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腑に落ちた話
原田綾子さんの記事がすごくわかりやすかったので、ご紹介させていただきます。
この記事はアドラー心理学をベースに書かれていますが、子どもの困った行動には4段階あると言うことで、ひとつひとつが丁寧に説明されていました。
はっとしたのは第4段階の子どもの状態を解説した文章でした。
「ぼくなんて、何をやったってダメなんだ」
「放っておいてほしい・・・」
「自分にはなんの能力もない・・・」
「もう何もやる気がしない・・・」
そういう態度を取ることにより、
自分の無気力、無能力さをアピールすることで
居場所を確保しようとします。
「放っておいてほしい・・・」
まさに昨日、そう娘に言い放たれた会話を記事にしたばかりの私は、ああ、そう言うことだったのか。と、深く理解したのでした。
娘の行動が、注目してほしい、構ってほしいと言う気持ちの表れであることは比較的早い段階から気づいていたものの、そこを突破する方法が解らずに苦しんでいました。
私がそうして苦しみながら、イライラし→腹が立ち→傷ついて行くのと並走するように、娘は、注目・関心を引くことを試み→権力争いをし→復讐を企て→無気力になっていったのだと思いました。
腑に落ちた私は、自分なりに咀嚼しながら夫に説明をしました。
話を聞いていた夫も、セオリー通りだね。と。
そこで私は、四つの方針を打ち立て、夫に同じ方向性を持って娘に接して欲しいと提案しました。
1)気を引くための困った行動は完全無視
2)気持ちの持ちようについては幼児に話すように細かく丁寧に教える
3)娘が自分のことを話すヒントになるように親が自分のことをわかりやすい言葉で娘に話す
4)やって欲しいことがあるときには「やって」ではなく「一緒にやろう」ときっかけを促す
私が今、必死にモヤモヤを40代に置いていこうと最後の追い込みに入っているように、来月10歳のお誕生日を迎える娘にも清々しい気持ちでおとなへの階段を昇って欲しい。
なんだかんだ言っても、彼女は私の娘なのです。
私は娘のことが愛おしいのです。