健康とは自然と調和すること
健康は常に第一に意識しなければならない。
あなたが今こうしてこの記事を読めているのも健康のおかげだ。
お金も大事だが、「健康」が誰がなんと言おうと一番大事。
かくいう私も初めから健康的な生活を送っていたわけではない。
いわゆるジャンクフードや甘いケーキ、カップラーメンなど過去に沢山食べてきた。
睡眠を削って夜な夜な遊んだり、睡眠不足のまま通学、通勤をしていた。
勿論そんな生活をすることもたまには悪くない。
人生は一度きりなので、健康の枠からはみ出して時には羽目を外しても良いかと思う。
ただ、私が思うのはその生活を習慣にしてはいけないということだ。
ここが一番大事なポイントになる。
結論から言えば、健康とは自然と調和することで得られる。
「自然の摂理に従って生きる」ことで本来の健康体となる。
日が昇って目を覚まし、日光を浴び、日が暮れて就寝する。
素直に自然のサイクルに身を任せる。
健康でいるためにはこの生活が当たり前でなければならない。
しかし現代社会は24時間営業、操業が当たり前になっており、
昼活動して夜寝るという生活以外にも、夜に働く夜勤者などが当たり前に存在し、これらの交代勤務では
自然の摂理に反する生活となり、当然のことながら健康で
いられるはずがない。私が望むのは、誰もが自然の摂理に
従った生活のできる社会のしくみが出来ないかということだ。
ちょっと大袈裟かも知れないが、私は真の健康をたくさんの人が手に入れることが出来れば、犯罪率も減らせるのではないかと思っている。それは健康になることで精神が安定し、ポジティブ思考になれるからだ。
健康というのは、総合力と習慣で決まる。
皆さんが良く知っている「睡眠、食事、運動」は勿論大事だが単純に考えてはいけない。
もっと深く掘り下げて具体的な行動に落とし込み、それを習慣化出来て、やっと健康な体を実感できる。
健康においても勉強と同じで、基本知識を得るのみならず、応用力(アウトプット)を効かせて初めて自分のものに出来る。
健康における総合力
総合力の要素はいくつもあるが、誰もがわかりやすい要素で説明すると以下となる。
1.睡眠
2.食事
3.運動
4.習慣
5.ストレス
6.メンタル
これらのバランスが取れてやっと健康な体を維持できる。全ての要素を最適にすることは難しいが、可能な限り意識して具体的な行動に移していく必要がある。
「健康食品はこれだ!」「これを毎日飲めば健康になれる」
などの謳い文句があるが、これらは全て「これさえやっておけば健康になれる」という間違った認識を持つ人が騙される宣伝だ。
健康に「これさえやっておけば健康になれる」なんてものは存在しない。
例えば極端な話、「睡眠はたっぷり取っているが食事は全てファストフード」や「毎日有酸素運動を30分以上行い、食事も無添加のものにこだわっているが連日睡眠不足」という生活であれば、健康に気を付けているつもりでも健康体にはなれないことはわかるだろう。
つまり全てにおいてバランスが取れていることが重要で、忙しい毎日でそれを完璧にこなすことは至難の業だが、健康で日々を過ごしたいのであれば少しでも毎日の生活を工夫し、継続することが必要になる。
睡眠の重要性
この中でも特に重要視するべき項目は「睡眠」だ。この睡眠がしっかり取れていないとストレスやメンタルにも影響が出る。これが健康の土台となる。
睡眠不足だと以下のような悪循環を引き起こす。
この負のループに陥ってしまうと厄介。一度この習慣を作ってしまうと体は体内時計により夜型の体となり、元に戻すことが困難になる。
さらに、睡眠不足であるとイライラしやすくなったり、それによりストレスが溜まることでメンタルにも影響が出る。ネガティブな感情になりやすくなったり、健康的な食事さえも摂る気力がなくなり、ファストフードやレトルト食品などの簡単に調理できるものに手を伸ばしだす。簡単に調理できるものには罠があり、大量の添加物が含まれている。これにより体が不調をきたし、さらにイライラしたり・・・
このように、とにかく睡眠不足は他の要素にも悪影響を及ぼし、生活が堕落していくだけでなく、感情や性格までもマイナス方向に変えうる要因となるため、極力避ける努力をする必要がある。
睡眠は健康な生活を営む上で最も重要な要素と言っても過言ではない。
睡眠の質を下げる行動を控える
睡眠の質を下げる行動とはどんな行動か。
それは
寝る前にカフェインを摂取する
寝る前にブルーライトを長時間浴びる
部屋のライトが明るすぎる
寝る前に激しい運動をする
などが挙げられる。
では、睡眠の質を上げる行動とはこれらの逆の行動を取れば良いわけだ。
寝る前にカフェインは取らない→カフェインレス又は水などの飲み物に限定する
寝る前にブルーライトを長時間浴びる→寝る最低1時間前からはスマホやテレビを見ない
部屋のライトが明るすぎる→部屋のライトを間接照明に切り替える(寝る1~2時間前から)私はスマート家電で自動で間接照明に切り替えるシステムにしています
寝る前に激しい運動をする→激しい運動は正午前~夕方に限定する、寝る前はストレッチが有効でスローペースで筋肉をほぐすと寝つきが良くなります
食事の重要性
食事は足し算ではなく引き算を意識する
健康を意識する上で食事に関しては出来ることが大変多く、一概にこれを
食べれば良いといったものもないため選択肢に苦労する。よく間違った認識の人が口にすることの一つに「風邪を引いたらたくさんご飯を食べて、しっかり栄養取らないと治らないよ」なんて言葉をよく耳にする。
これは正しいようで正しくない。
特に病気を患っているときには食事を摂ることによる消化エネルギーが
病気を治すエネルギーを阻害する。要は食べることより、食べないことを意識することが重要となる。体を温めて免疫細胞を活性化させ、あまり食べずにしっかりと睡眠を取る。ただし水分補給は必須だ。
こうすることにより自然治癒力が高まり、早く治りやすい。
抗生物質や解熱剤なんてのは風邪を引いたくらいで飲む必要はない。
むしろ自己免疫を阻害する本末転倒なものだ。
普段口にする食材についても、栄養が偏っているからと食材を次々に追加したり、サプリメントで補ったりを当たり前とする食事ではなく、「何を食べないか」を意識する。
例えば、甘いケーキやポテトチップス、ジャンクフードは食べない。
食べるとしても特別な日だけ、とかにすれば少しでも健康に近づけるだろう。
じゃあ何を食べればいいの?と疑問に思うかもしれないが、数々の書籍と実践で実感した健康に良い食べ物は一言で言うと、やはり江戸時代に食べていたような食事(和食)だ。
「玄米、焼き魚(煮魚)、漬物(発酵食品)、味噌汁」これらは体にとって最高の薬である。しかし現実は毎日このような食事ばかりで過ごすのは難しいので、週に何回はこの食事を取り入れるなど、日頃から意識して工夫する必要がある。
添加物の確認を怠らない
日本は食品添加物大国だ。コンビニやスーパーで食品を手に取って原材料名を見てみてほしい。ほとんどのものが添加物がたっぷり入っていることに気が付くはずだ。無添加のものを見つけるのが困難なほど、添加物だらけな食品がズラリと並んでいる。添加物はほぼ人工物で自然界に存在しないものが大多数であり、体に取り入れるとすぐに病気になることはないものの、その長期的な毒により体内の生態系を破壊していく。
「すぐには病気にならない」。これが一番恐れるべきことであり、誰もが油断してしまう原因だ。
「ちょっとくらいいいか」「お!安いからこっちにしよう」
安いものに飛びつく行為にも落とし穴があり、安いものほど添加物が入っている。理由は簡単だ。大量生産出来るものは単価を安く出来る。工場で作られた添加物たっぷりの食品はいつ見ても安い。そして安いものを買い漁っていると、いつの間にか添加物を取り入れることが習慣となってしまう。結果的に病気になって大きな後悔が残る。これは絶対に避けたい。
これが私が食事に気を使う大きな理由だ。
冷静に考えてほしいのが、資本主義社会では利益追求による企業経営で社会が成り立っている。つまり、人々の健康より企業の利益を優先するのだ。企業は人々の健康なんて知ったこっちゃない。だから表面上では健康的に見えそうな食品であっても添加物をたくさん入れていたり、とにかく見た目が美味しそうなものを開発してパッケージで勝負して売ってみたり。数々の商品には「売れればこれ幸い」といった裏の顔があり、そのトラップに無知の消費者がまんまと引っ掛かる。これが悲しい不都合な現実である。
小麦を常食しない
ラーメン。うどん。パスタ。パン。
どれも美味しく、毎日でも食べたい食品だ。人によれば食べない日はない人も多いのではないだろうか。
残念ながらこれらの食品も場合によって健康を害することが判明した。ただし、これは小麦を常食している人を前提とした話だ。
あまり普段意識しないかもしれないが、これらの食品は小麦が主成分であり、小麦は水と反応してグルテンという成分を作る。このグルテンが腸内環境を悪化させることにより様々な症状を引き起こす。
腸内には大量の微生物が生息しており、これらの生態系が整って免疫力を維持できる。しかしグルテンを常食していると腸壁に悪影響を及ぼし次第に腸内環境が悪化することで免疫力低下やアレルギー反応が出てくる。
花粉症が典型的な例だが、これは小麦を常食した人が発症しやすい病気だ。腸は体の中でも非常に重要な臓器の一つであり、ここが悪くなると全てが台無しになると言っても過言ではない。