詩|都会の狐
ハンドルを握る 私の前を横切った
都会の狐
ブレーキの音に 振り返ったおまえは
痩せて薄汚れ 怯えていた
腹は空いていないか
帰る場所はあるか
生きていくのが 辛くはないか
それでもおまえは 明日また
会社に行くのだろう
自分で自分を化かしながら
© Keith Young
ハンドルを握る 私の前を横切った
都会の狐
ブレーキの音に 振り返ったおまえは
痩せて薄汚れ 怯えていた
腹は空いていないか
帰る場所はあるか
生きていくのが 辛くはないか
それでもおまえは 明日また
会社に行くのだろう
自分で自分を化かしながら
© Keith Young