見出し画像

【遅刻レポート】サーバーレスアンチパターン今昔物語 最終回

今回は2021年3月31日に開催された「サーバーレスアンチパターン今昔物語 最終回」・・・なんとAWSの中の人によるイベントで、何と過去8回も行われ、毎回相当な参加者を集めているイベントです。ここのところ自分の周辺でもサーバレスとかクラウドネィティブとか聞くようになりましたが、注目の話題のイベント・・・楽しみに聞きます。

#serverless_newworld

Youtubeアーカイブはこちら


開催概要(connpassの文章のそのままコピペです)

第9回は「サーバーレスアンチパターン今昔物語」の最終回です。

AWS Lambdaが世に出て6年と4ヶ月、僕がLambdaというものと巡り合って6年6ヶ月経ちます。「サーバーレス」というパラダイムのきっかけはこのAWS Lambdaの登場とも言えます。

というわけで、今回はAWSに入ってずっとサーバーレスに携わってきた者の一区切りとしてこの6年6ヶ月を振り返りつつ、その進化の歴史とか広がり、裏話、役に立つ話、そして役に立たない話などを話せる範囲で話をしていきたいなと思います。

つまり、盛大にオッサンの昔話をしたいと思います。

ぜひ皆さんとTwitterなりYouTube Liveのコメントなりでワイワイとやっていきたい所存。質問コーナーは時間の都合でやらないと思います。

なお、「サーバーレスアンチパターン今昔物語」は最終回となりますが、リブランドかつテーマを広げて新しい勉強会をやっていく予定です。

本編

今回もお話は西谷さん。AWSに入社してLambda とともに約7年歩んできて、こんどAWSを去るにあたって今回が最終回とのことです。

Lambdaの昔話

画像1

今昔物語を始めた理由

過去のアンチパターンが機能のアップデートを経てアンチパターではなくなる(Lambdaの場合はRDSの話など)ケースがあるが今も参照されている。これをきちんと否定するのがこれを目的。

入社して周りにインフラ系を中心に凄い人が多い中、自分はアプリケーションがバックボーンだったので、そこにフォーカスしたいとその決意を1on1当時のSAのトップの玉川さん(現ソラコム)に言っていたところLambdaがローンチされSME(内容領域専門家)にどうかと声をかけられました。

最初のころのLambdaはGoogleのAppEngineのようなものかという印象だったがドキュメントを読み込むとやたらファンクションモデル、イベントドリブンの二つが強調されていて、その内容に驚き、イベントに応じてリアクティブに動くというコンセプトに痺れた。

当時はアカウントSA、その後スペシャリストSEとして活動

Amazon Cognitoをローンチした時のプロダクトマネージャーはその後サーバレスAPIのプロダクトマネージャー、その後サーバレスのスペシャリストSA、今はサーバレスのデペロッパーエクスペリエンスを向上させる役割のリーダーについている。

Lambdaは2014年のre:inventでプレビューとして発表された。当時は名称もAmazon Lambda、アイコンも紫色でした。会場の反応は盛り上がったもののうまく理解されずにいた感じ。

2014年のre:inventはAuroraやECSが出た年で個人的には神回。

最初はタイムアウトも60秒、メモリも1ギガ、実行は25だけという「何もできない」だった。

AWSは顧客のフィードバックを重視しているがLambdaもフィードバックから出てきたサービス。最初に対応した言語がnode.jsだったのも大手のユーザーに望まれての事。

当時アカウントSAとして広めるための活動をしていて、Webにコンテンツを多く出そうとアドベントカレンダーなんかを企画したら無事に埋まった。(今思うとプレビューなので禁止事項)

当時はLambdaはイベントドリブンコンピューティングと呼ばれていた。まだサーバレスとは呼ばれていなかった。

2015年にJava、Pytonのサポートが発表されようやくGAになった。その夏にAPI Gatewayが発表され「サーバレス」というコンセプトが打ち出された。

とうじブラックベルトというWebinerをやっていました。音声が悪くて再度もう一回やりました。緩いトークだったらしい。

質問コーナー?

AmazonXXX、AWS XXXの名称の違い(基準)は中の人もわからない

Rambdaが盛り上がった理由は一部の尖ったデペロッパーさんが盛り上げてくれた。

ブラックベルトは4回に分けて開催。

Rambdaのアップデートで熱かったのはVPCの対応、できない事ができるようになったアップデートは個人的に熱かった。いまのRambdaは出来ることが本当に増えた。連携可能なイベントソースもものすごく増え成長した。

2014年、15年はユーザーを増やす活動が中心。並行でプロダクションで使ってもらうユーザーには手厚くサポートしていた。そしてそれを事例にした。サーバレスが上手く動かない時にはお客様のオフィスまで行ってサポートした。

2017年にはエンタープライズ向けのイベントを実施。全体的にキワモノという認識から潮目が変わったと感じたのは2017年末くらいから。このあたりからアカウントSAが自分で顧客に紹介できるようになり、自分が知らないところで事例が出来てきた。

日本でLambdaが受け入れられるように東京リージョンのローンチを働きかけた結果、早い段階で実現した。

インフラを担当していた方々は最初は受け入れない人が多かった。

画像2

マイナビ出版から本を出すことになった。会社との権利関係とかの整理がたいへんだった。書籍に対しての理解をしてもらうのに苦労した。書いている途中のアップデートがあったのもつらかった。これを2017年のAWS Sumittでの先行発売がそこそこ売れた。この時はLambdaをローンチした時のPMがサーバレスをテーマに登壇した。

画像3

翌年2018年はLambdaを使ってアプリを作る過程を開設する本も出した。

このへんでキャズムの壁を越えてレイトアダプターが増えてきてサーバレスのスペシャリストの体制強化を考えはじめ2019年に実現した。

画像4

2016年5月NYでサーバレス特化のカンファレンスが開催された。倉庫みたいなところで200人くらいの参加だったがすごい熱量だった。それから吉田さんが9月に、似た会場を使ってサーバレスコミュニティイベントが開催された。2018年2019年はServerLessDAYSも開催。コミュニティからもサーバレスが盛り上がった。

サーバレスは「コードを書くだけ」と言ってきたがまだ現実はそうなっていない。最大のアンチパターンはすべてをサーバレスでやろうとする事」というようにまだまだ未完成なモノ。ただ今後は必ずサーバレスに移り変わる。

今後AWSを離れてよりコミュニティを中心にサーバレスにひろめる活動を行いたい。

再度質問コーナー

西谷さんの今後についての話とか、AWSという会社に関する質問などがありました。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?