アイスホッケー観戦記vol.37 試合を決めたのは折れたスティック(横浜対日光)
12月に開催されたアジアリーグ ジャパンカップもいよいよ最終週。優勝はR北海道、とう東北、日光の3チームに可能性があり、残念ながら横浜には優勝の可能性が無くなりました。
しかし今年もいよいよ大詰め。勝って新年を迎えたい!
★第一ピリオド
試合開始前には
暗転のなか、選手が入場。多くの人が入っており、盛り上がりました。
試合は開始早々に横浜グリッツが先制。
予想外の早い先制に会場も大盛り上がり。その後も横浜グリッツ優勢に進みますが、キーパーの福藤選手を中心に日光が守ります。
結局そのまま第一ピリオドは終了しました。
★第二ピリオド
第二ピリオドは横浜グリッツが苦手とする時間。得点できないことが多い印象のピリオドです。
第二ピリオド開始早々に日光が得点。さらにリバウンドを押し込んで逆転に成功します。
その後はなんとか守って第二ピリオド終了。
★第三ピリオド
第三ピリオドは横浜グリッツが同点目指して攻めますが、キーパーを中心にしっかり守る日光。パワープレーもしっかり切られてシュートチャンスも作れません。
そして6人攻撃も頭をよぎる時間帯。事件が起きます。
横浜グリッツの選手がシュートをしようとしたときにスティックが折れます。プレーはそのまま進み、日光が攻める展開に。それを横浜が奪い反撃のチャンス…と思いきや、ちょうどこれから守るために邪魔だと思ったのか日光の選手が自分のスティックで折れたスティックを端にどかしたところに横浜のパックを受けようとしていた選手が!
横浜の選手は手を広げてアピールしますが流されて試合は継続。しかも日光の得点になってしまいます。
これには横浜の選手も審判にアピール。試合は中断されます。観客は両手で中指をたてたり、罵倒する言葉を何人ものひとが大声で叫ぶなど異様な空気に…。
最終的にどういう判断でゴールが認められたかはわかりませんが、アジアリーグTVではビデオ判定の対象外のプレーであるという話が出ていました。
しかもその後で横浜は1点を返したことで、このゴールが決勝点に。
なんともいえない後味の悪い雰囲気で試合は
横浜 2-3 日光
で終わり、日光がジャパンカップを制しました。
今年は大津選手など補強に成功し全日本に続いて二つ目のタイトルをとった日光。アジアリーグがどうなるかにも注目ですね。
横浜は明日が年内ラスト。年明けにもホームでアジアリーグ始まるので勝利がほしいですね。