さんふらわぁさっぽろに乗ってみた
年末に急遽、フェリーに乗って北海道に行ったので備忘録的に手順を書いてみます。
北海道に行くフェリー
北海道への航路はいくつかあります。
商船三井フェリー:大洗~苫小牧
新日本海フェリー:新潟~小樽、新潟~秋田~苫小牧
太平洋フェリー:仙台~苫小牧
シルバーフェリー:八戸~苫小牧・室蘭
津軽海峡フェリー、青函フェリー:青森~函館
到着時間や到着する場所、お金の都合などなどがありますのでどれがいいというのはないですが、東京近郊から準備なしに行こうと思うと商船三井の大洗~苫小牧航路がいいかと思います。治雄は東京からの移動時間が少ない事、道路が空いていたら大洗まで2時間かからないで到着します。今回は運転手が1名しかいないうえ、前日もあまり寝ていなかったこともあり、一択でした。
WEBで予約
商船三井フェリーのWEBページを見てみます。予約する方法はインターネット、電話、窓口での予約があります。一見、電話が一番楽そうですがあとで書類を出したりする必要がありそうだったので、搭乗時の手続きが一番簡単そうなWEB予約を選択しました。
予約前に決めないといけないことは2つです。いつの便に乗るのか、そして部屋はどうするのか?
便は基本的に1日2便です。夕方便(19:45発)か深夜便(1:45発)です。深夜便は到着も夜になるので一般の人が使うのには夕方便がいいでしょう。特に冬場は雪道デビューが夜・・というのは危険なので夕方便一択でしょう。・・・・・・あと深夜便は一人部屋しかないみたいですので家族の場合は夕方便でしょうね。
そして部屋、大部屋のツーリスト、寝台車っぽいコンフォートのほかは個室のなります。ビジネスホテルっぽい部屋のスーベリアとリッチなプレミアムがあります。お値段は時期により異なりますが、飛行機が高い時期だったら個室にしてもリーズナブルになります。
予約に必要な情報は乗る人の名前と性別、生年月日、車の全長とナンバープレートの情報だけです。(あとカード決済の時はカード)
便の指定と部屋の指定をしてから搭乗者の情報を登録・・・そして車の情報を入れると予約が確定します・・・そこから部屋の指定と決済情報を入れて・・・、注意しないといけないのは復路の登録を忘れないことくらいですかね。
割と簡単に予約は完了します。予約の紙も出ますがメールに予約確認が来ますので、出さなくても大丈夫です。
フェリーターミナルへ
フェリーターミナルに到着したらまずは搭乗手続きです。車は駐車場にいったん停めても、乗船する車列に並んでもかまいません。できることなら乗船開始時間18:00より前に到着するようにしたほうがいいと思います。
ちなみにフェリーターミナルの近くのポートタワーのすぐ横にスーパーもあるので買い出しをするなら事前に済ませておいたほうがいいです。混雑時などは乗船待ちの車列に誘導されてしまうので、買い出しが困難になってしまったりします。スーパーも歩いていくにはちょっと厳しい距離だし、売店はそんなに大きくありません。(営業していないこともあり)
あと大事なのは船室まで持っていく荷物をまとめておくことです。特に複数人数居る場合は乗船時に運転者と別乗船になるので大きい荷物があるときは分担を考えて、パッケージしたほうがいいです。
搭乗手続き
昔のフェリー乗り場と言えば、なんかたくさん書かされた記憶がありますが、今は非常に簡単です。WEB予約をした場合は自動チェックイン機があるので簡単です。QRコードを読ませて、車の追加情報(車高とか)、その他の情報(ペットとか)の質問に答えたら、手続きは終わりです。A4の紙4枚と搭乗者分のカードを渡されます。このカードは個室のキーにもなっています。
今回はコロナウィルス対策で検温をして、その確認証を渡さないといけなかったのと学生がいたので、窓口で搭乗手続きしましたが、ここでも手続きは予約番号の確認だけでした。あっという間に終わります。
乗船
乗船はエレベータの混雑を回避するために運転者とそれ以外の搭乗者は別熱に乗船することになります。同乗者はカードをそれぞれ持って待合室で待つことになります。大洗の待合室は売店やレストランもあまり規模が無いので暇つぶし用の何かは用意したほうがいいです。
運転者のほうは自分の分のカードとA4の紙を持っていきます。紙のうち一枚は行先ぼ度になっていますので、それを車のダッシュボードに見えるように置きます。そのほかの3枚は案内と注意事項です。車の中では結構暇なので待っている間に読んでおきましょう。
並んでいるうちに係の人が来てカードを確認します。これでチェックインは終了です。あとは列の順番に誘導されるので車を動かすだけです。注意事項は船内ではライトはつけない事。船内作業の邪魔になります。
誘導に従って車を停めたら、ミラーを倒し、サイドブレーキをひいてギアをパーキング(自分の車はMTなので1速)にして終了です。荷物をもって船室に向かいます。エレベーターはそんなに大きくないので待ちますから体力に自信がある方は階段のほうが快適です。とはいえ1階から6階まで登ることになりますが)
あ、重要な事は自分が何階に車を停めたのかは自分で覚えておくしかないので、心配であればエレベーター近くの階数を書いたカードを持っていったほうがいいです。
部屋についたらカードキーを差し込んで終了です。
船旅の過ごし方
さんふらわぁは割と新しい船なので船内は清潔で快適です。大浴場や売店、レストラン、そしてキッズルームがあるので利用してみましょう。なんと500円で生ビールが飲める自動ビールサーバーもあるのが個人的にはありがたいです。
注意したいのは海の上は携帯もテレビも電波が届きにくい事。特に個室の場合は携帯電話の電波は届きにくいので、部屋の外で使ったほうがいいです。もっと深刻なのはテレビで、陸から遠い時間帯はかなり苦しい感じになります。特に津軽海峡の東を通過する翌日の朝は、結構電波不足で画面が止まります。自前で時間をつぶすものを用意したほうがいいです。覚悟を決めて船内放送の映画を見るという手もありますが・・・・。
ちなみに浴室にはしっかりとサウナが付いています。いい感じのサウナですが残念ながら水風呂は無いのでシャワーで冷やすことになります。・・・それでととのうかどうかはあなた次第です。
あと出港直後と翌朝以降はデッキに出ることが出来ます。でも冬はかなり寒いですし、陸地から遠い沖合を航行するためそんなに凄い景色はなかったりします。
到着
到着で注意したいのは到着時間には下船できないという事です。港に到着してしっかりと接岸してからの作業開始となりますので、実際の下船時間は30分から1時間後になります。下船準備の放送があってからいろいろ始めても十分に時間がありますので、それまではゆったりと過ごしましょう。
下船は同乗者も一緒に車に乗っての下船となります。荷物をもって階段かエレベーターに乗って車まで向かってください。ここから実際に下船するまでは時間が充分にあるので、ゆっくり荷物を整理していても大丈夫です。下船後はそのまま走り去ることになるので、ここで荷物はしっかりと積んだほうがいいと思います。
・・・・それでは北海道をお楽しみください