アスカン イブニング 2020 爆速ではないレポート:#3 2020年 開発チームの生産性を上げた働き方とは?
今日は「アスカン イブニング 2020」です。たしか前回はまだ何事もなかった昨年の暮れの六本木で行われた「アスカントークナイト」でした。まさにオールスターの豪華なイベントだったと記憶しています。あのメンバーとあの狭い空間で同じ時を過ごしたというのはまさにクリスマスプレゼント。・・・というわけで今日の「アスカン イブニング 2020」もオンラインになったとはいえ、豪華な顔ぶれです。セッション#3はセッションチェアをアスカン実行委員長の岡田さんとしてアスカンチームや登壇者、参加者によるパネルディスカッションです。
第三セッションはまずはふりかえりをします。
今年をふりかえってみて、今年は大変でしたか?
アリウープ柏岡さん>今年よりも昨年のほうが大変でした。
ハートビーツ渡邊さん>あまり大変じゃなかったかな・・・来年のほうが大変・・でも会社のバックヤードの人とかは大変だったとは思いますね。
ハートビーツと言えばOPS(運用)中心ですがテレワークになりましたか?
ハートビーツ渡邊さん>運用はお客さんの情報を扱うのでシビアな面もあるのですが、そこはがんばって全員リモートになりました。全員家からやっています。障害対応の場合電話による濃いコミュニケーションが必要なのですが元々SIPサーバ経由の内線対応のソフトフォンがあったのでそれをPC入れて対応しています。・・・家のネット環境が貧弱な人にはモバイルルーターを送ったりして対応しました。
リモートになって人事系の人は差堀よりも働きすぎに対する懸念があったように思うのですが・・・
ハートビーツ渡邊さん>・・・あると思います
宮原さん>全然有給とってくれません。3月から全員リモートに移行させて、大きな問題は起きなかったのですが・・・DevOpsでいうOpsのチームなので四六時中コミュニケーションをとる必要が無いので、開発から要求が出てきたら対応するというインターフェースなのでオンライン会議で対応できています。・・・その間に自動化を進めて人的依存度を減らしたり・・・むしろ良くなった感じです。岡島さんが書かれていたアンチパターンの中で「けじめがつかなくなる」ようなことはなんとなく納得です。
通勤とか打ち合わせによってオン・オフがあったのがなくなって際限なく仕事する社畜モードに入ってしまった人は多いんじゃないかと・・・・。
テクノロジーの問題、上はSliDoで集めたリモートになって使ったツールの質問の回答ですが・・・
木下さん>VSCodeのライブシェアですかね・・・レビューとかうまく動かないときなど、今までだったr隣の画面をのぞいてみる事で対応できたのですが、それができないのでジュニアなメンバーは週一回とかで固定で時間を取ってコードをシェアして質問会のようなのをやっていました。
そういえば「8時間でサイトを堅牢化をする」とかということを競う競技会のHardening Projectというのをやっていて、今年は集まるのでなくオンラインでやって盛り上がったのですが、その中でよくなかったと思うのは攻撃を受けて「わー!これはどうなっていぅんだぁぁぁ!」といったときにちょっと画面を覗いて「それはこうしたらいいんだよ」みたいなその場でライブで見せて・・・言葉にするまでもなく教えるのようなコミュニケーションが難しい事でしたね
VSCodeは試そうとしたんですけど、入ってこないエンジニアが居て、結局Zoom越しのモブプロのようになったんですよ。リモートになってモブプロがすごくよくなったと思います。
今日は神戸デジタルラボのテックリード的なエンジニアのチェンさんを呼んでいます。・・・・
チェンさんは来日15年で神戸デジタルラボは関西で最新最強のテクノロジーを目指してDXやAIなどの受託開発をしている会社です。
今年これやってみてよかったというものはありますか
自分としては昔は技術専門というスタンスでしたが数年前から属人化とか自分と他のメンバーとのギャップとかをどうするか問題と考えています。アジャイル開発をやろうと言ってきたのですが、なかなか普及がしにくいですね。詳しく説明しても「さぁ」やりましょう」とはなかなかならないです。反省としては技術ではなく人にフォーカスするようにしています。メンバーのスキルとか動機とかをどうするかが重要と考えています。ここ数年やってきてよかった事だと思っています。
今年リモートになってコミュニケーションはどうしましたか
基本Zoomを使いました。在宅になっても1:1でのZoomで質問をもらってました。ソースコードの共有はライブシェアで共有してソースレビューと言うか直接操作してここはこうしたほうがいいとかやっていて非常に便利でした。
ツールから透けて見える「何がやりたかったのか?」
見てみるとmiroとかZoomが多いですがSlackやDiscodeというのも多いですね、Discodeha音声のコミュニケーションがスムーズと言うか「部屋感」というのがあって良いツールです。
ウチの運用はDiscodeを流しっぱなしにしています。運用作業のダブルチェックなんかをしています。
PowerAutomateなどで自動化できるものは自動化する・・・と言ったことに取り組みました。いろんなものが楽になったなぁと思います。
オーディオ・ビジュアル系投資は・・・
自宅で働きやすくなるための投資は惜しまなかったですね。椅子とか・・・。いい椅子をメンバーに送ってあげたりとか・・・
今は半分くらいリモートですか・・・
一日数人です。管理部が一番出ていますがエンジニアは一か月に一回も来ないとか・・・
2021年はこういう事に挑戦したいことは?
FORBES.COMにこれからの開発トレンドが載りましたが、ネイティブモバイル開発言語が来るのではないかとか、プロダクティブウェブアプリとか、がでていました。
>コロナの影響で本来は今年やる予定だったブラウザ側の変更が持ち越しになったのもあって、・・・3rdパーティCookieへの制限とか・・・来年はその対応できるのだろうかとか・・・
金尾さん>僕はマーケなのですが、今やっている案件で人が動くことが前提に考えたプロジェクトなので、形を変えて人を動かなくてもその目的を果たすよう挑戦しようと考えています。
開発はこのまま行きそうな気もしますが営業やマーケは?
金尾さん>リアルさという重要な部分は残ると思います。同じ空気に居る時の情報量はZoomとかの時よりも多いですし・・・タスクとしては処理できますが、言語化できないところの情報を取るための活動はバランスだとは思いますが・・・・
渡邊さん>今までやったことのない規模感の引き合いが来ているので・・・知見が無いので外部の人と一週間合宿とかで実験するとか・・・そういう提案をしています。
新しいテクノロジーやカルチャーで今までは無理だったことができるのかもしれませんね
いまネイティブアプリな仕事も来ていますね・・・
良いロールモデルになるようなアプリがでてくるかもですね
木下さん>今はいろいろと経路の違った方面に行っているんで、来年どうなるのかなぁという事はあるのですが、見えている事としてモバイル系の何かをやることになるのかな・・・と、いろいろと勉強しなければと思っています。
岡島さん>注目と言うか・・・界へ津が減るというジレンマも感じつつノーコードを流行らせたいと思っています。ノーコード・ローコードを提案できるようなに関してはお客さんとの関係性が大切かなとか思います。
WebサーバやPHPもある意味ローコード化だったと思うのですが、ノーコードやローコードで開発エンジニアの仕事は減るのではなく広がると思っています。
宮原さん>元々今年はIT系の仕事に関する関与度を下げて行こうと考えていて、長崎県で地域の問題解決に取り組んだり、地域の小学生の教育にとりくんだりと・・・思っていた矢先にこの状態になって・・・なかなか現場に行けなくなりましたが、先日行ってみて手ごたえを感じたのでリモートで取り組んでいこうと思っています。地域性が薄れた分、地域に特化するような・・・・佐賀に拠点ができそうなので・・・ワーケーションって移動時間が多いと働けないので滞在して九州方面で活動しようと思っています。
岡田さん>今オンラインでガチなコースを取っていて・・・・学び続けることが大事だなと思います・・・MITのマシンラーニングのやつとか