【参加レポ】RPACommunity名称検討会~RPAの歴史とこれから~
今回は2024年8月29日の夜に開催されたRPACommunityのオンラインイベント「RPACommunity名称検討会~RPAの歴史とこれから~」についてレポートします。ほんとは爆速で硬かったのですが、娘のお迎えやご飯を作ったりと・・・・それはいいとして動画も残っているのでこの歴史的っぽいイベントをレポートしてみたいと思います。
そのまま要約もさみしいので自分の思い出も書いてみます
オープニング
今回トークを行うのは主催メンバーのMitzさん、はなっちさん、かーでぃさん(華がないw)の3人です。まずは質問からゆるくスタートします。
最初に投げられた質問は「最初の自動化」です。はなっちさんはVBA、RPAはもちろんUiPathです。定年間際から勉強し始めた(しかも後にMVP)のはすごいです。かーでぃさんはRPAはWinActor、でも寿命は1年で、そのあとUiPathに切り替わったそうです。Mitzさんの自動化の最初はVBAというかPythonだったそうです。(チョット新しい)、RPAはAI Humming Headsということでした。Humming Headsは再起動を自動化に組み込めたのでキッティングに便利と思い手を付けたそうです。
RPACommunityのコミュニティ名称について
ここから本日の本題っぽいテーマに入ります
Commpassのイベント履歴を見るとRPACommunityの初イベントは6年半前(2018年3)月です。
「名称を変えないのですか?」という声もあり、メンバーからの声を集めてみたそうです。すると意外と「この名称のままでいい」という声が一番多かったそうです。
しかし次に多かったのが用意した名称の選択肢とは「別のアイデア」。質問も多く上がってきていて、それに答える形でRPAの歴史を振り返りながらこのイベントを進めたいと言うことです。
RPAの誕生
ここでそれぞれのRPA製品が立ち上がった歴史を振り返る表が登場です。
当時はBizRobo!、WinActor、AutomationAnyware、UiPath、BluePrizmが「5大」RPAと呼ばれていた時代です。同時に「働き方改革」というワードも夜に出てきました。働き方改革を推進するツールとしてRPAが定義され、様々な企業が取り上げたことでバズり大きな展示会はRPAだらけでした。
このときにMitzさんがRPAのコミュニティがないかと探したらなかったのでRPACommunityの誕生になりました。
RPACommunity 誕生
最初のイベントは「Vol.0」。このときはRPA詳しい人が集まって座談会的なものを・・・・とやってみたら意外に人が集まって、そこから続いていったという感じです。
ローコード・ノーコードであると同時に「ロボット」というわかり易い言葉だったことも多くの人に響いたとようです。
正式に開催した第1回もオフラインでたくさん人が集まりましたが、一番最初にデモとして見せたのはUiPathでした。その反面、他のLTはSeleniumやTwilloなどRPAというより自動化全体を扱っていました。
1日の終りにみんなにメールを送る「ロボ部長メール」のようなユニークなLTもありました。その後めんどくさい部長にメールを返す「部下ロボット」もできたとか・・・
それでも2018年頃はそんなに頻繁に開催はしていませんでした。
DigitalWorld2018
RPAのとても大きなイベント(お台場だったかな)DigitalWorld2018の中で300人くらいの会場でライトニングトークをやったということがありました。その後ここからしばらくRPACommunityの枠をもらうようになりました。
地方支部誕生
一番最初に立ち上がった地方支部は「大阪支部」です。大阪支部の主催のもりしーさんは第5回に東京で参加をしていたそうです。その後「大阪呑み部」も立ち上がりました。
この頃立ち上がったのが「HR支部」
その後「女子部」が立ち上がり「四国支部」「広島支部」「福岡支部」「名古屋支部」も誕生しました。この頃は会場がアサインされるところが支部になると行った感じだったそうです。
ツール專門支部(WinActor)誕生
Vol.10が開催されたころにはじめてのツール專門支部「WinActorトーク支部」が立ち上がりました。この頃のWinActorは日本での導入社数が一番と売り出していました。
この頃の地方支部は「福岡支部」「長崎支部」と連続して開催していました。
「女子部朝活」なんかも開催されて10人以上集めていました。(ハード・・・)女子部のイベントも会場を借りて頻繁に開催されていましたが普通に30〜40人集まっていたそうです。
大阪府共催イベント
大阪支部主催のもりしーさんが活躍して、大阪府との共同イベントなんかも開催されました。2019年には早くも「AI OCR支部」も立ち上がっています。「財務経理支部」も10人くらいで座談会をやったあと大きな会場で開催しました。SHIFT社さんの「89まつり」との共催イベントも開催しています。このときのノベルティが「ナス」や「にんじん」や「ピーマン」だったという思い出話も・・・・
いろいろな展開が行われました。
「横浜支部」「神戸市部」「札幌支部」「関西支部」と支部も展開されていました。
呑みた過ぎて勝手に開かれる(笑い)「大阪呑み部」
このときに「大阪呑み部Vol.2」が開催されましたが、実はVol.1は呑みた過ぎて非公式に開催されてしまっていた(笑)そうです。
この頃はオンライン配信もなくメンバーは「他の地域が何をしているか」気になってしょうがない時期でした。
初のイベント中止
結構ショッキングだったのが女子部が台風で初のイベント中止、それでも1ヶ月後に開催されています。(執念)
UiPath支部誕生
その後「札幌支部」・・・そしてついに「UiPath支部」が開催されています。
このころのRPACommunityはいろんなベンダーさんが支部のイベントなどで登壇をしてくれて、一緒に座談会や懇親会をしてくれていたそうです。
そのあたりが人気の理由だったのかも・・・・・
それでも各ツールベンダーさんも自社でコミュニティをもちたいので、そちらに力を移していった時期でもあります。「UiPath Frends」もこの頃立ち上がった時期です。
ひろしまIT総合展に参加
そして広島県で最大クラスのITイベント「ひろしまIT総合展」でもライトニングトークイベントを開催し、ラジオから取材も受けました。
牧場で開催された東京呑み部
RPA DIGITAL WORLDのイベントでRPAのグランプリイベントをしたあとに「東京呑み部」を開催。パソナの大きな会場(ビルの中の牧場)で開催しました。
初のハンズオン開催
初のハンズオンはWinActorで開催。
MicrosoftのRPA
ここでMicrosoft Power Automateが登場。RPACommunityでも特別イベントを開催しました。すごく話題になっていて、愛媛支部はFacebookグループか何かでライブ配信してパブリックビューイングをしていました。そのあと広島などPowerAutomateのイベントも開催されました。
巷では「黒船が来た」と他陣営が戦々恐々としてましたね。
Power Automateの登場と同時に流行したのが「市民開発者」というワードです。このころはまだりなたむさんもMVPではなく「LTしてくれる人」でした。
コロナ禍に突入
そのあとは「仙台支部」の立ち上げや大阪でのハンズオンなどすごく盛り上がっていたのですが例の感染症が流行し、一気にイベントが中止になってしまいました。最後はUiPath支部の17人くらい「縮小開催」でした。
なぜか中止は女子部ですね・・・・
そこからオンラインで再開したのが大阪で開催された「AI支部」。このときは登壇者だけは会場に集まっての開催でした。その後の青森支部も登壇者だけ集まる形式でした。この頃はYoutubeもZoomもやっていないので記録も何も残っていません。
そのあとはハンズオンやドキュメント回などを経てはじめてのYoutube配信は広島支部での開催です。
PoweAutomate支部誕生
供養支部もそうですがPowerAutomate支部のスタートもオンラインに切り替わってから・・・その後DiPさんのイベントやプロセスマイニング特集などが開催されました。「DX」が話題になって取り上げ始めたのはこの頃です。
そのあとは「Automation Anyware支部」「アシロボ支部」などが立ち上がり、マイクロソフトさんと共催でTech Streetのイベントなんかも行われています。テーマはTeamsの最大活用で、リモートワークなどが話題になっていました。このときはりなたむさんはLTで登壇しています。
マニュアル関係のテーマも人気でDojoなどを扱うイベントも有りベンダー酸が登壇していたりしました。
このあとはハンズオンを集中的に開催されています。人気のWinActorのイベントも開催していました。そして北海道の大きなイベントNoMapsとの共催もありました。
初のライトニングトークイベント
そこで現在のライトニングトーク支部につながるライトニングトークイベントが開催されました。今まではベンダーさんのセミナー部分ありきでしたが、このときはライトニングトークのみで開催されました。
そのあとはマクニカさんとのイベントやAI OCRのベンダーさんが揃っての開催、LINEさんとの共催などが続きました。
Power Automate for Desktopの登場
そしてここでPower Automate for Desktopの登場です。WinAutomationさんがMicrosoftに買収されたのが前年の12月なので、まさにすぐに開催されたイベントでした。このときからりなたむさんがメインスピーカーのイベントが開催されるようになりました。
そのあともPower Automate for Desktopのイベントは続きました。
そして雅楽芸人のカニササレさん(ロボットエンジニア)が登壇したライトニングトーク大会も開催されました。
業務改善をテーマにしたイベントもはじめて行われたりしましたね。
このころのWinActor支部にかーでぃさんが初参加したそうです。
ガジェット支部、ほんとによくわからない登山&供養イベントなどなどホントいろいろなイベントをやりました。
いろんなイベントがありましたがWinActor支部ではバーションアップがテーマになったりもしていました。「さようなら Ver.6 こんにちは Ver.7」なんて印象的な名前でした。
こっからもスピンオフでガンダムの話をしたり、京都府産との共催イベント、MicrosoftのちょまどさんとAyyさんのイベントをしたりとしてきました。Youtubeの10000ユーザー記念のアマギフ争奪戦などは有償が二人でsてしまい、Mitzさんのポケットマネーが想定外に飛んでいったという思い出も・・・
ちなみにはじめて生成AIをイベントテーマに組み込んだのは2024年の4月で参加者も400人を超える大盛況でした。このあとも生成AIまわりのイベントが続いています。
そして最近の話題といえば新生WinActor支部。日本一WinActorを愛していたらむださんがPowerAutomate側の人になったので、たまいさん、かーでぃさんに引き継いでの開催になりました。
そして再び投票状況
ここまでRPACommunityの歴史を紹介してきましたが、イベント中の投票結果は「今の名前のままが良い」が多いようです。
ただ意見の中にはサブタイトルを付けるなどのアイデアが提案されていたりしています。
RPACommunityもそのロゴも割とシンプルにつけたのですが、実はロゴは微妙に変わっていたりします。
扱うテーマもスタート当初からRPAに限らずハードも含むIT技術・・・でしたのでサブライトルをつけてもよいかと考えているようです。
RPAにRobot・Process・Automation以外の意味をつけるというのもありですね。いまのハッシュタグも使いやすいですしね。
これからも色んな人がいろんな形で参加してもらって主催も出来る形なので基本的なところは変わらないRPACommunityは続きます。
ちなみにこのイラストにあるテーマにも知らないうちにDXとかAIが加わってたりします。
<RPACommunity>
ソフトウェア、ハードウェアなどの手段を問わず、IT活用や業務の自動化に興味がある方や楽しく学びたい方がイベントやSNSを通じて集い、繋がり、そして楽しく学び合うコミュニティです。
キーワードは「IT活用」「自動化」「業務改善」「楽しむ」
自動化・RPA・業務改善・働き方改革に興味のあるメンバーで構成されたユーザー主体コミュニティ
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