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AT資格をS&Cコーチが持つ価値
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。
試合が無い今週末は
『AT資格をS&Cコーチが持つ価値』
というタイトルで書いていきたいと思います♪
ATという資格
私は大学からアメリカに留学をしてATプログラムを卒業し、
2009年にATCの資格を取得したのですが、
今は『S&Cコーチ』というトレーニングを教えたり、選手のパフォーマンスを上げる事を仕事にしています。
ATCという資格はアメリカで取るにはそこそこ難しく(今はたぶんもっと?)、
国家資格でもあるので準医療従事者として病院で働いている場合は保険請求ができる仕事をする事もありますね。
日本にもATという資格はもちろんあり、取得するには認定校に通って受験資格を得た後で、なかなか難しい試験に合格する必要があります。
オリンピックや国の代表レベルのチームに関わっている『トレーナー』の方は殆どもっているのでは無いでしょうか?
ちなみに、ラグビーのリーグが『トップリーグ』だった時はチームに日本のAT資格をもっているトレーナーがいる事が必須だったような気がしますね。
(今も変わらないかな?)
しかし、資格をゲットする事以上に難しいのが、
『ATの資格を持ってATとして日本で働く事』
アメリカでは法整備なども多少されているので、
普通の高校にATがいたり、地域の病院から派遣されたり、学校の先生を兼任したりする事もあり、何だかんだ言っても
『ATCを取得してATとして働く』
という場があります。
しかし、日本で専門学校を卒業して『日本スポーツ協会ATの試験に合格してATとして働いている人』はかなり少ないでしょう。
それはAT(トレーナー、メディカルスタッフ、フィジオなど呼び方は色々)には治療の為の技術や知識も日本では求められるからですね。
ちなみに、私は手技を使った治療行為などは全然できません。。。
ストレッチの延長線上で腰を押したり、ハムストリングスを揉んだりする事はたま~にありますが、遊びと同じレベルですからね(笑)。
S&Cコーチの為のAT知識
ATという資格だけではなかなかATとして仕事をしたり、
スポーツチームで働く事が難しいという現実はあるものの、
『ATの知識』というのはスポーツチームで働くS&Cコーチが持っていると
かなり有利になる知識だったりします。
それは何故かというと
『一緒に働いている人(AT)の根底にある知識を共有できる』から。
例えばATが持っている知識である
・リハビリやケガの予防
・復帰までの日数や段階
・組織の修復速度
などが、全く無いと
『何故、その判断をしたのか?』
が分からない訳ですからね。
一緒に働いている人が『何故、そんな判断をしているのかわからない。』
という状況をイメージしてもらえたら、
上手く一緒にチームとして働くのが難しい事が理解できると思います。
だから、S&CコーチがATの勉強をしたり、資格を持っているのはかなり有利だと私は考えています♪
もちろん、S&Cの知識がある事が大前提ではありますが。。。
まとめ
ATの資格を持ってS&Cコーチとして働き始めて今年で7年目。
毎年新しい事を学んでいるものの、
やっぱりATとしての知識が(多少古くなっていたとしても)根底にあって良かったと思いながら毎日仕事をしています♪
スポーツチームでS&Cコーチとして働きたい!と思っている方はATの勉強も並行して行うことをおススメします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
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編集後記:
夏に向けて少~しずつ身体を絞っていこうかと思っています♪