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【翻訳者】英語を読むちょっとしたコツ(メモです)

翻訳の仕事をはじめて11年。自分では当たり前だけど一般の英語学習者さんにはあまり知られていない英語を読むコツが、いろいろあることに気づいた。思いつくままにリストアップしてみます。

・英語は前から読む。
 後ろから戻るように訳すことも多いけど、ネイティブは前から読んでいきます。

・英語を読むのに必要な3点セットは、「冠詞」「前置詞」「基本動詞」。
 この3つについては、訳語でなくイメージ・概念でとらえる。分厚い参考書はいらないし、難しい単語を覚える必要もない。まずはこの3つを徹底的に。英語を読む土台になります。

・英単語の意味は1つしかない。
 
英単語帳や辞書に並んでいるのは「意味」ではなく「訳語」です。説明しづらいので、いま記事を書いているところ。

辞書は「読む」もの。
 古くさいやり方かもしれないけど、英単語、とくに基本単語を覚えるにはやはり紙の辞書がよいです。訳語を暗記するんじゃなくて、イメージをさっくりつかむのがコツ。1単語1イメージ。

・to不定詞と動名詞(~ing)のちがい。
 to不定詞は矢印(→)。これからのこと。
 動名詞は「概念」。~すること。

 このちがいを知っておけばOK。「to不定詞」の3用法みたいのは覚えなくて大丈夫。(詳しくはまた記事を書きます)

仮定法はむずかしくない。
 「仮定法」って名前がいかにも難しそうでビビりますが、ようは、時制を変えることで仮定の話だと伝えるだけ。
 あと、仮定法は敬語にも通じます。

……他にもいろいろあるはずですが、一度身についた知識って当たり前になっちゃって、自分では可視化できないんですよね。もっともっと自分にツッコミを入れて、浮かび上がらせます。

よろしければ、ブログもどうぞ!  大人になってやっぱり英語読みたいな~というに向けて、役立つ話を書いています。ゆるゆる更新です。