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僕がメモを持ち歩く理由

こんにちは、Keitaroです。

僕が「メモの魔力」にハマってから1年が過ぎました。
買ったモレスキンのノートのノートにはたくさんの「ファクト・抽象化・転用」が書かれています。


こんな僕でも、やってこなかったメモの習慣があります。
それは小さなメモとペンを常に持ち歩くことです。


先日、こんな記事を読みました。

ファーストクラスの常連でもある、「超一流」と呼ばれる人たちに共通する特徴として、いちばんに挙がったのが、「ペンとメモ」だ。(省略)
ビジネスエリートたるもの、ペンとメモはセットにして持ち歩くのが流儀。なぜなら、彼らはちょっとした思いつきや、ビジネスヒントも逃さないようにする習慣を身につけているからであり、それは例外なく、機上でも発揮されるのである。
https://president.jp/articles/-/13528


なぜこんなにも優秀なビジネスマンがメモとペンを持ち続けるのか。
その理由がわからなかったので実践してみることにしました。


覚えているつもりでも全く思いだせない

記憶の3ステップ
人が覚えるとき、次の3つのステップがあります。

1. 記銘 情報のインプット
2. 保持 長期間に渡って覚えておくこと
3. 想起 必要な情報を思い出すこと

記憶力に自信があるあなたでも、こんな経験はありませんか?

あの本に書いてあったことなんだっけ?

覚えているつもりでも、思いだせない。
そうならないように読書ノートを取ったりしますよね。

どんなに記憶力に自信があっても、人は保存した記憶の「想起」を苦手としています。


どれだけ重要だと感じていたことでも、思い出せず、記憶から忘れ去られた情報が無数にあるのです。


記憶力vsメモ

メモは記憶で必要な3つのステップをすべて網羅しています。
記憶力では難しい「想起」すらも、メモを見返すたった少しの行動でできてしまいます。


でも、メモの力はこれだけじゃないんですね。

メモには記憶の3つのステップに加えて、4つ目のステップがあります。


視覚的な組み合わせの魔法によるアイデア創出


メモに書いた備忘録は用事があるときだけでなく、ちょっとしたスキマ時間にアテもなく見返すこともありますよね。

するとメモ帳に書かれた様々な分野の情報が視覚的に結びついて、新しいアイデアを生み出すことができるのです。

この恩恵を受けるには、メモでなければなりません

記憶だけでアイデアを考えるときをイメージしてください。
新しい企画を考えるときは、そのベースとなる前提情報に引っ張られてしまいますよね。


でもそれではおもしろいアイデアを出すことができません。


しかし、メモでは脈絡のない情報が書き殴られているので、考えたいことに依存しない情報強制的に思い出されます。

そして、情報の組み合わせの魔法によって自分にしか出せないアイデアを出すことができるのです。

では、具体的にどんなことをメモればいいんでしょうか。

メモするべきこと

僕のおすすめは次のとおりです。

1.日常で感情を揺らがせるもの
2.ぼーっと考えたこと
3.備忘録


順番に解説します。

1. 日常で感情を揺らがせるものです。
これは目を奪われる看板や、お店から漂う食欲をそそる香りについてなど、なんでもいいです。

とにかく、あなたの感情を動すものを簡単に書いておきましょう。
そして、感情が「なぜ、どうして」動かされたのかもメモします。

これは「メモの魔力」での「抽象化」に当たります。

抽象化をしたものは次の「転用(行動)」に繋げられます。
この転用(行動)はアイデアそのものにななります。

見返したときに、また心を動かされる内容であれば、もういちど考えながらメモしてもいいと思います。


2. ぼーっと考えたこと

僕がおすすめする理由として、目的もなくただ考えたこと、思ったことというのはあとから思い出そうと思っても、決して思い出せないからです。

今日、電車に乗りながらただ、ぼーっと考えていた内容を思いだせますか?
おそらく難しいでしょう。


僕はこのちょっとした考えもアイデアになると思っています。


このメモをする上で大事なことをもう一度いいますが、とにかくどんな小さなことでもメモに残すことです。
そうすることによって「組み合わせの魔法」が最強に働きます。


3. 備忘録
これは買い物メモやTODOリストなど、日常生活で忘れたくないことが当てはまります。
これらをメモするメリットは、1つのメモ帳に書くという動作を集約することによって、メモを書くという動作の精神的ハードルを下げる効果があることです。

別に、思考や気付きのような大それたことでなくても、メモしていいという楽な気持ちでメモすると、習慣化できるようになります。


さいごに

・ポケットに入るような小さなメモとペンを常に持ち歩く
・どんな些細なことでも日常のすべてをメモする
・メモで情報が視覚的に組み合わさり、今までにないアイデアになる

あなたが書いたどんな些細なメモでも組み合わせの魔法がかかると、とんでもないアイデアになるのです。


いかがだったでしょうか。

僕はメモを持ち歩くことの効果をほんのわずかの日数で感じることができました。


今までどれだけの情報を僕は思いだせなくなっていたのでしょうか。

そう思うと惜しいことをしたなと、感じます。



アイデアは人生を変えるきっかけになると思っています。
あなたもそんなアイデアをただのメモで手にしてみませんか。

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