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書籍紹介: リーダーになる

こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeithです。

このnoteでは
・スポーツ現場で働きたい学生/ 専門家
・スポーツ現場で働いている専門家
の方に価値を届けられる様に記事を書いています。

今日は水曜日なので書籍の紹介。
久しぶりに読み応えのかなりある本でした(汗)

リーダーになる
ウォレン・ベニス 著 伊東奈美子訳

本著は南カリフォルニア大学(名門校)の教授でリーダーシップ・インスティテュートの創設者でもあるウォレン・ベニス氏の著書。

ベニス氏は『リーダー学』や『リーダーシップ論』などについて多数の著書を書かれているそうですが、帯ではその中でも最高傑作!と書かれており、
読まれた方も多いでしょうか?

本著が1989年にアメリカで刊行され(日本では1992年発売)、増補改訂版として2003年に発売されたことから本著が本質をついている事が見てとれますね。

『リーダー』って何なのか?

本著は様々なバックグラウンドを持つ『リーダー』の方々にインタビューをして、事例を混ぜつつ『リーダー』に求められる事について書いている著書になるのですが(その分話が長い気が。。。)、
皆さんは『リーダー』と聞いてどんな人をイメージするでしょうか?

良くあるイメージは
・声が大きくて、皆を引っ張っていく人

というのがありますが、
そういった『明るい感じ』を持っている人だけが
『リーダー』ではありません
よね。

たとえ人前であまり意見を言わなくても、
コミュニケーション力がそこまで高くなくても、
やるべき事をやる人
・進むべき方向性を示すことができる人

はリーダーだと個人的には思っています♪

5つの基本要素

本著では様々な『リーダーに求められる事』が書かれているのですが、
前半の章ではどんなリーダーもいくつかは備えている5つの基本要素についても書かれていました。

それが、
1.指針となるビジョン - 自分のしたい事を貫く強さ
2.情熱 -
自分の人生に対しての情熱
3.誠実さ -
自分を知る事、率直である事、成熟している事
4.信頼 -
正確にはリーダーシップの結果、他人から与えられる
5.好奇心と勇気 -
貪欲に学び、間違いは学習の機会とする
の5つです。

そして、これらは産まれもったものでは無く、

たいていは自らを鍛え上げてリーダーなるのだ。
彼らは、自分の手で自分を作り上げる。

リーダーになる。P90

と書かれています。

5つの基本だけでも備える事ができればなかなか『良いリーダー』になれそうですよね♪


『いざとなったら断る力』

本著には様々な事例が書かれているのはすでに書きましたが、
個人的に印象に残ったのがある大学教授のお話。

いざとなれば、『そんな仕事はこっちから断る!』と啖呵を切って、自分の道を行く力は残しておくべきです。
この力が私たちを自由にしてくれるのです。

リーダーになる。P256

先を読み、それぞれのやり方で変化する世界に対処する事の大切さについて書かれている部分でのエピソード紹介なのですが、

・いざとなったら自分一人でやっていけるような力をつけておく事
・他の職場でも求められる人材である事

などは、『自分自身のリーダー』である個人事業主にはもちろん、
組織で働く全ての人に必要な備えだと読んでいて感じました。

それが無ければ引用した文にもある様に『自由』にはなれないですからね。

まとめ

『リーダー』という大きなテーマの『専門家』が書いた『最高傑作』というだけあって、なかなか読み応えがあった本著。
正直、シーズン中に買っていたのですが、オフシーズンの今だからこそ読めて、まとめられたかなぁと言い訳の様に思っています(苦笑)。

今回は
・リーダーって色々なタイプがあるよね。
・その中でも5つの基本要素があって、それを押さえるだけで結構いい感じになりそう。
・『自由』になるには自分の力をつける事が大切
などについて書いてきました。

誰しもが『自分のリーダー』にならないと周りに流されていってしまう時代だからこそ、チェックしてみると良い著書だと思います♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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編集後記:
骨太の本を月に20冊程読まれている西口さんの『本の読み方セミナー』もあるので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください♪


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