【爆速レポ】狛江市のどんど焼き
今日は多摩川の河川敷で行われる狛江市のどんど焼きに行ってみました。最近は近所の苦情やコロナ禍によりお焚き上げをしない神社やお寺が多いので、貴重な風俗行事です。
少し特殊なイベントですが見た限りのレポートをしてみます。
狛江どんど焼きについて
狛江市のどんど焼きは狛江初春祭りの3つの行事のひとつ。同じ多摩川河川敷で消防団出初式や狛江多摩川ロードレースとともに行われます。
運営は地元のボーイスカウトなどの有志で行われているらしいです。
でかい!
多摩川河川敷の道を会場に近づいていくと何か異様な物が見えてきます。周囲の木よりも高く積み上げられていてその姿は首長竜か映画「すずめの戸締り」に出てくる「ミミズ」のよう。
近くに行くとものすごい迫力。背が高い竹を束ねたものを中心に河川敷から刈ってきた茅などで周囲を支え、その周りに背の高い門松なんかが置かれています。
準備の様子
お焚き上げする御供物は当日でも受付してくれます。プラスチックなどは取り除いて持っていくのがルールです。
10時の着火時間が近づいてくると、傍らで開会式的なものがはじまりました。遠くなのでよく聞こえ無いのですが途中途中で拍手が聞こえます。
そうしている間にもお焚き上げする御供物ははこびこまれています。
そのうちイベントがボーイスカウト側に移り声も小さな子供の声に変わっていきます。
その間にもお供え物は続々と運び込まれてゆきます。
そしてついに神主さんが祝詞を唱えます。どんど焼きはもともと宗教儀式のひとつですから大事です。
いよいよ着火!
さあ、神事が終わったらいよいよ火がつきます。お供え物も運び終わったようです。
アナウンスが流れて見学の注意がされました。川下側は危ないので観客が土手のほうに移動を促してました。
いよいよ着火です。ガールスカウトの団員が三人、たいまつを持ってきて着火です。
あっという間に煙があがり、火は燃え広がっていきます。
コレを見ると火事って怖いですね
火はたくさんの煙とともに一番先まで上がっていきます。
たくさんの燃えかすが空を舞っています
「ミミズ」倒れる
火は連続する竹の爆発音とともにはげしさを増していきます。
中程を支えている竹の姿が露わになってきたのでいよいよクライマックスです。
その時はあっという間です。頂上の長い部分がよろりとしたと思ったら一気に倒れました。
ちゃんと計算しているので、観客からはかなり離れたところに倒れ込みました
更に火は勢いづいて、バキバキ、ボンボンと音を立てて倒れていきます。50メートル以上離れた場所でも火の熱さが感じられました。
それでも燃え続ける
塔が倒れても火は弱まりません。でも勢い良く燃えているのでだんだん小さくはなっていきます。
火が弱まって安全になったら残りの御供物が導入されます。
着火から30分くらい経つとタダの焚き火の大きいやつになりました。
近くに寄ってみる
安全になったら観客の輪を小さくしていました。
観客も少なくなってきたので近くまで行って見ました
近くに行くとかなり熱いです。先程倒れ込んだ場所に燃えかすが残ってました。
いまだに竹が爆発してボン!と大きな音を立てています。
さらに大きなだるまが導入されました。しばらくは耐えていましたが
最後は破裂して見えなくなりました。
ちゃんと燃え切るように、火の中に空気を送り込もうとしています。
守られたどんど焼き
どんど焼きの周りには消防署の人達がしっかりと待機しています
すぐに放水できるようにポンプも動かしてスタンバイしていました。
関係者の皆さん、消防署の皆さんありがとうございました