Tableau初心者向け_Salesforce×Tableau コミュニティ#2 の動画からレポート!
CRMの巨人SaleforceとBIツールのトップランナーであるTableauのコミュニティ「Tabforce」です。昨年スタートしてすでに3回開催し、来週の2021年2月17日に第4回が開催されます。
YoutubeLIVEでの開催とはいえ毎回150人の参加者を集めている人気のコミュニティイベントです。TableauがSalesforceに買収されてからもう1年くらいたちましたが、まだまだ製品もコミュニティも混ざり合っていない感じですのでこの「Tabforce」には期待です。・・・というわけで来週の予習的意味で第2回も聞いてみましたのでレポートします。
詳しくは動画を見てください。かなり勉強になります
Tableau on Salesforce〜SalesforceヘビーユーザーのTableauがどう組み合わせて使っているか 浦田 直也さん
最初はTableauの浦田さん。Tableau社自体がSalesforceのヘビーユーザーなので、その中でSalesforceとTableauをどう組み合わせて使っているかを紹介します。
その前に新しいニュースです。SalesforceのLightningWebコンポーネントにTableauの画面を簡単に組み込めるようになりした。・・・・これいいですね。今まではかなり作りこまないと難しいと言われてましたので・・・
ここからTableau社の事例です。Tableau社では販促から営業活動、導入後のサポート、例えばライセンスの払い出しなど多くのビジネスプロセスでSalesforceを活用しています。そのなかでSalesforceのデータをTableauで活用していますが。その中で定型レポートとして使用している「セールススコアカード」についての紹介です。
セールスコアカードの中ではSalesforce以外のデータソースの情報も組み合わせてダッシュボードを作っています
そしてダッシュボードに示された・・・例えば期日を過ぎてしまったアクションが示された場所をクリックするとそこから詳細に飛んで、具体的なアクションを取れるようにします。
そして、そこにWebアクセスのログなどの別ソースの情報も併せて表示させることをしています。
Tableauの本領は提携レポートよりも非定型の部分なのですが、それはまたの日に紹介いたします。・・・・とのことです
Tableau Conference ishで発表されたEAのロードマップのご紹介! 浦田 直也さん
次の浦田さんの発表は先日のTableauカンファレンスで発表されたTableauとEinsteinAnalyticsの今後の動向についてです。
まずはEinsteinの強みであるAIの相互運用ができるようになることです。そしてその次がデータの部分を相互に読み込みができるようにしていく・・・・最終的なゴールが全体として相互を行ったり来たり出来るようにするということです。
もう少し掘り下げていくと例えばTableauのフラフ描画のところでEinsteinAnalyticsの予測モデリングされた数値を埋め込むとか・・・・当日のセッションのデモでは実際に設定してTableauの画面の中に埋め込んでいました。
データの部分ではDATAの部分からEinsteinAnalyticsのデータストアのところにデータ書き出してみたり・・・などEinsteinAnalyticsの100億件のレコードを利用することが出来るようになります。
そしてTableauカンファレンスで最もざわざわしていたのがEinsteinAnalyticsのリブランドでTableauCRMとなりました。
Tableau利用歴2ヶ月の経験からみたTableauとEinstein Analyticsの話 吉田 丈治さん
次はリバネスの吉田さん。ユーザとしてEinsteinAnalyticsを使っていましたが、Tableauも使い始めたという事で、比較してみた話です。
資料も公開されているのでご参考に
Tableauを使い始めた理由はSalesforceのイベントDreamforceで見たTableauのデモが素晴らしかったのと、求めていた機能であったダッシュボードをそのままの見た目で送ってくれるメール通知ができることでした。
まだ始めて2か月ですがSalesforceユーザーとしての観点でお話してくれました。
Tableauは3つのツールで構成されます。
Tableau Desktop PC上で動くアプリケーション
Tableau Prep PC上で動くデータ前処理ツール
Tableau Online/Server オンライン共有ツール
Salesforceでクラウドを使うことになれている身としての違和感はTableauが基本ローカルのアプリケーションであるという事です。データを共有するにはワークブックの共有をするかTableauServerかOnlineの利用が必要です。
TableauとEinsteinAnalyticsのちがい
TableauとEinsteinAnalyticsは用語は違いますが機能的には大きくは変わりません。グラフはTableauでしかできないものEinsteinAnalyticsでしかできないものがあります。Tableauのほうが浮動機能が使えるので自由度が高いです。
EinsteinAnalyticsでは出来なさそうなものとして
・Bar in Barグラフ
・ガントチャート
・郵便番号の使用
・バンプチャート
・フィルタ/フィルタ設定を雑に設定することが出来る。
・EinsteinAnalyticsでいうシート上で数値項目の作成などができる。
Tableau Online/Serverno使用
Online:ホスティングサーバー、とっつきやすい
Server:自らサーバーを立てて使用、知識と根気があれば最強
運用方法は①TableauDesktopで作る→②Online/Serverにアップロード→③ExplorerまたはViewerでユーザーが見る
あとTableauのダッシュボードをSalesCloud内に配置したり、CommunityCloudで提供できたりします。
小さな会社ほどお勧めする理由
データ分析をする人が少ないので、まずは少ないリソースで最大の効果を得る為に最初は分析結果をそのままSlackなどでダッシュボードの画像を共有するようにしました。ますはダッシュボードを見てアクションを起こすところからはじめました。
Tableauで変わると期待している事
ダッシュボードの画像をそのまま通知することで解析する人が少なくてもダッシュボードのおいしいところを使い、将来的には詳細データを活用したくなった人に対応できると考えています
Tableauで気になった事
・データが100万行を超えると処理が遅くなるので最適化の工夫が必要です。
・TableauServerは設定がシビアで求められるHWスペックが高い
・Herokuでよく使うPostgreSQLの対応は次のバージョンからです
最後はTableauとEinsteinAnalyticsの使ってみた比較です
合格挑戦記!Salesforce有資格者がTableauCAに合格 Ryoya Kodamaさん
Kodamaさんの発表はTableau社の資格に合格するまでのお話です。資料も公開されています。
取得したのはCERTIFIED ASSOCIATEです。
ちなみにKodamaさんSalesforceの資格12個持っています。Trailheadアワードも首相しています(汗)。EinsteinAnalyticsが「TableauCRM」となった事でTableauの技術が必要と感じ、会社がパートナーとなってからすぐに勉強を開始して2か月で取得しました。
まず始めたのはeLearningでした。Tableau社から明示された勉強方法で「まずはここから」といった感じです。
次にTableauの2日間の集合学習に参加しました。ビジュアライゼーションに縁がなかった人が早く理解するには有効と思います。
そしてTableauCAの前にDesktop Specialist(基本的なスキルと製品知識)を受験し取得しました。
この試験で必要とされるのは「課題解決力」・・・問題形式がクイズと実技で試験中にTableauを操作するのでとにかく操作して探し出す力が必要です。また試験中にHelpを見ていいので暗記する必要はありません。試験環境がトラブルシューティングが求められます。仮想環境上で操作します。また危険間の人とはZoomで対面しながら行います。
Salesforceの資格試験との比較
・Tableauはオンラインのみ、いつでも受験できます
・実技がある。覚える必要が少ない。
・試験官と英語でしかコミュニケーションできない
・パスポートの提示が必要(運転免許証でもいいが説明が必要)
せひTableauにチャレンジしてみてください!!
<Tabforce>・・・connpassより
グループの説明
Tableau×Salesforceのコミュニティ
・Salesforce×Tableau人口を増やすことを目的としています!
こんな方、ぜひご参加ください
・Salesforceは知っているけれども、Tableauは良くわからない。
・Tableauは知っているけれども、Salesforceは良くわからない。
・SalesforceもTableauも知っているけれども、連携メリットはよくわからない。
皆さんで少しずつ深耕していきましょう!