リチャード・バック
かもめのジョナサンの作者です。
私が初めて読んだ著書は イリュージョン という本でした。
これは救世主の物語で、それに憧れてそれを目指した男の生涯、そんな感じのストーリーです。
それほど、長編でなく、私が手に入れたのは文庫本だったので、何度も何度も読んだことを覚えています。
カモメのジョナサンを読んだことがあればわかるかと思うのですが、氏の文はちょっと分かりづらいというか、自分で発想しなければいけないところが良くあります。
そして、氏が伝えたいこともそんなことなのかもしれないと感じました。イリュージョンでも目で見ていることは自分の信じていることで、できることとは違う そんな感じの会話があったような気がします。
これは救世主がそれを目指している男への訓練のような感じで、空に浮かぶ雲を消して、そんなことをやっている中で交わされたように覚えています。
勝手な記憶なのでちょっと違っていたかもしれないのですが、その辺りは読者の解釈の範疇ということで氏も許してくれるでしょう。
そして、引越しなどで、この本はすでに行方不明になっているので確認のしようがないんです。そんなのググればすぐに出てくるよ。
確かにそうですよね。まぁ、昭和のおっさんなのでそういうことはあまり得意ではないんです。
リチャードバックという人はそれほど著書が多い人ではなく、その当時はハマって色々探していたのを覚えています。
まだまだ、携帯電話しかない時代で、本屋さんを巡りながら探しているのがなんだかとても楽しい時間でした。
その中で 翼に乗ったソウルメイト というご自身と奥様のことを書かれた本もあります。それはとても理想的なご夫婦というか、本当に勝手なおっさんやな(笑)と、感じたことがあります。
その中で印象に残っているのは、互いに尊重しあっていること。
これは、よく言われることですが、実はとても難しい、分かりにくいことのように思います。
これはどんなに検索しても答えにたどり着けないからです。それぞれにそれぞれの答えがあって、その答えはタイミングによってもちょっと変わるからかもしれません。
そんな細かいことを言ってちゃいけないか(笑)
ちなみにリチャードバックという人は飛行機乗りです。かもめのジョナサンの話もそんな飛行機乗りの着想があったのかもしれないですね。
さらに連絡をとるのがかなり困難な人物なのだそうです。それはどこで読んだか忘れたのですが、なかなか大変なんだとか。
まぁ、いつも空を飛んでいる方みたいですしね(笑)
そんな自由な考え方がその昔あるカルチャーの方々のバイブルとして受け入れられたのかもしれないですね。
私は イリュージョン の 変えられる 。そんな発想が好きでした。
まぁ、カモメのジョナサン も一緒ですかね。
そして、黄金のカモメに憧れることもあったりして(笑)
また、次回。