Salesforce Success Anywhere World Tour 基調講演を聞いて
今日2021年11月11日と明日12日は「Salesforce Success Anywhere World Tour」、2019年まではSalesforce World Tour Tokyo (SWTT)として開催されていた年次イベントがオンライン形式とはいえ2年ぶりに開催されました。SFUGのみなさんとイベント会場の東京プリンスやプリンスタワーや周辺の懇親会で集まっていろんな事を話したあの日を懐かしく思いつつ、参加申し込みをしました。
今年はオンライン開催
再開されたとはいえ、今年はオンライン開催です。残念ながら会場に行って、たくさんの顔見知りと会って手を降って・・・みたいなのは出来ないのが残念ではありますが、こういうご時世だから仕方ありません。
個人的にはリモートだとセミナーに没入しにくいのと、何だかんだで割り込んでくるミーティングを断りにくいので、なかなか参加できないのが厳しいです。残念ながら今日もほとんど聞くことは出来ませんでした。アーカイブというかオンデマンドに期待しておきます。
あのときのリアル開催の暑さを再現できるのか・・・・Salesforceさんもその点には配慮しているらしく、2019年の会場だった芝公園のプリンスタワーにセットをつくって、そこから配信という気合の入れようです。さすがに恒例だった会場の中を歩き回りながらのプレゼンとかはなかったものの、少しでもライブ感を出そうという演出をしていました。
それだけで充分胸アツです
5つの今年のテーマ
今年のテーマは以下の5つです
・信頼
・カスタマーファースト
・DigitalHQ
・健康と安全
・サスティナビリティ
このあたりはSalesforceユーザーならばすんなり理解できるワードというか、考え方がベースのものなのですが、そのなかでも気になる言葉が「DigitalHQ」 ・・・SalesforceとSlackの統合を象徴する言葉です。
具体的には「ビジネスと社会貢献の両立」とか、コロナ禍によって生じた「個人と社会の関わり方の変化」とかDXに向けての「デジタル人材不足」などの話がデていました。やはりSDGs、働き方改革、DXといった在勤の時流を反映した内容になっていました。まぁ、もとからSalesforceさんのスタンスは変わってない感じではありますが・・・
いつもの主役「Customer360」
やはりメインの主役は安定のCustomer360でした。ゲストの西武ホールディングさんというかプリンスホテルの事例もそうですが、お客様との接点を増やし、そして確実にキャッチして、それをしっかりと必要な人〜従業員だけでなく、周辺のエコシステムも巻き込んでお客様に感動を与えるサービスを提供する・・・・まさに王道のCRMですね。
そして、それを支えるのがデータを分析するAI基盤のEinstinとインフラ基盤のHyperforce、ユーザとのフロントに立つのがSlackというレイヤになっていました。・・・・単純化しすぎなような気もしますがしっくり来る整理ですね。
新しい主役Slack
そして基調講演の中のもう一つの主役というか今年の風はSlackでした。たしかに買収のニュースのあとはコロナ禍になってしまいお披露目の場がなかったのですが、年次イベント再開で満を持して前に出てきた感じです。Slackによって生まれる円滑なコミュニケーションだけでも生産性は1割以上も向上するだけでなく、あらゆるアプリケーションとも連携してユーザーが情報を見たり、報告をしたり、問い合わせをしたりとSlackのユーザーインターフェースを通して行えるようになるという話でした。
たしかに今まで我々が当たり前だと思っていたメニューやタブから使いたいアプリケーションを探し出す行為が解消されて、Slack一本になれば業務プロセスはとてもスッキリしてスムーズに流れるような気がしますね。
これからどんどん連携が強化されUIが統合されることに期待ですね。
そのほは気になったこと
最後に気になったワードとしては以下のことがありました
・ネットゼロと100%再生エネルギー 温室ガスの追跡
・コロナ禍での保健所支援パッケージを相談から1か月で構築した
・テラスカイテクノロジーズ(人材育成・派遣ビジネス)への投資
・salesforce Park Project
・企業は社会を良い方向に変える
・DX人材育成
もっと若いうちからITに興味をもってスキルをつける
社会人は社会に戻る方々に就職のためにTのスキルを無償で
社内ではなく社会全体に広げていく