しかったな。
ワクチン接種してくるねって朝話して出かけたのに、どうだった?具合は大丈夫?とも言ってもらえないのかな。って。
翌日、ワクチンを甘く見ていた私は、39度を超える熱を出し、一日寝室で寝ていました。
娘が寝室を開けて話しかけて来たのはたった一回。
ー○○ちゃんと遊びに行ってくる。
そんなものなのかな。
家族の幻想を抱いているのは私なのかな。
犬でも、具合が悪そうにしていたら、大丈夫?って様子を見に来ていたけれど。
思いやりの心って、本能ではないのでしょうか?
親が子育ての中で教えていくものなのでしょうか?
身についていない思いやりの心は、後からでも育めるのでしょうか?
それとも、思いやりをかけたくないほどに、私は嫌われてしまっているのでしょうか?
夫は今日も夜勤。
熱は下がったものの、心にジクジクと痛みが残ります。