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書籍紹介: 最高のコーチは教えない。

こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドSCコーチをしているKeithです。

このnoteでは
スポーツ現場で働きたい学生/ 専門家
・スポーツ現場で働いている専門家

の方に価値を届けられる様に記事を書いています。

今日は水曜日なので書籍の紹介。

最高のコーチは教えない
吉井理人 著

プロ野球のコーチ

本著は元プロ野球選手で、日本ハムファイターズやソフトバンクホークスなどで投手コーチを務めた吉井理人氏が著者。

少し本著の内容とはずれますが、私も子供の頃は野球をやっていました。

そして、大学の野球部でトレーニングコーチをしていた事もあり、
色々なコーチの方々や先輩の選手が教えるのを見てきたり、体験したりもしていましたが、
野球の技術を教えるのは難しいと感じています。
もちろん自分が上手くなかったというのもあるのですが(笑)。。。

ただでさえ難しい事を『プロの野球選手に教える』というのはどんな感じなんだろうというのが本著を読む前の印象でした。

著者も

答えをすぐ教えるのは良くないのではないかと思っていた。答えといっても、それは僕の答えなので、その選手に合っているかどうかはわからない。

P107

と書いていますが、本当にその通りで、
私にはこれが問題だと思うし、改善するにはこうすれば良いと思う。ただ、それがあなたに合っているかは分からない。

だから難しいんだよなぁと納得しました。
まぁ、他のスポーツのコーチングでも同じかも知れませんが。。。

3つのコーチングの基礎

著者は自分がコーチから受けた経験や、自分がコーチになってからの経験で筑波大学大学院にて『スポーツコーチング』を学んだのですが、

それを自分の状況に置き換えて、上手く活用しているのが個人的に素晴らし所。

大学院で学んだコーチングの基礎となる3つの行動という

・観察 - 相手の事を知る
・質問 - 相手に話をさせる
・代行 - 相手になったつもりで考える

というのは、トレーニングを教えるS&Cコーチの私にとっても大切な事だと感じています。

特に『観察』と『質問』

動きや表情、姿勢を見たりして身体や心の状態を知ろうと観察しますし、

質問をして
『どんな感覚で身体を動かしているのか』
『言われている事を理解しているのか』

確認しながらトレーニングをしたりするので日頃から行っています。

3つ目の代行は正直まだまだ修行が足りていない所。。。
感情的な相手の立場とはまた違って、身体の感覚的にどんな風に動いているのかをイメージして捉えるというのはなかなかできていませんね。。。

余談ですが、近鉄ライナーズでの初めの3年間を一緒に働かせてもらった弘田コンディショニングコーチはこの『選手の身体感覚を代行する』のが特技なので、当時はとても勉強になりました(笑)。

まとめ

3つのコーチングの基礎以外にも
・相手との信頼関係を築いて必要な質問を投げかける
・選手によって言語化能力は違うのでそれに合わせてアプローチする
・『目的』『目標』『課題』の違いを明確にする

などなど、
沢山の学びを得る事ができる本著。

Kindle Unlimitedでも読めるので、是非チェックしてみてください♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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編集後記:
最近朝が涼しくなってきたので、自転車通勤でも滝汗をかかなくなってきました♪

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