\鍋をハグして喜ぶ/
家電を増やしたくない気持ちは変わらないのですが、背に腹はかえられぬ。
お湯が使えるようになれば、食事のレパートリーも増えると考え、娘のための調理器具を購入することに決めました。
電気ポットを探していたのですが、なんとなくしっくり来なくて、なかなか購入には踏み切れなかったのですが、別の用事で出かけたホームセンターで、クッキングケトルなるものを見つけました!
その形状は、以前、ヤカンを探していたときに、一度検討したことがあったので、それの電気バージョンはすんなり気持ちにフィットしました。
これなら簡単な調理まで教えられる!
お値段もお手頃。
デザインもシンプル。
空焚き防止機能がないことだけが残念でしたが、『使用後にコンセントを抜く』を口酸っぱく言うことで、なんとかがんばってもらおうと思います。
到着予定日、早速料理を一緒に作ろうと、材料も揃えて楽しみにしていたのに、娘は朝からお父さんと口喧嘩をして自分の部屋に篭りっぱなし。
寝る間際に、「お料理が作れるようになるために買ったんだよ」と渡すと、嬉しそうに両手に抱えてその日最初で最後の笑顔を見せてくれました。
次の日は、夫在宅、私出勤。
とりあえず、お湯を沸かす練習はしておいてもらおうと、お昼ごはんはふたりでカップ麺を作ってみてね。と家を出ました。
カップ麺クリア、その後湯煎してチョコバナナまで楽しんだそうで、仲直りのツールとしても一役買ったようでした。
さて、昨日は私が在宅勤務の傍ら、娘の好きなうどんを作ることにトライ。
ハードルを下げるために用意したものは次の通り。
ゆでうどん
ヒガシマルうどんスープ(顆粒)
生卵
舞茸
つるむらさき(らでぃっしゅぼーやで配送されたものがあったので)
刻み海苔
包丁はまだ使えないので、野菜はキッチンバサミで切れるものだけ。
娘の分を用意するだけで時間がかかりそうだったので(うどんがひと玉しかなかったこともありますが)、私は隣でカップ麺を啜ります。
料理を楽しいと感じてくれているのは何より助かりますね。気持ちが継続するように継母も知恵を絞らねば。
今日はまた、昨日の復習になるように、蕎麦の材料を用意して出かけて来ました。
果たして無事にお父さんに、自作のお蕎麦を食べてもらうことができるでしょうか。
なんでも名前をつけたがる娘。
そのうち自分専用鍋にも名前をつけるかな。
これから私が勝手に(楽しみながら)揃えて行く娘専用の調理器具は、ひとり暮らしを始める娘に持たせよう。
あと何年一緒に暮らすのか。
それまで大切に使ってくれるでしょうか。
鍋をハグした気持ちを、いつまでも大切にしてほしいと願うのです。