ぷよぷよの海外人気は?【やはりテトリスに押され気味】
いまや国境を越えたといわれる日本のゲーム。ぼくが最近はまっている『ぷよぷよテトリス』もその一つで、ネット対戦をしていると相手の出身地域が外国のこともしょっちゅう。
とくに深夜は、時差の関係か海外ユーザーが多く、昨晩もアメリカ、イギリス、ロシア、オランダ、香港の人と勝負をしました。(オランダの人とは2回戦い、1勝1敗、最後に逆転負けしくやしい)。
こうなると気になるのが、海外ユーザーって実際どのくらいいるんだろう?
そこでネットを調べてみたら、発売元の担当者のインタビューが見つかり、
「アメリカだけでも30万本以上、アジアでも20万本ほど売れている」
そうです。(https://www.famitsu.com/news/201810/25166374.html)
合わせて50万本。
2年近く前の記事なので、いまやもっと売れてるんでしょうね。おそるべし、ジャパニーズ・ゲーム。
ところで、この記事の見出しは「ぷよぷよ」のユーザー数は? でした。
実はこのゲーム、「ぷよぷよ」と「テトリス」という2つの違うパズルゲームを同じ土俵にもちこんだ異種混合戦なんです。
「ぷよぷよ」はもともと対戦がメインですが、そこに、ひとりで黙々とやるゲームだった「テトリス」をぶちこんで対戦できるようにした、おそるべしアイデア。
「テトリス」が海外で人気だということは知っていました。1984年にソ連(当時)の科学者が開発して以来、そのシンプルさから世界中で愛されているこのゲーム、英語版wikiによると、販売本数は
およそ2億本
だそうです。(2011年12月時点。パッケージ版とダウンロード版合わせて)
『ぷよぷよテトリス』の50万本がかすむ数字ですが、テトリスの方はあくまで累計で、無料版も含むだろうし、定価数千円でこれだけ売った『ぷよテト』に拍手。
ただ、先ほどの担当者インタビューでも、『ぷよテト』の売れ行きについて「『テトリス』のおかげもありますが」と、ことわっている。やはり、テトリス人気に支えられているようだ。
そういえば、ネット対戦であたる海外ユーザーはたいていテトリス・プレーヤーだなあ。
海外では、テトリスがやりたくて『ぷよテト』を購入し、「puyopuyoもやってみるか」みたいなノリの人が多いのかな、と想像。
主観ですが、ぷよぷよって、キャラの造形とか世界観に独特の「ゆるさ」があって、その辺の感覚が海外の人にはわかりにくいのかも。
たとえば、初期からいる人気キャラの「すけとうだら」
まあ、謎ですよね。この「よくわからん」感じがぷよキャラの魅力ですが、欧米人には……微妙すぎてわからんかも。一時期流行った「ゆるきゃら」のよさって、海外の人にはわかりにくいと思うんですが、それと同じで。
主人公(?)のひとり、アルルはまだ海外でも受けそうだなあ。とくにアジア圏。
キャラはまだいいとして、「ぷよ」そのものはどうだろう。
(上記画像の出典はすべてセガ公式ページより。https://puyo.sega.com/tetris/)
この「ぷよ」のグラフィックが、海外の人に「なんかゆるくていい」「かわいい」と思ってもらえるのか。
なかには、「よくわからん」、「不気味」って思う人もいるんじゃないでしょうか(完全に主観です)。自分がアメリカ人だったら、ちょっと戸惑うかも。
まあ、テトリスもロシア発なので、アメリカ人からしたら異文化ですが、それほど違和感なんじゃないかな。テトリスはもともとキャラとかいないし。
ぷよぷよのゆるさは、意外に日本的かもしれない。ぷよぷよのキャラをみて海外の人がどう思うのか、感想をぜひ聞いてみたい。アジアと欧米でも差がありそうだ。
ぷよぷよを海外に広めていくなら、パズルゲームとしてのおもしろさだけじゃなく、独特の世界観をどうアピールしていくかもポイントになりそう。
海外のアニメ・マンガおたくにもウケれば、いいんだけど、セガの人たちはやはりその辺も意識してるのかな。
まあ、いちユーザーとしてはどっちでもいいですが(笑)。楽しめればそれでOK! こんな記事を書いてるより、もっと大連鎖打てるように練習しようっと。