声をかけてきたエチオピア人について行った先には...【アフリカ縦断9日目】
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昨日のホストたちの看病のおかげで(詳しくはこちら)、体調もだいぶ回復しました。
とりあえず昼まで寝た後、ダナキルツアーの申し込みができるか聞くために、とうとうアディスアベバの街に出ます。
調べていた情報と、Googleマップを頼りにツアー会社のETT(Ethiopia Travel and Tour)のあるショッピングモールを目指します。(歩きスマホは盗難の恐れがあるので、ある程度地図を頭に叩き込んでおいた方がいいです)
正直、体調もまだ万全ではないのと、申し込みには米ドルの現金が必要と記事に書いてあったので、無理そうなら諦めようと思っていました。
そして、ETTのオフィスまで歩いている途中、声をかけてくる1人の男性が。
めっちゃフレンドリーに話しかけてきて、悲しいですが少し警戒モードに入ります。
「ダナキルツアーに行きたいん?」
「うん、なんでわかるん?」
「ほとんどの日本人はそのツアー行くからな。俺はその会社にアテンドする役割やねん」
ほんまか?都合良すぎひんか?
と、警戒モードのまま話を続けます。
「ちなみに、ETTのオフィスは数ヶ月前に移転したからこの先にはないで」
ほんまかいな!!
「ま、とりあえず行って、ないの確認したら移転先に連れてってあげるわ」
警戒してる雰囲気が出てしまったのか、こう言われます。
「君は別になんも払う必要ないよ(笑) アテンドできたら会社が俺にバックをくれるだけやから」
そういうエチオピア人と話しながら、とりあえずGoogleマップの示すモールに着いたのですが、
なんと!!
本当にオフィスがもぬけのから。
というわけで、移転先に連れってもらうことに。(移転先はBitweded Bahiru Abreham Towerの8階でした。)
しかも、僕に自分についてGoogleで調べさせ、見てみると確かにツアーアテンドっぽいことしてるみたい。
「記事で見たんやけど、ダナキルツアーって米ドルの現金しか無理なんやろ?俺、今手持ちないねん」
「俺が電話して、クレカでいけるか聞いたるわ」
さらには
「せや、エチオピアコーヒー飲んだか?俺がご馳走したる」
そう言われて、とりあえずご馳走になりました。
ふつうにめっちゃ美味しかった。
コーヒータイムの後は、ドルを闇レートでブルに変えてもらえる人のところに連れてってもらいました。
彼は100ドルからしか無理と言っていましたが、僕は30ドルくらいで十分でした。
でも、先に連絡を取っていた現地のエチオピア人が最低50ドルからじゃないと誰も両替してくれないと言っていたので、僕は50ドルの1点張り。
交渉の末、彼は不満そうでしたが50ドルで交渉成立。
あまり見られてはいけないとのことで、店の奥に入りましたが、人気のない場所は僕も怖かったので、ギリギリの場所かつすぐに逃げ出せる格好で50ドルを渡してブルをもらいます。
ブルをもらって計算するのですが、相手の計算ミスなのか2倍ではなく3倍くらいのブルを手に入れました(笑)
そして、いよいよダナキルツアーの申し込みへ。
ETTのオフィスに着くと、ここまで案内してくれた彼が
「俺はここまでや。10ドルチップくれへん?」
やっぱりかーい。
僕が嫌だなと思うのは、最初に「なんも払う必要がない」と言ってて最後に要求されること。
初めから全部言ってくれてたら、気持ちよく払うのに、騙された感があるので、少し残念な気分になります。
とは言え、彼がいろいろしてくれたのも事実なので、
「なんも払わんでええって言ったよね?まあ、でもここまでありがとう。俺も金がギリギリやから」
と言って、3ドルだけ渡しました。
それでも、彼は握手とハグをしてくれ、彼のインスタも教えてくれました。
本当に悪い人ではなく、ただのいいツアーのアテンドでした。
アディスアベバに来た際は、よかったら彼に連絡してみてください。
そしていよいよ、ツアーの申し込みです。
ちなみに、一応クレカ払いもいけるようですが、少しでも前払いで現金を欲しがる様子でした。(クレカだと入金が遅いため)
ですが、日本人だとわかるとなんと向こうの楽天口座に振り込みでもいけるみたいです。
日本円への換算方法は、当日レートで自分で計算して振り込むというもの。
事前情報では、300〜400ドルで申し込んでる人が多かったので、その間で交渉してみます。
まず提示されたのは、400ドル。
というのも、ツアー代は300ドルで固定のようです。
そして、残りの100ドルはアディスアベバからダナキルがあるセメラまでの往復の飛行機代とホテルから空港までの送迎代。
ここで仕掛けます。
「他の人の記事見たら、セメラまでの往復をバスにしてもらって350ドルやった人がいてんけどどう?」
ここもなんとか交渉の末、バス移動で350ドルで交渉成立。
ちゃんと、ホストの家からバスステーションまでの送迎付き。
ちなみに、エチオピアは法律の関係で夜にはバスが走れないらしく、日がまだ上らない早朝に出ます。
そのため、1人で出歩くのは危険なので必ず迎えに来てもらいましょう。
ちなみに、迎えにくるのは朝4時です(笑)
ただ、僕は今日の夕方に申し込んだので、明日のバスが取れるかわからないとのこと。
なので、明日とりあえず迎えに来てもらって、バスのチケットを買いにくそうです。
買えたら明日から4泊5日(移動2日、ツアー3日)でツアーに参加。
もし明日買えなかったら、またその翌日に参加です(笑)
果たして買えるのか。。。
そして、果たしてちゃんと4時にくるのか。。。
ツアーに申し込む時の他にも注意点として、なるべく自分に関わる人の連絡先をゲットしておきましょう。
僕は、受付をしてくれた人、迎えに来てくれる人、ツアー会社のボスの連絡先と名前を聞きました。
あと、ツアーの申し込みは日中にいきましょう。
僕は、夕方に行ってしまって帰れたのが、日没後でした。
日没後に日本人が1人で出歩くのは、格好の的でとても危険です。
僕は、ホストの家まで徒歩8分だったので、早歩きで無事に帰れましたが、みなさんが夜道を歩くときはくれぐれも気をつけてください。
費用まとめ
5/14
チップ3ドル 465円
ダナキルツアー 350ドル 54,000円
合計54,465円
※1ドル=155円、1ブル=2.7円で計算
感じたこと
それが彼らの生き方
途中でも書きましたが、ほとんどの日本人も同じように感じる人が多いと思います。
初めからチップが必要だと言ってくれたらきちんと払うし、気持ちよく関われるのに、後から要求されるから騙された感があって、少し残念な気持ちになる。
でも、初めからチップが必要というと、「じゃあ、案内いらない」ともなる人もいますよね。
そうなると、彼らは案内もできないし、チップももらえない。
つまり、彼らがチップをもらうにはそうするしかないと判断してやってるのかもしれません。
もしかしたらもっといい方法があるかもしれません。
ですが、ただの観光客として案内までしてもらって、もっといい方法を提案するわけでもない僕らが、彼らを否定する権利などあるのでしょうか。
終わり。
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