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【爆速レポート】組織でアジャイルを始めよう 〜製造業におけるアジャイルへの取り組み〜 #シン・アジャイルコミュニティ

今日はシン・アジャイルコミュニティのバックログのなかから生まれた初めての公開イベントが開催されました。テーマは「製造業におけるアジャイル」です。 歴史的なシン・アジャイルコミュニティのイベントです。さっそくレポートしてみます。


オープニング

今日のファシリテーションは慶松さんです。
今日は製造業×アジャイルの取り組み事例のイベントでテーマは「変化」です。

本イベントについて

そこからシン・アジャイルコミュニティの紹介や今日の進行についてのお話がありました。しっかり市谷さんとのディスカッションの時間もあります。

我々はなぜここにいるのか?

本日のイベントはDiscodeとホワイトボードツールのMIROを併用して使用しました。


LT1 アジャイル導入による3つの変化:田中 貴士 さん

最初のLTは京セラコミュニケーションシステムの田中さんからです。クラウドを用いたIoTプラットフォームの構築をされているそうで、スクラムマスターとプロダクトオーナーの資格を持っているとのことです。

アジャイル導入前と後

アジャイルを導入して組織に起こった3つの意識やスキルの変化を紹介されました。田中さんの体験を参考にしてHappyなチームを作り上げてください!!という発表です。

Developerの改善意識の向上

一つ目の変化はDeveloperの改善意識の向上です。
従来は指示に従って仕事をこなしていていましたが、アジャイル導入により開発者自ら考えさせるような取り組みをし自ら浴していく癖や、改善の習慣がついてきたそうです。

レトロスペクティブの改善


しかし、レトロスペクティブの中から改善案が出なかったのですが、わかりやすい項目に絞ったことによってシンプルに物事を考えられるようになり改善点が見つかるようになったそうです。スクラムマスターの役割は大事ということです

つぎは品質担保に関する意識の向上です。
従来はテストは手動でスプリントの最後にまとめて行っていましたがDeveloperがスピードについていけずに疲弊してしまい、まずい事態になったそうです。

各種自動化を行うことでDeveloperの負担を軽減し、パフォーマンスが向上したということです。

DevOpsチームを目指したスキルの向上

3つ目はDevOpsチームを目指したスキルの向上です。
従来は運用は考えないでいましたが運用管理ツールを導入し保守に関する観点を強化し属人化を排除することで、可溶性を考え、保守性を考慮した開発をするようになりました。
お客様の満足度も向上したとのことです。

Discodeにも質問が集まっていました。
意識改革についての話は抽象度を高くしてメンバーに考えてもらうのがポイント・・・ということでした。

LT2 変化(From-To):小川宗義さん

2つ目のLTは小川さん。半年前にメガベンチャーから製造業の事業会社の情シスに転職してきたしたそうです。販売管理、購買管理、管理会計などのシステムやヘルプデスクなども担当しているそうです。
入った会社は単体1000名 連結10000人の大きな会社で、まじめで堅実ではあるが安全優先で指示に従うという傾向を感じたそうです。

レガシーシステムが多く、データ連携が手でやっている部分も多く、仕事は社内調整が多い印象とのことです。

ITプロセスもゲートチェックが多く、若干融通は利くのですが報告が多いそうです。

ゲートキーパーが多い

担当している業務部門がR&D部門ということで試行錯誤をする習慣がありアジャイルに挑戦することになったそうです。

アジャイルどうやる

最初にやったのは契約を請負から準委任にし、やってから報告するスタイルに変えていきながら実績をつくってきたそうです。

それでもベンダーさんがアジャイルの経験が少なく、提案や、共通認識を取りながら進めているそうです。

ツール・チケット管理

チケット管理などのツールもベンダーさんのほうでプロジェクト管理ツール(Backlog)を契約してもらい課題やチケット管理をしいつプロジェクトで実績を積み上げ、社内の見方を広げていったそうです。体感してもらうのに最初はハードルがあったそうです。

準委任のほうが情シス部門の力量が試される・・・・ほんとそうですね。


対話の時間

ここからはMIROとZoomのブレイクアウトルームを使ってのディスカッションを行いました。

MIROの様子

LTの内容に触発されたのか、様々な体験が話されました。様々な立場の人がチャレンジしていてそれぞれ苦労や体験しているお話が聞けました。
製造業・・・特にハードウェアはなかなかアップデートできないのでなかなかアジャイルに向かわないということもありますね。

各グループからの共有でも、変わらない組織で苦しむよりは・・・生々しいテーマでのディスカッションがされました。



クロージング

最後は藤野さんからシン・アジャイルコミュニティについて改めて紹介がありました。

シン・アジャイルコミュニティとは?

そしてDevLoveの告知です


感想

製造業がテーマとなったせいか、いろいろリアルに苦労する話も聞けて良かったです。知識もそうですが、いろんな人の気持ちが聞けるというのはよかったです。明日からもがんばろうという活力が得られました。



〈シン・アジャイルコミュニティ〉

今、日本の組織、現場に必要なものは何なのか。
従来の基準に最適化された組織に根本的に欠けているのは「探索」と「適応」の動きです。両者は元来ソフトウェア開発の文脈で「アジャイル」という概念でもって培われてきたものです。そう、このコミュニティでは開発はもとより、広く組織の仕事、業務、運営にアジャイルの叡智を適用するための場を作っていきます。

さて、コミュニティ名に冠する「シン」とは何でしょうか?新、真、伸、進、心、深、そして芯。どのシンも今の組織に必要なシンのように思えます。今の組織に必要な「シン」を携えるべく、アジャイル自体を次の段階へと進めていくことがこのコミュニティの狙いにあります。現場や組織の前線にいる人達のシンを集結させましょう。

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