松島良雄『林業経済学』(1961年、地球出版)について
私は、「林業経済学とは何か」について、強い関心を持ってきた。
なぜなら、「林業、林産業、山村さらには人間と森林との幅広いかかわりに関する社会科学および人文科学の理論的・実証的研究」を扱うことを自称する林業経済学会、およびそれと大同小異の林業経済研究所が主張する「林業経済学」なるものは現代の学術として当然具えているべきものを欠いているためである(いつか稿を改めて書く)。
林業経済学会の旧HPには、「森林, 林業, 山村, 木材, 緑, 環境, 教育, ボランティア, リクリエー