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早稲田大学を退学しました
2021年11月、早稲田大学を退学しました。
山口県から上京し、94単位を取得し、3年生からは学費/生活費全て自分で払い、合計4年半在籍した大学を辞めました。
このnoteでは、なぜ僕がそのような決断をしたのかを、大学生活を振り返りながら書いてみたいと思います。少しでも自分の選択や現状にモヤモヤを抱えている大学生や高校生に読んでもらえ、人生の選択の幅が広がれば嬉しいです。
大学一年生
一浪しても合格できなかった東大をあきらめ、早稲田に入学しました。
高校の時から付き合ってた彼女に「人の心はね、数式じゃないんだよ」と言ってふられました。
始めた塾講師のバイトも、保護者と喧嘩してクビになりました。
モヤモヤばかり抱えつつも、田舎から上京して東京を謳歌してる風の表面的には楽しそうな大学生活は送りつつ、大きな心の欠けを感じながら過ごした一年でした
大学二年生
学部が決まりました。
元々飛行機が作りたいということもあったので、機械航空系の学部に進みました。
ただ、教授が教科書を読み上げるだけの授業や、過去問を漁って単位を取るだけの生活にいよいよ吐き気がし始めました。
二年生の終わりくらいに、間も無く離婚していた父親からの養育費が止まるということも聞かされました。
年間の学費約200万円、生活費240万円を自分で払いながら大学に通い続けなければならない状況となりました。
早稲田という割とお金持ちが多い環境で、「なんで自分だけこんな苦労を、、」と正直思ったこともあります。
ただ、その気持ちが反骨心になって、今の僕があります。
大学三年生
養育費がなくなったので、とりあえず勉強してwebサイトの受託開発を始めました。
大学にはほとんど行かなくなりました。
受託開発をしながら、「なんか違う、こんなチマチマしたビジネスつまらんし、大きなお金を動かせない」と思ってました。
だから、新卒で就職して、ビジネスを学んだ方がいいのかなとも思いました。
ただ、新卒で就職することも、そのまま自分でビジネスをやり続けることも、当時の僕は決めきれなかったので、後期から休学しました。
休学一年目
就活イベントを開催しようとして失敗しました。
お金がなくなりました。
当時、起業もしていなかったです。
特に忙しい訳でもなく、休学してまで何をしているんだろうと、結構絶望的な気持ちになりました。
お金がないので、とりあえず空いてる時間をお金にしようと思って、Taimeeというアプリで、就活イベントに行ったら3,000円もらえるバイトに行きました。
そのイベントで色々あって、ベクトルという会社で働くことになりました。
ベクトルでは合計2社で働いたのですが、2社目が僕のビジネス人生の基礎を作ってくれました。
正直、とても厳しい環境で働きました。
寝れない日もありました。
まあまあメンタル強いはずの僕が、会社に行きたくないと思う日もありました。
でも振り返ってみると、とても愛情深く僕を仕上げてくれた、ハイレベルの人たちと仕事ができた日々でした。
あの日々で出会った人たちの仕事の仕方や考え方が、今の僕のベースになっていて、割とどこでもやっていける気になってます。
人に厳しくすることも、難しいことだと思うので、本当に感謝してます。
インターン生も現在募集しているみたいなんで、興味ある人はDMしてください。つなぎます。
休学二年目
大学に戻らずに、起業しました。
でも正直に言うと、最初の半年は、なんの事業をやろうか、ずっと覚悟が決めきれずにいました。
会社が大変な時に、僕が寄り添ってあげることもできなかったので、共同創業者は辞めました。
とてもボロボロでした。
そんな中、NFTというテクノロジーが盛り上がっているのをみました。
元々、インターン時代を含めると、二年前くらいからブロックチェーンのことは勉強してて、いつか事業をやりたいなと思っていたので、NFTの盛り上がりをみて、ここだと思いました。
さらに少し言及すると、ブロックチェーンの世界で有名な仮想通貨で儲けようと思うと、ある程度の原資が必要ですが、NFTの世界では、「ゲームめっちゃ頑張る」とか、「超可愛い子の絵をiPadで描いて売る」みたいに、原資がなくても自分の能力があればお金をうめるので、なんか好きです。
NFTマーケットでやると腹を決めてから、色々といい方向にことが進み始めてます。
報告したいことも多々あるので、このnoteはまた別で書こうと思います。
最後に
風貌もあって、「同年代ではすごそうなビジネスマン」みたいにみてもらえることがあるのですが、改めて振り返ってみると、僕はそこら辺の普通の大学生だったし、インターンとか起業ってことを意識し始めたのもそんなにはやい訳ではありません。
ただ、大学三年生の時に抱いた「なんか違う」ってモヤモヤを行動に移し、"とりあえず休学した"ことが今の僕につながっていると思います。
毎日仕事が忙しく、「あ、ヤバイかも」と思うことも多々ありますが、それでも胸を張って言えることは、僕は自分の未来に今すごくワクワクしています。人生がとても楽しいです。
建て付けとかどうでもいいから、何か感じていることがあるのなら、小さな一歩をとりあえず踏み出してみることをおすすめします。
若い時の一歩は、人生の方向性を決めるという意味で、すごく振れ幅の大きい選択になると思うので、このタイミングで何かすることは本当におすすめです。
渋谷
渋谷 啓太/Keita Shibuya
株式会社ness CEO/double jump.tokyo株式会社 Director
大学休学後、ブロックチェーン関連企業でインターンを開始。「お金がハードルにならない」世界を作るために、NFT領域で事業を展開中。2022年はさらにすごいことが起こるらしい。