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「都電LT #0」に参加してきました!! #toden_lt
本日2025年1月11日は「都電LT #0 」という一風変わったイベントに参加してきました。なかなか盛り上がったイベントなのと、同じ路面電車がある豊橋市の路面電車で同じようなLT大会の開催を企む一味として参加しましたので、その魅力と運営目線でのコメントをレポートを通して紹介してみたいと思います。
「都電LT」ってなんなん?
「都電LT」とはつまり都電の中でLT(ライトニングトーク)をするというイベントです。都電荒川線(東京さくらトラム)の電車を貸し切って、電車が往復する2時間にわたって参加者が順々にライトニングトークを行うという企画で、LTの内容は特に制約はありません。電車でLT大会を行うという企画は過去に札幌や函館で行われていますが、今回は東京でやってみようという事で「#0」として開催されました。今回は初の試みということなので、イベントとしてちゃんとできるか、成り立つかは未知数ということになります。
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参加者は18人、その全員がLTをするわけなのですが、都電の場合スクリーンもマイクもありません。それぞれ資料を印刷するか、Webに公開して共有するなどして、停車場間の3区間、だいたい5分間で肉声を使ってプレゼンを行うことになります。
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今回の舞台「都電荒川線」
今回の「都電LT #0 」の舞台となる都電荒川線についても少し説明してみます。
都電荒川線(愛称は「東京さくらトラム」というらしいですが)は、かつて東京都内を縦横に走っていた東京都営の路面電車で唯一残った路線です。路線は荒川区の三ノ輪橋から新宿区の早稲田まで、東京の北側をぐるりと廻るように走っています。
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一般の車と一緒に走る併用軌道の部分は少ないものの、路線の周囲や駅周辺は昔の東京の面影を残していて、レトロな町並みを楽しめます。
いよいよ電車に乗り込む!!
イベント参加の集合場所は貸し切りのスタート地点となる三ノ輪橋停車場、都電荒川線の東の終着駅となります。
周囲には超レトロなアーケード街「ジョイフル三ノ輪商店街」もあって、超レトロな雰囲気が漂っています。昔ながらの惣菜屋さんなんかが並んでいるとっても素敵な商店街です。正直これだけを見に来てもいい感じです。
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イベント集合時刻が近づくと、参加者が徐々に集まってきます、なんと18人の参加者は全員ほぼ定刻通り集まり、参加料を集めます。
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そうこう準備をしているうちに、貸し切りの電車が見えてきました。なかなかレトロでカッコいい電車です。なんでも土日は1往復だけ貸し切り専用の車両が走るそうです。
時間が来たのでいよいよ乗り込みます。
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社内はシックなデザインで乗車定員は20人ちょっとくらい。18人の参加者が全員座るとちょうどいい感じの定員数です。たぶん30人だとかなり厳しい環境人理想なキャパです。
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イベントスタート
電車が出発したら、さっそく開会式が始まります。プレゼンを行うのは進行方向側の端、運転手さんのすぐ後ろの優先席のあたりになります。
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まずは開会式で、会の主旨にはじまり、基本3区間のLTのルールや、今回電車LTのために用意したタイマーが紹介されました。今回のLTは「時間」ではなく「区間」なので、よくある「あと1分」は停車場までの距離「あと1/2区画」みたいな感じで登壇者に知らされます。
開会式が終わったら、そこからはLTリレーの開始です。今回集まったのは、様々な技術系のコミュニティから集まった猛者みたいな人から、今回の参加が初LTという人(ある意味最強の猛者!)まで様々な登壇者が、それぞれ好きなテーマについて語りました。
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プレゼン方法もバラエティに富んでいて、資料を紙に印刷してきたり、スケッチブックに書いてきたり、さらに紙芝居の枠まで買ってきて用意した物理勢や「資料なし」という人もいましたが、多くは資料をconnpassやXで共有するデジタル派が中心でした。デジタル税も都電LTのプレゼン用システムを構築したり、有料のサービスを使ったりと、登壇者のほうも都電LTに向けての試行錯誤をやっていました。次回のフィードバックを受けて次回は皿にパワーアップしそうです。ちなみに圧巻はtomioさんの「いままでのイベントTシャツを紹介する」プレゼンでした。旭川からキャリーバックに詰め込んで持ってきたTシャツたちが披露されましたが、これはこの狭い都電だからこそ生きてくるスタイルでですね。
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LTの内容はメンバー的に技術寄りではありましたが、それぞれ取り組んでいる技術的な内容から、今回のようなLT会を城でやりたい・・とか、キャリア的な話、コミュニティ活動や人事マネジメントの話などなど、バラエティに富んだものでした。正直IT技術とぜんぜん違うコアな趣味みたいなテーマでも参加できちゃう感じです。
イベント開催として感想
ここで、今回の都電LT2をイベントとして考えてみます。
まず今回は会場の制約でマイクなどの設備は利用できませんでしたが、車両が1両編成であることもあって、それほど問題ありませんでした。電車の走行音や音の高さも声の通りを妨げるほどのものではなく、ぞんぜん問題はなかったような感じです。プレゼン資料の機材については無いなら無いなりにそれぞれの工夫があって、むしろ制約を楽しむ感じです。むしろ聴衆とちかくで向き合ったLTは新鮮で良かったとのコメントも有りました。ちなみにノートPCでも、なんとなく様子が伝わるレベルには見えます。函館市電などではマイクなどの設備があるそうですが、1両編成であるなら、このへんは問題なさそうです。
それと都電荒川線では車体の揺れやブレーキの影響も、まったくなく「揺れ」や「カーブ」はあまり意識しなくても危険なことはまったくありませんでした。
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あとLTの中でも話題になりましたが、コストの話としては、それぞれの電車によって価格は数万円から数十万と大きく違うので、このへんが開催を実現できるかどうかの肝になりそうです。ちなみに都電は参加料1000円プラス有志の1000円カンパくらいでまかなえたようです。ただ人気が高いらしく予約が大変だったみたいです。
あと時間ではなく、停車場の区間でLTの時間が決まるというのも信号待ちで時間が増える・・みたいな「信号ボーナス」みたいなハプニングもあってLTをする事そのものの楽しみも増加してとても良かったです。あとは「参加者全員登壇者」というイベントの仕組みも良くて、参加者の一体感(身内感とは別です)はじめての登壇者にとってもやりやすかったと思います。
ぶっちゃけ「都電が好きだから来ました」とかの初参加でもぜんぜん大丈夫だと思います。
懇親会は「都電屋」
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懇親会は設定されていませんでしたが、さすが3時の終了は早かったので、イベントの余韻そのままでアーケード街入口ちかくにあった、「都電屋」さんで行いました。(突然押しかけてスミマセン)
店内は当然のごとく鉄道グッズが並んでいるほか、一番奥の大きなスクリーンで都電や都バスの映像が流れていたりして、今回のイベントにはピッタリの場所でした。
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ドリンクもリーズナブルな上に美味しい「都電バーガー」「三ノ輪バーガー」も好評で、3時間くらいの長い懇親会を楽しみました。主催のあるねこさんのピアノ演奏もあって素敵な時間でした。
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まとめ・感想
あるねこさんはじめ今回の都電LTの開催に関わったみなさん、ありがとうございました。そして参加者の皆さんもお疲れ様でした。とにかく楽しめました。
今回の都電LTは奇抜な企画+参加者全員登壇者ということもあり、ある意味濃い人が集まりましたが、参加者も同じコミュニティに偏っているということもなく、過剰な身内ノリみたいのもあまりなくて、自分自身、チョット知っている人はいたとはいえ、濃い関係性があるわけでなかったですが自然に話に入ることが出来ました。参加者の出自が違っても「都電」という共通の話題や「今日のイベントやりきった」的な一種、同士感みたいなのもあって初めての参加者でも関係性を作りやすかったと思います。
第二弾もそうですが、他の似たようなイベントも広がることを期待したいと思います。というか豊橋市電LTも実現しなきゃですね。
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