株と人間関係
1年前、私は興味本位で株を始めました。
いろいろ調べて個別株を買い漁ってましたが所詮素人。
しっかり負けました。
株を生業としているわけではないため個別株はとても難しく、現在ではNISAでコツコツ積立投資に切り替わってます。
『株は人生に似ている。』
株について調べている時にたまたま出会った言葉。
誰が仰っていたのか、どこに書いてあったのかは定かではないのですが言い得て妙です。
買いたい人と売りたい人の需要と供給により上下する株。
そこには人の「心」が関わっているわけです。
私たちは人間として生きていく上で常に誰かと接触しています。
人がいる限り、必ずそこには「心」が関わってくるわけです。
どちらも「心の投影」。
似ていて当然なのかもしれません。
「長期」「分散」「低コスト」
素人が勝つ為の鉄則です。
これを人間関係に当てはめて考えてみます。
まずは「長期」。
長期的ということは裏を返せば短期的なものはあまり意識せず持ち続けるということ。
株のグラフを見ていただくとわかるかと思いますが1日の中で小さく上下しており、その上下が日足、週足、月足と徐々に形を成してグラフを作っていくわけです。
自分や周りの人にもその日の体調、気分、ホルモンバランス、環境があります。
毎日同じ状態ではいられないのです。
そんな不確定なもの同士が接触をすれば同じグラフは描きません。少なからず上下します。
楽しい日もあれば喧嘩する日もあります。
その中の微妙な上下に一喜一憂をするのはやめましょう。
そういう日もあるよなと一歩下がった視点から俯瞰できると良いですね。
その上下で関係が破綻するようなものでしたらそれまでのものだったと割り切りましょう。
無理して保持する銘柄では無いということです。
そういうものを保持し続けても自分が安定しなくてなってしまいます。
新興で未熟な株は安定しません。それは人も例外ではなさそうです。
続いて「分散」。
少ない数のものに集中投資するのではなく、複数の株に投資してリスクを分散する考えです。
これは人間関係でいう「コミュニティ」だと思います。
自分の接触するコミュニティの数が少ない場合、その特定のコミュニティの今の状態に自分は引っ張られがちになります。
コミュニティだって良い時もあれば悪い時だってあるのです。
コミュニティは二人でも作れますし複数人でも作れます。
できたらたくさんのコミュニティを作ってその中のコミュニティごとに自分を形成してみましょう。
余談になりますが私は転職したりと住む場所が転々としています。
知らない土地に引っ越したりするのですが、いつも感じるのは「コミュニティ」の大切さです。
今までよく会っていた知人や知り合いの飲み会に気軽に行けなくなったということの虚しさは必ず襲ってきます。
大人になってから友達を作るというのはとてもハードルの高いこと。
気の合う人、グループというのはなかなか出会えるものではありません。
もし出会うことができたのならとても大切に育てていくことをおすすめします。
最後に「低コスト」。
株は取引する時や投資信託の場合に手数料というものがかかるのですが、それはチリツモで負担になるものなので少ないに越したことはありません。
人間関係でいえばそのコミュニティを維持していく「お金」面もあると思いますし、自分の「心労」もあげられるかと思います。
何よりも一緒に居て疲れない、気を使わなくていいというのは一番いいことですね。
それに加えて金遣いの面も価値観が一致していると尚良しです。
気を使わなくてもいい代わりにいつもギャンブル、飲み会などに誘われてたら財布が持ちません。
何にお金を使うか•使わないのか、支出の価値観があった人と出会えるといいですね。
株で「勝つ」ということは「儲ける」ということ。
儲けた先にあなたはなにがしたいですか。
私は目先のお金ではなく、「心の豊かさ」を得たいので続けております。
人間関係も「損得勘定」で付き合うのではなく、一緒にいることで生まれる「心の豊かさ」に繋がるといいですね。
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