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物乞いにくる少年たち【アフリカ縦断3日目】

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昨日はギザのホテルに泊まり、今日はギザに住んでいるエジプト人の友達(エリー)と会う予定です。

ちなみに泊まったホテルの情報は昨日の記事へ。

朝6時ごろに目が覚めて、スマホを見るとエリーから1通の連絡がありました。

「起きたら連絡するね」と。

朝5時に送られてきた通知でした。

「え、これ何時に起きんの?(笑)」

とりあえず、日本の常識に当てはめず、ホテルで昼過ぎまで待つことに。

昼の14時を過ぎた時、「さすがにもう限界かな、、、」と思い、カイロに帰ろうと準備していると、彼女から連絡が!

「おはよう、起きたよ」

「実は今からカイロに帰ろうとしてた(笑)」

「あ、そうなんだ(笑)」

せっかくだったので、会わないのはもったいないと思い、

「カイロ一緒に行く?」と聞いてみると、

「じゃあ、準備していくね」と。

お、来てくれるみたいです。

「何分くらいで来る?」

「1時間くらい」

1時間かーい(笑)

まあ、これも旅だと思って、待つことに。

待っている間、たくさんの子どもの物乞いやタクシーの客引きが幾度となく声をかけてきたり、他の観光客にも声をかけていて、エジプトの生活を垣間見ました。

詳しくは、下の感じたことのコーナーで。

そんなこんなでちょうど1時間くらいでエリーと合流できました。

駅に向かうタクシーを待っている間に、「喉乾いた?何か飲む?」とペプシを奢ってくれました。

しかも!

水も買っておいたよ、とでかい水までもらいました。

あなたは神様ですか。。。

普段コーラなど飲まないですが、エジプトの灼熱で喉がカラカラだったので一気に飲み干し、「ペプシってこんなに美味しかったのか」と感激しました。

これからはペプシ狂になります。

冗談はさておき、「なんでそんな優しいの?」ときくと、「エジプトに来てくれた人にお金は出させないよ」と優しく笑ってました。

あなたは神様ですか。。。(2回目)

そんなこんなでカイロに到着し、僕がまだ食べてないエジプト料理を食べに連れて行ってくれたり、エリーが行きつけのシーシャが吸えるカフェに連れて行ってくれたり、ローカルな場所を堪能できました。

それも全て彼女が払ってくれて、本当に感謝です。

日本のアニメのコスプレをするほど日本が好きみたいですが、まだ日本に来たことがないみたいなので、日本に来たときは僕が全力でおもてなしします。


費用まとめ

5/8エジプト、ギザ
ホテルからギザ駅までのタクシー73egp 234円
ベニス細川家2泊分8ドル 1240円
合計 1474円

※1ドル=155円、1egp=3.2円で計算

感じたこと

物乞いする子どもたちと大人

ギザで友達を待っている間、かなりの物乞いの子どもに話しかけられました。

物乞いというか、モノを売ったりしてたのですが、「それ誰が買うん?」ってものばかり。

最初に声をかけてきた女の子は6歳くらいで涙を流しながら声をかけてきました。

自分の金銭的状況とかも考えて、そんな子に何もできない自分が嫌になりました。

結局は自分が可愛いのかと。

その後もたくさんの子どもが「ニーハオ」とか言って声をかけてきます。

僕だけでなく、通りかかる観光客に片っ端から声をかけていました。

しかし、買う人は1人もいません。

1時間そこにいたので、少し見えてくるものがありました。

モノを売ってる子どもたちが少し休憩していると、馬やラクダを動かすためのムチを持って、青年くらいの男の子が来て「何休んでんねん!」とムチを振り回すのです。

さらには、もらったお菓子を大人にシェアする子も。

ああ、この子達はこのシステムで育った大人に育てられて、それが続いていくのかと、僕は思いました。

これは決して、誰が悪いとか大人が悪いとかではなく、システムがそうさせてるんだなという感じです。

こう育ってきたから、こう生きる

が染み付いているように見えました。

だから、それ誰が買うん?というモノをただ売りつけるだけで、どうすれば売れるのかとかもっと売れそうなモノにしないといけないとか、そういう考えに及ばないのだろうなと。

もしくは、そこまでの余裕がないのかもしれません。

あくまで、全て僕の主観的な考えですけどね。

でも、同じような境遇同士の友達が出会うシーンを見ると、握手を交わして笑顔で会話が始まっているのを見ると、やっぱり人間関係は幸せの根底なんだなとも少し感じたりしました。

世界三大うざい国と言われるわけ

エジプトは世界三大うざい国と言われています。

が、実際に来てみて少し違った感じ方をしました。

彼らはとにかく話しかけてきます。

それも断っても一度で引かずしつこいくらいに話しかけてきます。

でも、「うざい」は少し違うなと感じました。

確かに、日本人からしたら知らない人にしつこく何度も話す文化がないので、うざく感じるのかもしれません。

しかし、それも結局、たまたま日本で育って日本で培った価値観でしかないのだと、僕は思いました。

モノを売る子どもたちのように、彼らはもしかしたらそれくらいしつこくいかないと生きていけないという感覚が身についているのかもしれません。

僕らが勝手に抱く嫌悪感とかは、だいたい自分が培った常識に当てはまらないだけです。

ただ、その嫌悪感が悪いわけではなく、「嫌だからとりあえず否定」ではなく、なぜ嫌だと感じてるかを理解して、判断する力が必要ですね。

それに、中には声をかけてくれて助けてくれる優しい人もたくさんいます。

たまたま出来上がった常識に、自分の世界を狭められないようにしたいですね。

気づかないうちに自分を支配している偏見

とは言え、僕も頭ではわかっていても自分の中にある偏見によって、警戒心はMAXです。

優しい人だとしても、声をかけてくる人はぼったくってくるんじゃないかとか疑ってしまいます。

特に1人旅なので、それもあってかなり気を張っています。

その分、成り行きでの出会いのチャンスを逃してしまっているかもしれません。。。

旅に慣れてきたら、見極める力をもっとつけていい出会いを大切にしたいです。

今日案内してくれたエリーも、エジプト人はみんな優しいからエジプトが大好きだと言ってました。

偏見だけで偏見だけで見てほしくないと。

僕が観光場所に興味がない理由

今日、エジプト人の子にいろいろ案内してもらっている間に、一つ気づいたことがありました。

僕は観光地に興味があまりなく、ピラミッドも言ってないし、遺跡などにも行ってません。

海のある街は行きたいなと思いましたが、今回はお金がギリギリなのでまた必ず来ます。

そこで気づいたのですが、僕が観光地に興味が出ないのはまた来たいと思う理由がないからでした。

観光地は行ってまえば、それでほぼ終わり。

もちろんリピートしたくなる場所もあると思います。

それよりもん僕は現地の誰かと過ごし、また会いたいと思う人が増える方が幸せを感じると気づいたんです。

人との思い出なら、観光地だろうがローカルな場所だろうが特別に変わります。

だから、僕はこれからも人との交流を第一に旅を続けていきたいと思います。

人それぞれだと思うので、よかったらあなたの意見も聞かせてください!

ペプシしか勝たん

エジプトはかなり暑いです。

ギリギリまで我慢してて、喉が渇いた後の、優しさ入りのペプシはこの世で一番美味しかったです。


終わり。

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