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〜ガイド記録1(準備編)〜

ボランティア通訳ガイドに登録すると、チャンスはすぐに巡ってきた。

ある日、1本のメールを受信する。

研修プログラムの一環で、7名のゲストが日本に来るらしい。2名のスタッフ(日本人)も同伴するとの事。案内時間は午前中(3時間)で、案内したい人は折り返しの連絡が欲しいとの事。

迷わずやりたい旨をリプライした。

すると、すんなりとOKが出た。

これから依頼主とのやりとりを開始し、コースを作っていく。

やりとりの結果、清水寺と八坂神社を案内する事になる。日本の建築について、建造物を見て学ぶのが趣旨のようだ。

ゲストは7人…。天気予報によれば、当日は雨が降る可能性も高い…。清水寺までの道は坂道となっており、足元が悪い中で坂をのぼる(くだる)事になる…。ゆっくりのペースで安全に案内したい。

道中の説明はできるだけ簡略化し、清水寺の狛犬についての説明、舞台の説明、音羽の滝の説明を詳しく行う事にする。(ゲストの反応を見て、場合により割愛する。)

後はコミュニケーションを重視し、日本での実地研修が良い思い出の1つになるよう、そのお手伝いができるようにしよう。

説明は予め原稿にまとめておき、緊張してもスラスラ出てくるように音読しておく。

バスの時刻表、停車順等も紙ベースで持っておこう。

イメトレをしながら、当日に備える。

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