見出し画像

愛着障害『一回、色々なことを0にしたり、リセットしていく実験』

朝の通勤電車の中で読んだ、しいたけ.さんのしいたけ占い。

我が家は三人ともおとめ座です。


良くなってきたところもたくさんあるのに、ほんのちょっとしたことがキッカケで、一気に険悪なムードになってしまうツムギは、週末に泊まっていた私の姉をも怒らせ、大人たちを疲れさせてしまっていました。

どうして伝わらないのだろう?

素直に「はい」と言えばいいのに。
くだらない嘘で反論しなくたっていいのに。
言葉尻を捉えて、逆撫でしなくたっていいのに。
部屋に篭らず、自分から「おはよう」と言ったらいいのに。

『発達障害』の診断を受けてから、できる限りのことは注意せずに我慢しようと思っていたけれど、ツムギ本人は辛くないのだろうか?
改善したいと思わないのだろうか?

脳の特性が違う相手を理解しようとすることは、こんなにも難しいことなのかと途方に暮れて、もどかしさが怒りに変わって、ツムギ本人にぶつけてしまうこともありました。

こどもが成長していくには、地道に伝え続けるしかないと頭で理解していながら、なんだか、何か根本的なところが噛み合っていなくて、同じことばかり繰り返しているのだと、苛立ちが募るのでした。


『リセットしたあとに作っていく新しい道のり』

しいたけ.さんの言葉が、妙に心に刺さりました。

もう一度やり直すなら今だ!今しかない!


気付いたら私は、『愛着障害』について、もう一度その特徴を調べ直していました。
直感的に、『発達障害』ではなく『愛着障害』を。


以前から、ツムギにはどちらの疑いもあると思っていましたので、両方の側面から理解しようと努めていましたが、『発達障害』の診断を受けてからは、そちらに偏った見方をしていたのだと思います。

改めて、『愛着障害』の特徴を読んでみると、今のツムギに当てはまることが、今まで以上に際立っているように感じました。


⚫︎多動について
 『発達障害』→いつでもどこでもどんなときでも
 『愛着障害』→ムラがある、好き嫌いに左右される

これが一番大きな特徴だと思いました。

明らかに多動性はあるけれど、私たちが説教をしているときには何かを激しく触りながらではないと話を聞くこともできないツムギですが、かといって、よくよく考えると、いつもいつもそうであるわけではなく、特に公共の場で気になるほどの多動性が見られることはありません。


⚫︎罪悪感がわからず、謝れない
 謝ることで、自分の嫌な気持ちが軽減することを知らない

⚫︎片付けられない、ルールを守れない
 それをした後の気持ちよさがわからず、意欲がわかない

⚫︎自己防衛反応
 不適切な行動をした際、「知らない」「自分じゃない」、嘘をついて正当化しようとする

⚫︎物への執着
 必要がない物を触りたがる
 ベッドの周りに物を置いて寝たがる

⚫︎姿勢の保持が難しい
 だらしなく感じる着こなし

ツムギに見られる特徴を要約してまとめましたが、いろいろ読んだ中では、President onlineの記事がわかりやすかったので、リンクを貼っておきます。


『発達障害』と違って、『愛着障害』は後天的なものであるため、改善の余地があることが特徴だと思います。

併発することもあるそうですから、完全に『愛着障害』だけの問題であるとは思えませんが、ここをクリアするだけでも、本人の生きづらさは軽減されるのではないかと思うのです。


そして、ひとつ重要なこと。

一番最初にツムギの写真を見たときに、私はこの子自分に似ていると思ったのです。

そして、実際に一緒に生活してみると、叱られる内容が私のこどもの頃にソックリで驚くほど。

私も30歳ぐらいまでは生きづらい人生だと思っていました。
きっと、『愛着障害』の傾向があったのだと思います。


私は、長い時間をかけて、それを克服してきました。
だから、ツムギにわかってほしくて、放っておけないのだと思います。


ツムギは、『愛着障害』を克服するために、私の元にやってきたのだ。

『一回、色々なことを0にしたり、リセットしていく実験』

夫にも姉にも、今の私の考えを共有して、協力を仰ぐことにしました。

時間はかかるかも知れないけれど、やっぱり私は逃げてはいけないのだと思います。

踏ん張らなくては。


しいたけ.さんの下半期の占いを読んで、そんな決意を新たにしたことを、忘れないように記録しておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?