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Tabforce #3 勝手にまとめ

今日は2020年12月16日に開催されたTabforceの3回目のイベントに参加しました。とても参考になる内容だったので勝手にまとめます。

詳しく知りたい人はYoutubeで動画が公開されているのでこちらを参考にしてください。

Tabforceとは?

TabforceとはSalesforce×Tableauをテーマとした今年の8月に始まったあたらしいコミュニティです。connpassの登録者は開催3回目にして300人を突破しました。(ぱちぱち)

connpass→こちら 12/19で340人

Youtubeチャンネル→こちら 12/19で100人

Salesforceを使っていてTabreauってどうだろうと思っている人、Tableauを使ってみてSalesforeceってどうなん?っていう人達みんながお互いをよく知ることを目的にしています。

非公式SalesforceBIを比較してみた

最初は買収の歴史と今後について

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1999年にSalesforceがスタート、そして2003年にTabreauと後のEinstein Analytics(現TabreauCRM)となるBeyondCOREが誕生・・・そして2016年BeyondCOREは買収となり2017年Einstein Analyticsとなり、2019年Tabreauが買収となりました。Einstein Analyticsの立ち位置が複雑ですね。そしてSalesforceのレポート・ダッシュボードは一貫して変わっていないですね。

コネクターから比較

Einstein Analyticsからしかできないデータソースもあります。

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Tabreauのなかでもライセンスによって接続できるデータソースが変わります。

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料金体系を比較する

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Salesforceのレポート/ダッシュボードはプラットフォームユーザーでも全部使えます。Einstein Analyticsは操作権限が変わっても料金が変わりません。Tabreauは操作権限やライセンスで料金が変わります。Tabreauのほうが安いです。

教育難易度を比較する

ある程度複雑なものを作るならば知識が必要になります。Einstein AnalyticsだとJSONの知識が必要だったりします。Tabreauは数式と機能の際限が無い感じです。パブリックでいろんな情報がありますが、そこまで行くのは厳しいです。

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データ保管を比較する

標準はSalesforceの制限次第、Einstein Analyticsは1アカウントでCRMで1億、CRM+では100億レコードが手に入ります。Tabreauはサーバ依存となります。

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データ前準備の比較

標準は無しです。強いて言えば結合レポートくらいです。Einstein Analyticsはレシピとデータフローがありましたがレシピに統合される方向です。TabreauはTabreauPREPがあります。これは可視化しながらデータを作るタイプのものです。

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権限管理の比較

バージョン管理は標準レポートにはありません。Einstein Analyticsは最近できました。Tabreauリビジョン履歴というものがあります。パーミッションについては標準だとフォルダで管理、Einstein Analyticsはアプリの中で、Tabreauはプロジェクトという概念で管理されます。・・・正直あまり変わりません。

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最後にどうしても伝えたいこと

Salesforceの内部のデータだけであれば標準レポートが教育コストなどを考えると最強です。今後はEinstein AnalyticsとTabreauの間は相互で使えるようになるという事です。いろいろ統合していくそうです。

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ただのBIと思うことなかれ! 中の人が語るTableauの真価とは

次は中の人の話です。

まずはデータを使う目的の話です。

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右側だけを見ると「ただのお絵かき道具」と言われがちですが違います。

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下は今までのデータ活用プロセスです。

よくあるのが定期レポート。しかしその会議の中で新しい指摘があればアドホックで資料の中身が追加されていく・・・・これの問題点は①ものすごく労力がかかる②再び使われることはほとんどない。・・・そしてルーチンワークと化して、目的からは遠く離れて行ってしまいます。・・・・こういうような状態になったら「お絵描きツール」  こういったプロセスの場合は右側は単なるコストセンターと化します。

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次にTabreauが理想とする仕組みです。

左側の定点観測の部分も周囲のビジネス状況などでどんどん陳腐化するので改定が必要です。そして会議で出たような深掘り(切り口や原因)のテーマは右側のほうで探り、その結果を右側に反映してゆく・・・・そういったサイクルで回すと対応のスピードが10倍100倍とアップします。

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また別な切り口で再び説明します。

従来型のプロセス・・・要件定義をしてデータを用意して作り上げていく方法。それに対してビジュアル分析という考え方は仮説に対してその場で可視化をしていって新しい洞察やひらめきを得ていくようになって、ダッシュボードに反映させてゆく・・・そしてビジネスで使い物になるものになっていく・・・このビジュアル分析に最適なのがTabreauです。

さらにまた切り口で説明すると・・・

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従来型の分析だと粒度が非常に荒いものか、逆に細かすぎるものになりがちです。しかし実際に洞察を得られるのはマクロとミクロの間を行き来していく中で得られることが多いです。ここをストレスなくできるようになっているのがTabreauです。

レポートやダッシュボード作成するツールにはどんな能力が求められるか

まず挙げられる条件としては下の三つです

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アクセスが簡単、容易であること:得られるメリットとかかるコストのバランスが必要です。

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適切な粒度で視覚的に把握できること:意思決定に必要な粒度で視覚的な情報が必要です。

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瞬時に必要な切り口に変えられる事:見ているデータの切り口を変えるににコストがかかりすぎると判断ができません。

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この三つに対応できるのがTabreauです

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SalesforceとTableauのコラボレーションについて

最期はライフルさんの事例です

LIFLLさんは不動産ポータルサイト「LIFULL HOMES」を運営している会社です。

Tableau導入されるまで

営業がクライアント企業に対して状況をレポートしていました。このレポートはEXCEL×CSVで頑張って作っていました。めんどうでお客様の情報を入れ違う危険性も大きい作業でした。これを子会社に業務委託して人力でやっていました。

そこでTabreauを導入しました。

Tableau導入後

営業部隊は元々Salesforceを使っていました。そこで上司が「SalesforceのページにTabreauを埋め込めるらしいよ」の一言からTabreauが導入することになりました。

そしてできたのがこちら・・・Salesforceの取引先の画面にボタンを配置しました。そこからPDF形式でダウンロードしてお客様に持っていきます。ワンボタンでできるスピード感と取引先を間違えるリスクがなくなるという効果がありました。

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レポート・ダッシュボードとの比較では社外に渡すのでデザイン性、データ構築の柔軟性、定期的出力の手間などがあります。・・・社内で使うなら標準のレポート・ダッシュボードでいいと思います。LIFULLではそういった使い分けをしています。

既存のEXCELレポートをそのまま作ったので以降はスムーズでした。

副産物としていままでレポートを使っていなかったインサイドセールスのチームが使い始めました。Salesforeceの画面から呼び出せるようになったのでインサイドセールスでも使えるようになって営業の武器となったとのことでした。

Tabreauレポートをエクスペリエンスクラウドに

今までの成果がでたところで、今度は上司から「次はクライアントから直接レポートを配信しよう」という指示

エクスペリエンスクラウド(コミュニティ)があったので、そこに画面を追加することにしました。この場合適切にアクセス範囲で供給できることです。

これによってメールの容量制限や送り間違えを防止できるようになりました。

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この仕組み:元々のデータソースからTabreauで加工し、WindowsサーバーへTabreauAPIで出力し、それをデータローダーでSalesforceの取引先に添付をして、お客様はエクスペリエンスクラウドから閲覧してダウンロードします。Pardotはレポートが出来た時に自動でお客様に連絡するメールを発行するのに使用しています。

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この効果・・・お客様が事前にお客様がレポートをダウンロードしてくれていて事前に見れるようになったとの感謝の言葉があった事です。

これからのTabreauに期待する事

今は社内でいろいろな場面でTabreauを使っています。データソースが多いので助かっています。

今はSalesforceにTabreauを埋め込むのが簡単にできるようになったそう・・・・一年前に欲しかったです

Einstein Analyticsとの連携に期待:Einstein AnalyticsのAI機能は利用しているが、データの取り回しが難しいのでTabreauのクエリーなどを使えるようになると嬉しいなぁと考えています。

Tabreauのデータソースは便利なのですがエンジニアリングの知識が必要なので、今は営業さんが好きなように使うのは・・・使い分けかなぁと思っています。

Tabreauを導入してもそのままでは活用できなくてデータソース(LIFULLさんはBigQuerryを使用)にデータを整えるのが重要です。


Tableau×Salesforceのコミュニティ
・Salesforce×Tableau人口を増やすことを目的としています!

Salesforceのコミュニティページ


Tableauのコミュニティページ https://public.tableau.com/profile/kaori#!/vizhome/JapanTUGOrganization/SuperPassionateJapanTableauUserGroup


こんな方、ぜひご参加ください
・Salesforceは知っているけれども、Tableauは良くわからない。

・Tableauは知っているけれども、Salesforceは良くわからない。

・SalesforceもTableauも知っているけれども、連携メリットはよくわからない。

皆さんで少しずつ深耕していきましょう!

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