エチオピアからケニアへ【アフリカ縦断16日目】
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昨日、ダナキルツアーから帰ってきて疲れていますが、体は早起きに慣れたみたいで、朝6時に目が覚めました。
洗濯を回して、今日のすべきことを再確認。
・アルバミンチまでのバスのチケットを買う
・昨日のバス代1500ブルを返金してもらう
・SIMカードを延長する
早速、アルバミンチまでのバスを予約しに、バス会社が並んでる場所まで行きます。
調べた感じ、他にも会社がありそうでしたが、Selam Busという会社を使用してる人が多かったのでそこにしようと決めてました。
バス会社に近づくと、声をかけてくる人が増えました。
そのうちの1人に「アルバミンチまで行きたい」というと、Africa Busという会社に案内されます。
「Selam Busは?」と聞くと、なんとその会社ではアルバミンチまでのバスはもう出してないのだとか。
本当かどうか確かめたかったので、とりあえずAfrica Busに値段だけ聞いて、Selam Busに向かいます。
「アルバミンチまでのバスはある?」と聞くと、受付のお姉さんから「アルバミンチまでのバスはないよ」との返事が。
どうやら本当にないみたいです。
というわけで、Africa Busでチケットを購入します。
値段は1180ブルで、日本でやく3200円くらい。
他の人の情報も見比べると、どうやら最近値上がりしてるみたいです。
「朝4時にLamberet出発ね」と言われました。
その後は、ETT(ダナキルツアーのツアー会社)のオフィスに向かって、昨日のことを話して、1500ブル返金してほしい旨を伝えました。
「領収書はあるか?」と聞かれて、「ない」と答えたので、返金してもらえないかなと思いましたが、ツアー代金にバス代を含むという約束をしたスタッフとのやり取りを見せると意外とスムーズに返金してくれました。
返金するために、ATMに車で連れて行ってくれたスタッフは同い年で、かなりいい人でした。
SIMカードの延長する予定があるというと、わざわざ通信会社に寄ってくれて、僕の代わりに店員さんとやり取りまでしてくれました。
本当に感謝です。
帰宅後、ケニアに入国するためのETAを申請しました。
というのも、ケニアはビザを廃止して、ETAという制度を2024年から開始したので、ビザの代わりにこれを取得する必要があります。
申請はオンラインで簡単にできます。(値段は34.95ドル)
※この制度により、エチオピアからケニアへの入国ができないとの情報もありますが、僕の数週間前に陸路で入国した人もいたので、僕は陸路で挑みます。
翌日の朝が早いので夜のうちに、エチオピアで僕を滞在させてくれた中国人のショウにお礼を伝えて、折り鶴をプレゼントしました。
彼女のおかげで何の不自由もなく、エチオピアでの時間を過ごすことができました。
彼女にも本当に感謝です。
もっと一緒に過ごす時間を作ればよかったなと少し後悔もありますが、また出会えると信じましょう。
さ、いよいよ数時間後にはアルバミンチに向けて出発です。
費用まとめ
5/21
アルバミンチまでバス代1180ブル 3186円
昨日のバス代返金 -1500ブル -4050円
食費360ブル 972円
sim追加200ブル 540円
水60ブル 162円
ケニアETA 34.95ドル 5417円
合計6227円
※1ドル=155円、1ブル=2.7円で計算
感じたこと
優しさの循環
僕はかなりビビリなので、前情報に踊らされてめちゃくちゃ警戒しながらエチオピアでの時間を過ごしました。
話しかけてくる人が最終的にはぼったくってくるんじゃないか、とか。
実際に、僕が外国人だから現地人の100倍の値段で水を売ろうとしてくる人もいたし、あからさまに僕と友達が飲み物を買おうとすると笑いながら指を擦る仕草(お金を示す)をする人もいました。
当たり前ですが、全ての人がそういうわけではなく、むしろそういう人がいるから、親切にしてくれる人の優しさが沁みました。
道で困っていると、声をかけてくれて教えてくれた後、何もなかったように去っていく人や、仕事に含まれていないのに助けてくれたスタッフなど。
実際に、一人旅で感情の振れ幅が激しいからこそ、彼らが神様のように感じるし、僕も人に優しい人間であろうと思えました。
世界のどこでも、悪い人もいればいい人もいるということを実際に感じた出来事でした。
いい悪いではなく、それが彼らの生きる道
そして、僕はもう一つ感じたことがありました。
ぼったくってくる人たちがぼったくってくるのは、それが彼らの生きる道だということ。
ここエチオピアは、日本と比べるとそこまで裕福ではない感じがします。
彼らからしたら、観光客が来たらお金を稼ぐチャンスであって、インバウンドと何も変わらないのです。
彼らがいいとか悪いとかでなく、そういうシステムの中に彼らは生きていて、僕らはそこにお邪魔しているんだなと。
騙されるのは気分が悪いですが、最初から「観光客はこの値段だ」と示してくれているのだから、僕ら観光客は悔しければ支払える力をつけるしかありません。
これまた、新しい世界が広がった気がします。
終わり。
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