2年以内に入社した社員87.5%が「入社後のギャップがない」と回答、背景にはSNSの強化も。
こんにちは。株式会社リソースクリエイション 代表取締役 髙田 桂太郎です。
当社は、求人広告やサイト制作、SNS運用など様々な面から、採用に関する支援を行ってきました。
そんな中、「早期離職の多さ」について最近よくお客様からご相談いただくことがあります。
転職が当たり前の時代に突入しており、若手人材の早期離職で困っている企業様は多いと感じます。
コロナ禍以降は採用のオンライン化が進んだことにより、内定承諾者が社員と交流する機会が減少しています。中には、一度も会社に行くことなく入社に至るケースがあることから、入社後に抱く「ギャップ」が早期離職の原因の一つになっていると考えました。
その「ギャップ」を解消させるために、当社ではここ2年間、SNSに力を入れてきました。中でもInstagramやTikTokを中心に、画像や動画で会社の日常や社員の雰囲気を発信しています。さらに求人広告やHPに、当社のSNSアカウントがある旨を記載し、求職者に閲覧されるように促しています。戦略的に説明会に行く前から社風を理解しやすいように努めています。
当社では2年以内に入社した、20代の男女24名を対象に「入社後アンケート」を実施しました。その結果と併せて、ギャップを生まないようSNSを運用することの大切さをお伝えします。
若年層は社風を気にする
当社の22卒は約2,000エントリー、中途採用でも300名を超える応募があり、私自身も面接に参加しています。
そこでよく言っていただけるのが「楽しそうな会社だと思いました」や、「会社の雰囲気が素敵です」というお言葉。
20代を中心とする若年層は、社内の雰囲気、いわゆる「社風」を気にしているのだと、現場に立って改めて気づかされました。そう思えば、当社でも社風を就活の軸に入れている社員がいました!
また、HR大学が出している『離職の原因』アンケートの中にある早期離職の原因トップに「人間関係が悪い」、さらに離職の原因上位の中から「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」という結果が出ています。(https://www.hrbrain.jp/media/human-resources-management/cause-of-turnover)
やはり社風が離職の原因になっているということは、入社前からある程度会社のことを知る必要があるみたいですね。
就活の決め手はSNS!求人広告を上回るデータに
ここからは冒頭でもお伝えしていた、入社後アンケートの結果です。
「就職活動中(転職活動中)、何を見て入社の決め手となりましたか?」という質問に対して、50%の社員が「SNSの雰囲気が良かった」、次いで41.7%の社員が「求人広告の内容が良かった」と回答しました。
従来は、”仕事探し=求人広告”というイメージが強くあったと思いますが、若年層の仕事探しでは、企業のSNSが決め手となることが分かりますね。
さらに「入社前にどのSNSを見ましたか?」という質問に対して、「Instagram」が100%、「Twitter」「YouTube」が37.5%と続きました。
冒頭でもお伝えした通り、事前に会社のSNSを見てくるよう促していますが、「Instagram」に関しては、アンケートを取った社員全員が入社前に見てきてくれていることが分かります。
Instagramが最も見られている理由としては、画像をメインに投稿しており、一目で視覚的な情報を得やすく、社風や社員を理解しやすいからだと考えています。
Instagramが3大SNSの中でトップに!?
余談ですが、、、
「Instagram」はSNS界でトップクラスのユーザー数になっています!!!
現在6,175万人のユーザー数で、主要SNS界でトップクラスに、また3大SNS※の中ではトップに躍り出ました。飛躍的に伸びたのにもコロナの影響が大きく関係しています。
※3大SNS…Facebook、Twitter、Instagram
Instagramの特徴として、写真や動画を投稿するツールなのはイメージできると思いますが、オンラインの需要が高まり、買い物の手段としてInstagramを利用する若者も増えています。
(https://grove.tokyo/media/g0113/)
どんどん新機能なども追加され、ただ写真や動画を投稿するプライベートツールだけではなくなっているのが、Instagramが伸び続けている理由なのです。
【参照元】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61016150S2A520C2TL9000/
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
ギャップを生まないSNSを作る
さて、本題の「入社後のギャップはありましたか?」という質問に対して、87.5%の社員が「ギャップはない」と回答しました。
前の質問で、入社前にInstagramを見ていた社員が多かったことからも分かるように、入社前から社風を理解しているため、入社後のギャップが少なかったのではないかと考えています。
総じて、企業がSNSを活用し情報発信をすることで、入社後に生じるギャップを減らす効果があると分かりました。
特にInstagramは画像メインで視覚的な情報を伝えやすいため、求人広告やHPだけでは伝えきれない社風などを打ち出すことができます。だからこそ、採用した方が入社後に抱くギャップを減らすことができるのではないでしょうか。
このように当社が大切にしていることは、入社後にギャップが生まれないようSNSを運用していくことです。会社の雰囲気や社員の人間性の部分を入社前から求職者にしっかり伝えることで、入社後の「ギャップ」を埋めることに繋がり、早期離職を防ぐことができると考えています。
今回のお話は、採用を成功させるための1つの手段ではありますが、
Instagramだけに拘らず、今の時代の採用にはSNSが必要だと確信しています。
この際に企業のSNSを導入してみるのはいかがでしょうか。少しでもお悩みの事があれば、お気軽に相談してください。
【調査概要】
調査対象:当社へ2年以内に入社した社員、20代男女24名
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:2022年6月9日
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