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【逆効果】「話せば楽になる」はウソです
ジャンボ!お布団(うつ病)からアフリカ縦断したけいたです!
今日のテーマは、「話せば楽になる」はウソかもしれないという内容です。
あなたは言われたこと、そして言ったことありませんか?
「話せば楽になるから話すだけ話してみて」
ですが、これ正しい聞き方話し方を知らないと逆効果になるんです。
僕もうつ病から徐々に回復した時に、言われたし言いました。
ですが、最近読んでる『Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』という本に衝撃の真実が書かれていたので、今日はそれを参考にお話しします。
□ 「話せば楽になる」は逆効果
いきなりですが、本の文章を引用します。
私たちがしばしば他人を必要とするのは、自分の経験についての考え方から距離を置き、それを一般化し、変えるためだ。そうすることによって、行き詰まった反芻から抜け出し、言葉の流れを変え、気持ちを落ち着けられるのだ。
僕たちが人に話すというのは、悩みなどを客観的に捉え、解決策を模索するのが目的だと書かれています。
しかし、文章はこう続きます。
心がチャッターに埋没していると、認知的な欲求よりも感情的な欲求を満たすことを優先させようとする強いバイアスが働く★11。つまり、動揺しているとき、私たちは実際的な解決策を探すよりも共感してもらうことに集中しすぎる傾向があるのだ。
本によると、私たちが動揺している時や不安な時は、解決策を探すよりも共感してもらうことに優先してしまうのだそうです。
共同反芻は、すでに燃え上がっている内なる声の炎に新しい薪を投げ込むのと同じことだ。語りを繰り返すと、不快な感情が蘇り、鬱屈とした気分が続くことになる。
しかし、自分の気持ちを語り続けることで、むしろネガティブな感情が蘇り、負のスパイラルに陥る可能性があるんです。
これが、話せば楽になるがウソであるという真実です。
では、どうすればいいのか?
□ 共感よりも解決策を探すことが大切
ここからは本の内容に、僕の考えも交えながらお話しします。
「話せば楽になる」を効果的にするには、話を聞く側の対応が重要です。
まず、相手の話をしっかり聞いて、共感します。話す側には、まず感情を共有したいという欲求があるので、それを満たしてあげます。
そして、信頼関係を築いた上で、「どうしたら解決できるんだろうね?」といった”質問”を投げかけ、相手自身に答えを見つけてもらうのがいいと思います。
完全に僕の経験則ですが、こういう場合のアドバイスや意見はほぼ聞き入れてもらえません。
なので、聞く側が質問をして、悩んでる本人の答えを引き出してあげるのがベストです。自分で出した答えなら納得するはず。
流れとしては「じゃあ、どうできたら嬉しい?」とか「どうやったら解決できるかな」とかから始めて、相手の答えにさらに質問を投げて深掘りしていく流れがいいかなと思います。
□ 一人で悩んでいる時は自問自答してみよう
「いや、僕は聞く側じゃなくて、相談したい側なんですけど!」
もし誰にも相談できない場合は、自分自身に質問を投げかけてみてください。
「自分はどうしたいのか?」「どうなったら解決したと思えるか?」など、紙に書き出しながら考えてみるのも良いでしょう。
紙に書き出すことで、客観的に考えることが可能になります。書き出したことがない方は、ぜひやってみてください。
□まとめ
「話せば楽になる」というのは、話す側が「解決したい」という欲求よりも「共感してほしい」という欲求を優先してしまい、解決策を見つけるのではなく、嫌な気持ちを反芻してしまうことが逆効果になる要因でした。
誰かに話すときはそれに気をつけながら「解決策を見つける」という目的を見失わないようにしましょう。
話を聞く側は、まず話を聞いて共感しながら、質問を使って相手自身に解決策を見つけるように上手く誘導してあげましょう。
誰にも話せない場合は、紙に書き出して自分に質問をしながら解決策を探していきましょう。
みんなの悩みが無事解決されますように!
今日も最高の1日にしましょう!ハクナマタタ!
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