子連れキャンプで安全に焚き火を楽しむために考えたこと①
北国の内科医、keitoです。
小1、年長、1歳の子供たち、自営業夫と暮らしています。
『今こそキャンプしよう!』と思い立ち、キャンプデビューを目指すアレコレをほぼリアルタイムでつづっていきます。
(現在、準備を進めていた過去と時系列は前後します。今回は、準備を進めていた頃のお話です。)
前回までのお話し
子育てをきっかけに、忘れていたキャンプへの憧れが再燃した私。
BBQとキャンプをごっちゃにしていた事に気づき、キャンプのテーマを
「焚き火、コーヒー、外遊び」
に決めました!
お気に入りの焚き火台に出会いたい!
焚き火台。
実用重視のキャンプギアの中で、最もロマンを掻き立てるギアのひとつですよね…!
子供達と囲んでキャッキャしたり、おき火を眺めてまったりしたり…夢が膨らみます。
1番私のイメージに合うのは、優雅なディスク型の焚き火台でした。
その名の通り皿型の焚き火台に足がついたもので、何より設営と撤収が最も簡単なのが持ち味です。
底に穴も空いてないので、厚手アルミホイルでコーティングすれば調理に使った後も後片付けがカンタン。
直径はありますが、厚さが10センチ程度なので車で運ぶには便利。
ただしデメリットはあって、ロストル(炉の中に敷くスペーサーを兼ねた台のようなもの。網状のものが多い)がなく、空気穴が空いていないので燃焼効率が悪い(火がつきづらい、煙が出やすい)ようです。
薪に火をつけるのって意外と大変ですよね。
手間取っている間に子供が危険な事をしたり、うっかり焚き火の周りで転倒したりしたら??
設営だけではなく、火の扱いが簡単な焚き火台をいろいろ検討しなくてはいけませんね。
慎重派の夫を納得させる準備が大事
加えて、うちの夫はかなりの慎重派。
私が色々考えてお膳立てしても、ちょっとの不具合をきっかけに反対され、計画自体が途中でなくなる事もしばしばあります。
夫の指摘は大概もっともですし、リスクを過小評価しない人材は煙たくても貴重なので、反対されるのはありがたいのですが…。(時々悔しいのです)
1歳児を含む3人のわちゃわちゃ子供がいる我が家では、ほとんどのレジャーは夫なくして成り立ちません。
扱うのが火だけに、ここは色々考えて準備をしないと、焚き火レジャー自体が無期限凍結されてしまう恐れがあります!
よし、気合いを入れて我が家の名品を見つけるぞ!
という訳で、いろいろ見回ってみました。
(ちなみに最も行きたかったキャンプ専門店は、好奇心バリバリの子供を連れて行くにらハードルが高すぎ、スポーツショップのアウトドアコーナーやセコハンショップでの検討です。)
let's焚き火台パトロール!
Snow Peak 焚火台L
まず最初に気になったのは、『一生物の焚き火台と名高い』というSnow Peakの焚き火台でした。
こちらはスポーツショップのアウトドアコーナーにも大抵置いてあります。
使用感などを見るためにセコハンでこそ見たかったのですが、一生物というだけに手放す人も少ないのか、意外と出物がありませんでした。
やっと見つけたのは焚き火台Lサイズのフルセットでした。
折りたたみ式の焚き火大本体、ロストル(炭床)、ベースプレート(灰受け)の基本セットに加え、純正のグリルブリッジに焼き網、ベースプレートスタンドまでついて、税込み27,000円ほど。
定価で揃えたら6万円台のこの一式、予算オーバーとは言え、あっさり見送るには惜しい…!!
(ちなみに使用感はあまり重視していまませんでした。何度か使えばどうせ焦げるし歪むと思いまして)
それでも未練があって何度か見に行ったのですが、結局見送りました。
理由の一つは、焚き火台自体が45x45cmと想定していたより大型だったこと。
一式持てば余裕で10キロを超えてしまうので、一生モノにする自信が持てませんでした。
(Mサイズがあればもっと悩んでいたと思います)
そして、燃焼効率が大変良いのが美点なだけに、大きな炎をコントロールする自信がなかった事。
(ディスク型ならすぐ火を消したい時は水をぶっかければ済みますが。)
決定的なのは、デザインにあまり惹かれない事でした。無骨なデザインがたまらない人に絶大な人気がある商品で、単なる好みの問題ですが。
参考までに
↓こちらのページは工房系からスポーツショップのアウトドアコーナーで売っているものまで、いろいろなラインナップが見れて楽しいです!
DOD 秘密のグリルさん
次に手に取ったのが、小粋なデザインが魅力の国産ブランド、DODの「秘密のグリルさん」。
47cmx47cmと大きめに感じますが、耐熱メッシュとフレームだけのシンプルな構造で、とても小さく収納できます。
実店舗での取り扱いがなかったので、セコハンでお試ししてみました。
ステンレス製フレーム+耐熱メッシュなので軽量で、設営も撤収もとても簡単。
焼き台の下から長めの薪でも突っ込めそうなのはよかったのですが…残念がら安定性がない。
焼き台の上にちょっと物を斜めに置いてしまえば網ごと落ちてしまいそうだし、耐熱メッシュを支えるフレームも、横から力を加えると簡単に歪んでしまいました。
落ち着いた大人のキャンパーには好適かもしれませんが、いつ子供の手が伸びてくるかわからない、子供が引っ掛けるかもわからない我が家では採用できませんでした。
その他 折り畳み式ディスクタイプ
ネットショップなどでよく見かけるこのタイプ、どういう構造になっているのか興味がありました。
サイズもB5サイズのポーチに収まる程度で大変軽量小型です。
接手になっているステンレスの枠を組み立て、ステンレスの薄板をたわませてはめこむ形になっていました。
なるほど〜。
これなら確かに長い薪も入れられる…けど、同じ方向にしか入れられないので使い勝手は悪そう。
フレームもそれほど頑健ではないので、火力を安定させることができたとしても調理器具を乗せたりはできない。
加えて、このステンレスの薄板を固定する機構がないため、ちょっとした加減で「ぱこーん!!」
と跳ね返ってしまうことがわかりました。
ゾゾゾ。
絶対ムリです、なしなし。
そこそこ見回って分かったこと
今回検討した以外にも、素晴らしい焚き火台は世の中にたくさんあると思います。
でも安全性や使い勝手は、実際触ってみないとわからないことだらけ。
実物を手にすることができるものから選んだほうが良いとわかりました。
加えて、重量は安定性にもつながるもの。
屋外で火を扱う道具である以上、ある程度の重量はむしろあった方がいいと分かったのは収穫でした!
次回、ようやく焚き火台購入できます笑
次のお話はこちら↓