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iPad Proでデッサンがうまくなるかも知れないという話(半分自慢)

iPad Proが発売になった時ああこれ欲しいなーと思って、いやでもどれだけ使うだろうとか思って、でも持たないと使うかどうかも分からないと思って、でもなかなかの価格ですけどと思って、Apple storeをだいぶウロウロした。Apple Pencilとかめちゃくちゃ良いのは店頭で使ってわかっていたけど、この性能は本当に自分に必要なんだろうか、とか。宝の持ち腐れになるんじゃないか、とか。書籍における「積ん読」は100%肯定派だけど、価格がアレなだけに簡単に決済できない話で。使うかどうかもわからないものを経費で買うマインドも持ち合わせてないし。

その優柔不断な時間を乗り越えて、買った。まあこれがいい。本当にいい。あー買ってよかった。これ夢だったやつだ。画面に絵が描けるやつ。しかもほとんど紙と変わらない感覚で。いろんなペンとか使えて。太さとか色とか変えられて。ひっさびさに、デジタル機器で興奮した。24回払いにしてでも買ってよかった。(あ、もうひとつ夢のデジタル機器を長期支払いで買ったけど、それはまた別の機会に)

大学生の頃(芸術学部で美術作品を作る日々だった)、トレーシングペーパーで写真のトレースを毎日している時期があって、それがすごく楽しかったことを思い出した。あ、このiPadあればできるじゃないかということで、やってみた。あー楽しい。これはいいもんだよ。安くはないけど、この体験はいい。とりあえず猫の写真をトレースしてみた。

これを

こうして

こうなる!

そしてつまりこうなるにゃ!

トレースって塗り絵みたいなもので、形が大崩れしないから自分がうまくなったような気がして楽しい。まあプロでも美大受験生でもないから、うまく描ける必要はないんだけど。そういえば随分前にフランスのアーティスト、ザヴィエ・ヴェイヤンにトレースで描いたドローイングを見せたら「それフランスの学校ではすげーやらされるけど、デッサンうまくなるよね」(意訳)って話してた。あれ、本当なのだったのかな。

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