日本の子供達の『精神的幸福度』が38ヵ国中37位というニュースを見て思う事。
皆さん、こんにちは。
社会人ラグビーチーム、近鉄ライナーズでコンディショニングコーチをしている寺田です。
昨日電車に乗っていると、車内に流れているCMで
『ユニセフ報告書で日本の子供達の精神幸福度は38ヵ国中37位だった』
というなかなか衝撃的なニュースが流れていました。
同じ様にテレビや新聞で見られた方もいるかも知れませんが、これをパッと見て皆さんはどう感じるでしょうか?『こんなに恵まれた国にいるのに、日本の子供達は幸せに感じていないのか』と思うでしょうか?
感じ方は人によって色々あると思うのですが、私が思ったのは『何をもって精神幸福度を決めているのか?』という疑問でした。
そこでユニセフのサイトをチェックして、原文で報告書を読んでみたので、原文の内容と合わせて自分なりの考えを書いていきたいと思います。
まず、ここで書かれている精神的幸福度は
・Mental well-being: This includes both positive and negative aspects of children's mental well-being ー life satisfaction and suicide rates. "精神幸福度- これは子供の精神幸福度のポジティブとネガティブの面をどちらも含んでいる: 人生の満足度と自殺率"
と定義されています。
なので、まずは要因の一つである自殺率に関して少し調べてみました。
自殺率は警察庁のウェブサイトによると、全体の数としては減ってきているけれど、ユニセフが言っている思春期の子供の自殺者数は減ってきていないというのがあります。
この原因は私には残念ながら分かりませんが、悲しい事には違いありません。。。
とりあえず、自殺は自分だけで無く、周りの人も傷つけるので、絶対ダメです。
また、ユニセフが使用している自殺率の統計は2015年のデータを使っていると書かれていましたが、数字が減ったり増えたりしているわけでは無いので今のものを使ったとしても結果にはそこまで影響を与えないでしょう。ちなみに順位としては38ヵ国中27位でした。
そして、もう一つが人生の満足度。
これは10段階のうちで5以上を選んだ子供が何%だったかという事を示しているのですが、日本はこれが62%で37位でした。
これに関しては恵まれているからこそ周りと比べてしまい、足りない所があると『満足していない』と答えてしまうのでは無いかなぁと思ってしまいます。
既に十分持っているのに、もっともっと欲しくなる。そんな部分と日本人特有の自己肯定感の低さが相まって62%しか人生に満足していないと感じる原因になっているのかも。。。
以上がレポートの内容で気になった所と感じた所なのですが、
では、3人の子供を持つ父親として私は何に気をつけるべきだと思ったか?
そう考えた時に出た答えは
• 子供達とたくさん話して、遊んで、関わっていく事
• 今持っているものに感謝をしつつ、自分の人生をより良いものにしようと頑張っている姿を見せる事
だと思いました。
子供は大人が幸せでなければ幸せにならないと思いますし、大人は子供が幸せでないと幸せになれないと思います。
まずは大人が人生を幸せに生きていこうとしている姿を子供に見せていかないといけないのかも知れませんね。
長くなりましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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