ステップマザー:第二章
決定的に場面が切り替わったと言うわけではないのですが、ページをめくってみると、そこには【第二章】と書かれていました。
現在進行形の物語には【第二章】の後にタイトルはついていません。
強いてつけるとしたら。
【第二章】自分を生きる
とでもしておきましょうか。
そう思ったのにはふたつ理由があります。
・子育ての悩みが継母特有のものと感じなくなった
・娘の反抗的な態度をこんなものかと思うようになった
もう少し詳しく見ていきましょう。
・子育ての悩みが継母特有のものと感じなくなった
日々のこと、noteを書こうとして気づきました。
今日までにいくつかのエピソードを書いたり消したりしていたのですが、どの文章にも『#ステップファミリー 』は関係ないな…とぼんやり思ったのです。
別にテーマをそこに絞って書こうと決めていた訳ではないし、まだまだこれからも特有のエピソードが出てくるであろうことは想像できます。
でも、なんというか、今までと捉え方が違うかもしれないと思ったのです。
これは直感です。
先日娘に、こんなことを言われるのは嫌かもしれないけれど、と前置きをした上で言いました。
あなたは今まで、親から教わることで教わっていないことがある。
お父さんは必死に仕事をしていてゆっくりいろいろ教えてあげるには時間が足りなかったし、おじいちゃんとおばあちゃんはあなたのお世話をするだけでせいいっぱいだった。
だから、あなたが今、知らないことがあるのは、あなたが悪いわけじゃないの。お父さんが悪いわけでも、おじいちゃんとおばあちゃんが悪いわけでもない。
ただ、事実として、知らないことがあるから、教えてあげている。それだけなのよ。
これは自身の状況とも同じだと思いました。
私が継母かどうかとか、だから悪いとか、こうしなくてはいけないとか、そんなことは何もなくて、ただ、事実として、私がいる。そして娘がいる。それだけ。
継母になる人へ〜などと言う記事には必ずと言っていいほど書かれているので、頭ではわかっていましたが、心に落ち着いたと言いましょうか。
人間はやっぱり、自分がちゃんと理解しないと、変われないのでしょうね。
・娘の反抗的な態度をこんなものかと思うようになった
いつも私を励ましてくれる一番のママ友からは、最初から Take it easyよ!と言われていました。
ああ、そうなりたい。早くその域に達したいと思っていました。
それでも、イライラムカムカ。
酷いときには娘の一挙手一投足が気になって、怒りが込み上げてきていました。
接し方を変えて→ちょっと良くなったかもと喜び→束の間だったと裏切られ→怒り→悲しくなり→反省し→接し方を変えて…。
何度も繰り返されてきたループの、その日も『束の間だったと裏切られ』の瞬間が訪れていたのに、はーい、ですよねー、だと思っていましたよー。と何も感じず。
目の前のありのままの娘を、そのまま事実だけを受け入れられたような気がしたのです。
ここ一ヶ月近く、本性を出してきたな。と思っていた娘でしたが、もしかしたら娘のすべてを私の前に出し切ったのかもしれません。
わからないから考える。本当はこうじゃないかしら?と勝手に思うから落胆する。
けれども、相手のことがわかれば、そこから先を紡いでいくしかないのですから、イライラムカムカするだけ無駄だと心が判断したのではないかと思います。
久しぶりにこちらから、娘をゲームに誘いました。
娘からゲームに誘われるときは『ツムツム』ですが、私から誘うときは『ダイヤモンドゲーム』
最初のころは効率悪くひとつずつコマを進めて惨敗していた娘が、少し脅威を感じさせるようになりました。
まだまだ負けないけれど、確実に成長しているのですね。
振り返ってこのnoteを読んだときに、階段を昇る娘の足音が聞こえるのかもしれません。