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【書籍紹介】社畜の友 機関紙 vol3

今回は技術書典17のオフライン開催で自分たちの本を売っているスキマ時間に購入させていただいた本(といっても全部で5冊)について、このまま積読にしてはいけないとプレッシャーをかけるためにブックレビューをしてみたいと思います。その第一弾は「社畜の友」さんの「社畜の友 機関誌vol3」についてレビューしたいと思います。

「社畜の友 機関誌」とは?

「社畜の友 機関誌」は有坂まつりさんとT.A.Cさんの二人で書いているボリューム的には30ページくらいの同人誌です。内容としては有坂さんが今までの転職などについて、T.A.Cさんがテック系の文章を書いています。

もともとは2022年の年末に開催されたコミックマーケット(冬コミ C101)への参加を目指して発行され、だいたい年に一回くらいのペースで発行されているようです。

読んでみた感想


最初の記事はT.A.CさんによるBluetooth血圧計のデータを安価なマイコン(M5Stamp)で読み取ろうと試行錯誤した話です。Bluetooth対応の血圧計は売られてはいますが、だいたいが専用アプリが必要なものばかりなので、自分でデータをJSONで取れるようにしようとした話です。

読み物と言うよりも記録的なフォーマットという感じで書かれていますが、Bluetoothと格闘する手順が時系列で詳細にBluetoothにおける様々な罠が書かれています。同じようなことに取り組んでいる人にとっては単純にうまくいった話よりも、こういう話のほうが有益かも知れません。


次の記事は有坂さんによるメンタルを病んでから再就職する」までのお話です。内容的にはvo1、vol2の続きのような感じです。(まだ1すら読んでいませんが)前回メンタルをやられてからの就職活動や決まるまでの経緯が書かれています。

就職活動前に手伝ったボドゲカフェが実は娘がいったことのあるお店だったので親近感を感じつつ、読ませてもらいました。こういった経験を共有するのは自身にとっても整理できるし、そのまま応用みたいな話はないでしょうが、読む人にも参考になると思います。


最後の記事は同じく有坂さんによるブラック勤務のアンケートのレポートです。身近な13名のデータですがブラック企業の勤務経験やブラック企業だと思うポイントなどが書かれています。

特に「一番大変だった仕事」などのコメントはついついうなづいてしまいます。ブラックなエピソードもリアルでいろいろと想像したり、思い出したりしてしまいます。

ちなみにワタクシの連勤は59日で残業時間は279時間ですw


あとがき

今回は技術書典リアルマーケットの次の日のすごく天気いい多摩川の河川敷の芝生の上で爽やかに読ませてもらいました。
電子版(500円)は11/17日まで技術書典オンラインにて購入できますので、Bluetoothに興味が湧いた方、メンタルやられた状況から就職活動を行う予定の人は是非購入してくださいね。




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