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【動画レポ】JAWS-UG横浜 #80 AWS re:Invent 2024 Recap Serverless

今回は2025年1月18日にAWSのユーザーコミュニティJAWSの横浜支部が開催した「JAWS-UG横浜 #80 AWS re:Invent 2024 Recap Serverless」のアーカイブ動画からレポートします。JAWS横浜支部ではラスベガスで開催されたAWSのグローバルな年次イベント「AWS re:Invent 2024」からのRecapをテーマ別に開催していますが、今回はサーバレスについての回です。

そのうちセッション部分(前半30分)についてまとめてみます

オープニング

本日は神奈川支部の80回目のイベント、Re:capのサーバレス回ということで、ServerlessにふさわしいすポーカーによるLTを準備しています。

当日のアジェンダ

ウォームアップしてから本題に入ります。

サーバレスの変革:佐々木航太さん

最初はNECソリューションイノベータの佐々木さんから。
佐々木さんは出身が北海道の稚内ということで地方にもITを広めたいという想いからサーバレスに興味を持ったそうです。

今回のre:inventではサーバレスのアップデートがあまりなかったので今までのサーバレスのアップデートをふりかえりまました。

なぜサーバレスに取り組んだのか

第1期〜2024年当時

Lambdaが登場したくらいのときのサーバレス
・API GatewayがなかったのでブラウザからSDKを使って叩いていた。
・あとは静的コンテンツの配信くらい
⇒大きなシステムを作るのは困難
 ホームページ+問い合わせサイト位が限界
Cognitoも登場したが認証無しでLambda経由でDynamoに書き込んでいた

⇒この構成でもサーバを導入するよりコストは低く抑えられた
 2000円/月くらい

AWS サーバレス第1期

第2期〜2015年くらい

2025年のre:inventで東京リージョンでAPIGatewayが使えるようになった。
・ElasticSearch側に検索を寄せることで複雑な検索もある程度可能になった

⇒フル活用で2万円/月のインフラ環境を構築可能

AWSサーバレス第2期(1)

〜2018年くらいまではリリースも少ない
 Lambda、サーバレスの周りの機能が充実された時期
・IoT関係
・リリース系でCI/CDがある程度組めるようになった
・バッチ系の処理が可能
・分析系

AWSサーバレス第2期(2)

第3期〜2018年くらい

・2028年のAWS SumittくらいでFargateが使えるようになった
⇒ある程度の規模のWebシステムが組めるようになった
・サーバレスを理解していないエンジニアでもある程度組めるように

AWSサーバレス第3期

第4期〜2020年くらい〜

AppSyncが2019年に登場
・LambdaがVPCから呼べるようになる
・AuroraにProxyやDataAPIがでてきた〜Lambda経由でRDBMSが使える
⇒ここまで来るとある程度のシステムがに対応できるように

AWSサーバレス第4期

第5期〜2025年以降〜

今回のre:InventではAmazon Aurora DSQL
⇒サーバレスで新しいアーキテクチャが組める
・リクエスト課金でより安価に利用できる
・VPCを意識しなくても構築可能
・マルチリージョンでの構成も容易に構築可能

AWSサーバレス第5期

まとめ

・アーキテクチャに正解はない
・AWSのサービスを上手に活用して費用低減しよう
・これからもサーバレスを追い続けます


うわっ…今年のServerless アップデート、少なすぎ…?:大栗 宗さん

次はクラスメソッドの大栗さんから。
今年は「Lambda10周年」です。当時おそらく最初に記事にしたのが大栗さんだそうです。(下の記事)
当時は何に使うのかも全然理解できない状況で「クラウド上でシェルをつなぐもの」という理解だったそうです。

しかし「Waht's New at AWS」でサーバレスのカテゴリを確認しても今回のre:Inventでサーバレスのアップデートはこれしかない・・

今回のサーバレスのアップデート?

1個しかないのでServerlessの文字で検索すると5つ出てきましたが、Database回で紹介されたものだったので、最初に出てきた「Amazon OpenSearch Service zero-ETL integration with Amazon Security Lake」を紹介

今回のサーバレスのアップデート?

Amazon OpenSearch Service zero-ETL integration with Amazon Security Lake

Security LakeのデータをOpenSearch Serviceへ簡単に連携可能になる

Amazon OpenSearch Service zero-ETL integration with Amazon Security Lake

設定は簡単
Amazon OpenSearchのコンソールから
・データソースの接続
 接続の名前、IAMの設定、Glue Database
・OpenSearchのセットアップはデフォルトで大丈夫
・Timezoneの設定 Browser⇒UTCへ

⇒数分すればOpen Search Serviceの出来上がり

OpenSearchのセットアップ

*Security Lake⇒OpenSearch Serviceは2023年6月にZero-ETLでない方法は実装済み、今回はZero-ETLでの実装

まとめ

・Security Lake で長期的にデータ保存し、OpenSearch Serviceで柔軟なクエリ
・もともとあったきのですが設定がすごく簡単に
・個人的には『なんでも"Zero-ETL"』と言い過ぎ感


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keita
チップもらったらきっとMidjourneyに課金すると思います