詩|帰る場所
駅から遠く 安普請で風呂もなく
待つ人のいない 寒々とした 一間きりの貸家であっても
帰ることのできる場所として この歩く道の先にあるのなら
僕の心は それだけで落ち着く
罵られ 打ちのめされても
靴を脱ぎ 身を横たえることができるのだから
© Keith Young
駅から遠く 安普請で風呂もなく
待つ人のいない 寒々とした 一間きりの貸家であっても
帰ることのできる場所として この歩く道の先にあるのなら
僕の心は それだけで落ち着く
罵られ 打ちのめされても
靴を脱ぎ 身を横たえることができるのだから
© Keith Young