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RPA勉強会 WinActor Talk!RPA誕生秘話と今後の展望!AT社との不仲説の真相も!? をまとめてみる

今年に入って初めて職場に出勤したらノベルティが届いていました。昨年2020年12月18日に行われたRPA勉強会 WinActor Talk!でNTTデータさん提供のノベルティで「WinActor実践ガイド」を中心としたセットでした。ちょうどWinactorをもっと活用しようとしていたメンバーもいたのでとてもうれしいです!・・・ということで何か返さねばという事で、この時のイベントをまとめてみたいと思います。

connpassの申込数が何と250を超えたという人気イベントでした。

詳しく見たい方は動画もありマシのでこちらへ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


ちなみにいただいた本です。初心者から少し脱したくらいの方がもうちょっと活用してみようというときに使える本で、いろんな機能が紹介されています。


ユーザートーク:かわっちさんとΛ(らむだ)さん

このRPA勉強会 WinActor Talk!はベンダー主催イベントではなく、ユーザーコミュニティでsるRPACommunityのイベントです。まずは、このイベントを主催しているメンバーかわっちさんとΛ(らむだ)さんのユーザートークです。

質問1:好きなライブラリ

Λさん:Ver7から使えるようになったテーブルスクレイピング

かわっちさん:自動記録の中の文字列設定(Win32)・・・ハラハラドキドキする機能ですww

質問2:初心者からベテランになる方法は?

かわっちさん:付属のマニュアル全部読み返しました。そして機能を確認してからシナリオを作り始めました

Λさん:RPACommunityの動画を見てモチベーションを上げたりして勉強しました。

かわっちさん:人に聞くというのは今ではフォーラムと言うのがあるので気軽に聞けるようになりました。

質問3:WinActorもっとこうなればいいのになぁというところは?

Λさん:ライセンス更新のところ・・・手順やタイミングとかをもっと簡単にできるようになったらなぁと思います。

かわっちさん:もう少し価格とか、使いやすさとか・・・一人一台Winactorが使えるようになるのがいいと思います。

RPA誕生秘話と今後の展望、AT社との不仲説の真相も!?:株式会社NTTデータ RPAソリューション担当 部長 中川 拓也さん


自己紹介~RPA/WinActorにかける思い

元々は官庁系に対する大規模システムのSIの営業だった中川さんですが、OCRの事業化企画に関わり、その中でWinActorに出会いました。OCRというのはずっと進化が止まっていた領域でしたがWinActorとの組み合わせで生きるのではないかと関わるようになり、最初はWinActorは単なる業務効率化ツールととらえていたのですが、海外でRPA製品を見る機会があり、WinActorに対する考え方が変わりました。

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ロボットという概念を得て、「業務を効率化しませんか?」から「嫌な仕事をロボットにやってもらおう」とお客様へのアプローチが変わりました。

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そしてもう一つ変わったのが仕事観の変化です。従来の大規模SIでは実際のお客様の現場を直接見る機会が無かったのですがWinActorに関わるようになって機能ではなくお客様の業務を見るようになりました。「お客様の反応」を直接感じることやや「何を提供するのか」という考え方も変わりました。

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ロボットをどうやって提供するかの考え方も欧米ではトップダウンでBPOやリストラをするためのという発想になりがちなのですが、WinActorという製品はリストラというよりもお客様の仕事を補助するパートナーのような存在でお客様の仕事のレベルを上げていく考え方でスタートしています。

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NTT-AT社との不仲説の元はこの「WinActorはロボットではない」という点です。下の図の右側がWinActorの原型になった研究者さんたちの作った図です。

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人とシステム画面の間を取り持つのは同じなのですが、このUMSというのはロボットではないというの事でした。しかし「ロボット」と呼んだほうがお客様は理解しやすい・・・そういった事があって「NTTデータさんがロボットと呼んで売るのは構わないが、AT社としてはロボットでは無い」で落ち着いたのですが・・・・そのあたりが最初の「気持ちのこじれ」でした。最初は「研究者魂」のようなものを理解していなかったことが原因かなと思います。

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次はWiinActorが3000本、5000本と急に普及し始めたころ、裏側では火事場騒動になっていて、注文を受け付けてお客さんを待たせているけど、開発が間に合わない・・・そしてミスやトラブルがあり・・・お客様の新しいニースに対する対応で行き違いがあったり・・・そういった事もありました。


その後お客様の要求も増えてきて、AT社さんといっしょにロードマップを作ったのですが、その中でWinActor本体と周辺のツールの開発の住み分け・・・WinActor本体はAT社さん、周辺ツール(Directorなど)はNTTデータとか分けたのですが、その境界線があいまいなのでそこで取り合いのような行き違いがありました。

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Q&Aにあったのですが今はDirectorとWinActorManager for Cloudの関係がわかりにくい・・・・そのへんは反省点で解消していかなければと思います。いまはそういうことは「無いですが当時はお互いに頑張ろうという思いがバッティングしてしまったのかなと思います。

今はこんな感じです

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コミュニティ活動への思い

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従来のシステム提供に関わる考え方は「完成品の提供」でしたがWinActorと関わるようになって考え方は「お客様と一緒に作る」「ともに成長する」というように変化してきました。そのなかでお客様の中に自分達よりもRPAに詳しい、WinActorを愛しているというような「スーパーお客様」のような方が現れてきました。

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当初は提供ベンダーとして「それでいいのか?」と悩みましたが、その時に参加したサブスクリプション関係のセミナーで製品やサービスは「未完成でいい 思想や姿勢に共感してお客様と一緒に作り上げていくもの」・・・今の世の中完成品なんか求めていたら間に合いません・・・という話を聞いて考えが変わりました。

最後はこの間のWinActorラウンジのイベントでΛさんや浅利さんの話です。今まではイベントも運営側で完璧に実施しないといけないという考え方ですが、浅利さんのTwitterでの音声の指摘みたいに、ユーザーさんと一緒につくっていく感じでいいのかなと思います。ΛさんはRPAの周辺ツールも作られていて、さらにWinActorの広告塔もしてもらっています。そういう刺激をもらいながら一緒にやっていければとおもいます。

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一緒に作っていくということで、このCOBOTPIAという概念がありまして、GYM、CHANNEL、MARKET、LABOというのがあるのですが、今はロボットの上にDXとか新しい概念も出てきて複雑でわかりにくくなっています。技術とかやりたいことを具体的に次のイメージがしやすくなるのではないかとCOBOTOPIA、我々人間とロボットが一緒に頑張るという思想での世界を作り上げたいと思います。これを作るのもNTTデータではなくてお客様と一緒に作っていきたいと思っています。・・・コミュニティがこういう共創する一番いい場だと思っています。


今回は初回なのでこういう話でしたが、次回以降はWinactorマニアックトークなども繰り広げたいと考えています。


さいごに川柳です

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私フクイなりの超要約

<WinActorの思想>

・WinActorはトップダウンのリストラツールではなく、お客様の仕事を補助するパートナー

・機能の提供ではなくお客様の仕事が実際に楽になって喜ぶことが大事

・お客様と一緒に作り上げていきたい

<不仲説の真相>

・最初は「ロボットなのかそうではないものなのか」論争があった

・急に売れた時、営業と技術の間でいろいろ大変だった(これはどこでもある話だと思います)

・WinActor本体(AT社開発)と周辺ツール(データ社開発)の境界でいろいろあった。

・今は仲良しですよ

<コミュニティへの思い>

・完璧な製品を提供するのではなくお客様と一緒にWinActorを成長させたい。

・イベントも参加者と一緒に作り上げたい


・・・・でした




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