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ともだちの受験を全力で応援した結果、落ちた話

高校3年生の冬。

センター試験が終わり、それぞれが志望校の受験に向けて最後の追い込みをかける1月下旬に、友達が僕に言った。

「◯◯大学の受験、諦めようかな」


今回は、僕の高校時代のお話です。

あなたも高校受験の時はいろんな思いをしましたよね。

楽しい思い出もあれば、悔しい思い出も。

はたまた僕の友達のように、「志望校を下げようかどうか」悩んだり。

そんな昔のことを思い出しながら、最後まで読んでみてください。

▶︎勇気を出して伝えた本音

「◯◯大学の受験、諦めようかな」

ある日突然、友達は相談してきた。

「なんで?」

「センター試験、こけちゃったし」

その子が目指していたのは、日本でもトップクラスの偏差値を誇る名門大学。

その試験を受ける前のセンター試験で、うまくいかなかったらしい。

「ふーん、そっか。いいんちゃう?」

「うん」

「でも、ほんまにそれでいいん?」

僕は思わず聞いてしまった。

「行きたいところを諦めて、別に行きたいわけじゃない大学に行くことに、自分が納得してるならいいと思うけど。納得してないなら、後悔するんちゃう?」

「うん、、、」

「ほんまはどうしたいん?」

冬休みに入る前、「◯◯大学でこんなことをしたい」と僕に話してくれた友達。

本音は志望校下げるの嫌なんだろうなと思った僕は、友達の本心を確認するように聞いた。


そんなやり取りがあった数日後、その子は「やっぱり◯◯大学受験する」と僕に伝えてきた。

「うん、ええやん。全力で応援する!」

なぜか昔から人が諦める姿を、後悔する姿を見たくなくて、僕は自分のエゴで無責任にその子の受験を後押ししてしまった。

▶︎結果、落ちた。

その2ヶ月後、僕も含めてみんなが自分の志望校の二次試験を終え、まるで鎖から解放された猛獣のように遊びに遊びまくっていた。

合否よりも解放された嬉しさの方が勝っていた人も多かったんじゃないだろうか。

そして、合否が発表され始めた時期にその友達から連絡が来た。

「落ちた」

僕は、何分も何十分も返信の内容を考えながら、ようやく返した。

「そっか。とりあえずお疲れ様」

友達は落ち込んでいたとは思うけど、「浪人してもう一度その志望校を目指す。応援して」と僕に決意の返信をくれた。

「うん。もちろん全力で応援する」

▶︎卒業式でくれた手紙に書かれていたのは….

志望校に合格した人、とりあえず滑り止めに合格した人、浪人すると決めた人、それぞれの決まった進路に向けた、卒業式の日。

僕の高校はとにかく人数が多いので、卒業式の日に初めて見る顔のやつとかもいながら、体育館での卒業式を終えた。

クラスで担任の先生から話が終わったあと、みんな部活仲間と写真を撮ったり、仲の良い友達と写真を撮ったりして、高校最後の時間を楽しんでいた。

そろそろ落ち着いてきた頃、その子が僕のところにやってきて、1枚の手紙をくれた。

「家帰ってから読んでな!」

家に帰ってからその手紙を読むと、最後の追伸でこんなことが書かれていた。

「キザなカウンセラーのおかげで悔いの残らない受験ができた。ありがとう」

誰がキザなカウンセラーやねん。


正直ここら辺の記憶は曖昧で、卒業式の当日だったか、卒業式の前後のどこかだったかはっきり覚えてないけど、卒業式の方がなんかいい感じなので卒業式ってことにする。卒業式の前後っぽい気もするけど。

▶︎1年後に届いた連絡

高校を卒業して、初めての冬。

地元を離れて一人暮らしをしていた僕の元に1つのLINEが届いた。

友達からだった。

「◯◯大学、合格しました」

かじかむ手を温めるようにグッと拳を握り、1分も経たないうちに返信した。

「おめでとう。お疲れ様」


自分に嘘はついてないですか

これは僕が高校生の時に実際に経験したお話です。

ちょっと小説っぽく書いてみました(笑)

僕の友達は、自分が行きたい大学でやりたいことをやると決めて、一度は不合格でしたが2度目で合格できました。

まあ、どこに行ってもあの子ならどこに行っても素敵な大学生活になってたと思うし、きっと良い人生になってたと思います。

この話からあなたに伝えたいことは、

「自分に正直な気持ちにフタをしないで」

ということ。

うまくいかないことがあっても、自分に正直に生きてればきっと後悔しない。

でも、他人の評価など自分以外の何かに怯えて、自分の心にフタをして嘘をついていると、最初は安心したように感じるかもしれませんが、だんだん苦しくなってきます。

僕も苦しんだ経験があるので、わかります。

何か自分に正直になれていないと感じる人は、怖いかもしれませんが、自分の心の声に耳を傾けてあげてください。

あなたの人生が終わる時、「◯◯しとけばよかった」「もっとああすればよかった」と言ってるか、「怖かったけどあの時踏み出してよかった」「自分に正直に生きてよかった」と言ってるか、どっちですか?

あなたが自分の可能性を諦めることなく、自分に正直に楽しく生きてることを祈ってます。

ハクナマタタ!


終わりに

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