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書籍紹介: 父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。
今日は水曜日なので書籍の紹介♪
今回は私の専門とは関係の無い本ですが、
専門家こそ専門外の本が大切だと思っているので今後も幅広く読んでいく予定です。
父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話
ヤニス・バルファキス 著、 関美和 訳
表紙に全て書かれている
本著を何で知ったのかは覚えていないのですが、
たぶん本著を購入した理由は『ブレイディみかこ氏』の名前が表紙に合ったからという短絡的なものだった気がします(笑)。
しかし、おススメされている様に内容はかなり面白いものでした!
表紙にも書かれていますが、
本著はギリシャの元財務大臣である著者がオーストラリアに住む娘に経済について話す
という形で書かれています。
なので、難しい経済の話なのにとても分かりやすく、小説の様な感じですらすらと読めてしまいました。
・物々交換から通貨の発明
・市場の発展
・良貨と悪貨
・借金が何故経済を発展させるのか
などなど、一見難しく感じる内容も分かりやすく説明されているのは著者が教師であった事と関係しているかもしれませんね。
私もこんな風に難しい事を面白く、分かりやすく説明できる様になりたい。。。
収容所内の経済
その中でも特に私が印象的だったのが、収容所内の経済の例を使って
現代社会の経済や市場との違い、問題点を示していた部分。
第2次世界大戦中にドイツに捉えられていたのはユダヤ人だけではなく、
戦争をしていたイギリスやフランスなどの兵士もいました。
そして、その収容所には定期的に人道支援として赤十字から食料や嗜好品などが送られていたそうです。
しかし、国も違えば人の趣味嗜好も変わります。
そうすると、コーヒーは飲まないけど紅茶を飲む人は『自分のコーヒー』と『他の人の紅茶を交換する』といった事が起きますね。
正に物々交換です。
そこから、それを仲介する人が現れて、交換してくれる人を探す代わりに手数料を取ったりし始めたそう!
さらに、腐りやすいものだと保管できないので物々交換に向かず、
代わりにタバコを『貨幣』の様に使い始める。
中にはタバコを貸して利子を取っていた人もいたそうです(笑)。
商魂たくましいですよね!
最終的には戦争が終結し、収容所内のタバコを貨幣としていた市場は崩壊するのですが、
かなり面白く書かれていてとても印象に残っています♪
まとめ
基本的な経済の仕組みや市場というものを分かりやすく理解できる様になる本著。
とても読みやすく、『経済を学ぶ!』と意気込まなくてポイントを押さえて理解する事ができると思うので、
働いてお金を稼いでいる方は是非読んでみて下さい♪
最後まで読んで頂きありがとうございました!
このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪
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編集後記:
今日は何となくでコーヒーを絶ってカフェイン無しで過ごしていて、1日中カフェインの偉大さを感じています笑。