【動画レポ】IoT縛りの勉強会! IoTLT vol.111 #shokujii at granica
今回は2024年5月20日に開催されたIoTLTのイベント「IoT縛りの勉強会! IoTLT vol.111」に付いてレポートします。
最近のIoTLTはリアルとリモートとのハイブリッド開催が多いのですが、今回も神田末広町にあるGranicaさんで開催されました。
<動画はこちら>
オープニング
オープニングは会場の映像から始まりました。いかにもIoTらしい雰囲気の会場です。毎回同じですがのびすけさんのコミュニテイ紹介からスタートです。今回は現地会場は前回と同じ「Shokujii」を利用した食べながらの開催です。いつになく元気に乾杯から始まりました。
M5Stack UiFlowを翻訳しよう:610t(ムトウ)さん
最初の方はオンラインの登壇者からの発表になります。¹番手はムトウさん。テーマはM5StackとUiFlowの話です。
M5Stackにプログラミングを行うツールとしてUiFlowのビジュアルプログラミング環境があります。ブロックプログラミングツールと言うと教育用と思われがちですが充分に実用的なものです。このUiFliwを翻訳したというのが今回のLTのテーマです。現在は翻訳環境を構築して、これから本格的に取り掛かるそうです。構築した環境でのデモが紹介されました。
これからも翻訳作業はつつくので協力者募集中だそうです。
<ブログです>
LPC1768からLPC546XXへ(IoTLT版):山之上先生
次のLTは福山大学の山之上先生(情報処理学会フェロー)です。
以前からWiki/IoTBotを開発していますがその端末で使用しているmbedLPC1768というマイコンが供給がなくなって使えなくなったので新しく上位互換とされるmbedLPC546XXに載せ替えてみた話です。
とはいえ色々違っていて、やってみるとエラーが出たりして試行錯誤しながら移植したそうです。
現時点ではまだ移行できていないので引き続き取り組んでいくそうです。
<資料です>
スポンサーLT:ヒーローズリーグの紹介
次はスポンサーLTです。今年もヒーローズリーグの季節がやってきました。ヒーローズリーグとは「自由なモノづくり」を通して誰もがヒーローのなれる・・・というコンセプトの日本最大級の開発コンテストです。
今年も9月2日から応募開始することが決まったのでサポーターを募集とのことです。(IoTLTはすでに登録済みだそうです)
個人スポンサーになると作品の審査で作品を推せるようになるそうです。審査のメリットは色々有るのでぜひサポーターにということでした。作品はアイデアの玉手箱ですので楽しそうではありますね。
AS IT WAS〜IoTと人類の未来:秘密結社オープンフォース河野総統
次のLTは酸素ボンベを横にいつになくマッドサイエンティスト感いっぱいの河野総統閣下の発表です。
メインの話は1月に発生した能登半島の大震災のボランティアの話です。たとえ来るなと言われても自ら乗り込んでいくオープンフォースの魂が語られました。これは東日本のときのガイガーカウンター作成からつながる魂です。
現場で不足しているPCの整備をNT金沢のときに持っていこうと計画しているそうです。そして計測する活動も行うそうです。できるところかははじめる・・・・まさに戦えオープンフォースです。
休憩タイム
ここから休憩タイムです。
後半は現地組のLTに入ります。
pHセンサーインターフェイスの開発:B&BLAB
次はB&B LABさんのpHセンサーの開発の話です。
もともとは柏の葉キャンパスの水質モニタPoCが発端でpHセンサーの商品化ができないかに取り組んだそうです。
某大企業のニーズにもあったそうで、開発に取り組んだ話がされました。M5Stackに直結して市販のセンサーとの差別化もしっかりできて5台の試作までは済んでいるそうです。
会場では日本酒のpHを測定のリアルデモがありました。
遅刻理由自動生成 勤怠スイッチ:のびすけさん
つぎのLTはIoTLT主催ののびすけさん。今回のテーマは最近8時集合の研修があったので思いついたPower Automateを使った遅刻理由を生成AIを使って自動生成する勤怠スイッチを作った話です。
PowerAutomateのOpenAPIモジュールを使用して作ったのですがAPIキーの登録で半角スペースの罠に引っかかったそうです。
作ってみると生成AIはなぞの遅刻理由を生み出しがちだそうです。今後は物理スイッチではなくiPhonの背面タップなんかを使ってみようという話でした。
<資料です>
Edge Impuls FOMOをSonySpresenseで動かしてみた:ken Shimizuさん
最後は証券会社に務めるShimizuさん。制約のあるデバイス上でオブジェクト検出モデルを実行するという新しいアプローチであるFOMOをArduino五感であるSonyのボードコンピューターSpresense上で動かしてみた話です。
電圧の対応をしてボードとセンサーを組み立ててやってみた結果、実際にちゃんと動くようになったそうです。
今後はFRDM-MCXN947でやってみたいということです。
技術書典16の宣伝:ざっきーさん
最後はスポンサーLTのIoTLT放送部のざっきいーさんです。半年に一度参加している技術書典の出版のお話です。
野良ハックとして新刊として出展するのは「光りモノ電子工作入門」「歌舞伎事始」はじめてのNode-RED MCU Edition補足書」などの7冊です。
「リアル体験 謎解き・脱出ゲームを裏で支える技術」やRPACommunityの本も紹介されていました。
しかも更に執筆しているそうです。
<資料です>
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