音楽小説 - soulmate
自分がダメな奴だって思う事なんて簡単だ
でも人はいつだってそういう境遇から新しいものを創りだす事も出来るんだ
2008年 春
章 1
看護婦さんが頭の上から声をかけてくる
「スズキさん 終わりましたよ」
僕は自分に問いかける 「終わったって 何が???」
手術
そういえば今日の朝 僕は心臓の外科手術をうけるためにストレッチャーに横たわっていたんだ その数分前には言われたとおりに 最近 結構気に入ってた髭面を全部剃らされて(手術の際に口から何らかの管を入れる時に髭は邪魔